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ホープ軒 @千駄ヶ谷
訪問 2014年6月29日(初訪問)


ラーメン+味付玉子(半熟)

ホープと名のつく店は多かれど、ここは杉並&吉祥寺に展開し、僕が頻繁に行くホープ軒本舗でもなければ、野方ホープとも違う。正確に言えば、吉祥寺のホープ軒本舗が1938年創業で元祖であり、ここはその弟子?とまではいかないのかもしれないが系列の屋台が発祥のようで、それでも1960年からやっているというから老舗である。そして、ここから堀切の弁慶や恵比寿の香月、そして伝説の環七土佐っ子が巣立っていったというのだから、ある意味でこの店もラーメン界の源流の一店。
黄色い看板だし、ユニフォームも黄色でホープ軒本舗や野方ホープと同じだから、一般的には一緒に見えるでしょうね。

千駄ヶ谷。明治公園前にあり、神宮球場や国立競技場、日本青年館も近く、24時間営業とそんなにハードルは高くないのだけれど、今まで来店したことがなく、今回が初訪問となった。

日曜深夜というか朝方。都心部が一週間で一番閑散としている時間なのに、タクシーの運転手さんを始め、さすがにお客が多い。これも東京の一つの顔。

見た目はさすがにホープ軒本舗と似ているが、味は確実に違う。脂のギトギト感はこちらが上で、表面がコーティングされているため、中のスープはチンチンだ。野太い麺とよく絡む。モヤシや入れ放題のネギがあり、普通はこれらの投入するとモヤシネギの水分でスープが負けるのだが、どれだけ投入しても負けないくらいスープが強い。つまり見た目よりあっさりサクっとイケる吉祥寺ホープ軒本舗とは違い、こちらはかなりガッツリと腹にくる。
もはやスープは脂の大海である。

そんな歯応えのあるラーメンだが、やはりモヤシやネギや調味料のバランスを間違うと大味になり、散漫な感じになるのは否めない。それを凌駕するガッツリ感、満腹感を求める人にはおすすめ。


入れ放題のネギ。ラーメン横綱などもこの方式を取り入れているが、ここが元祖か?!
ともするとスープを破壊するだけに入れ過ぎには注意したいところ。

野太い麺のせいか、他の深夜にやっているラーメン店に比べると若干待たせる。

水ではなく冷たいお茶が提供されたり、おしぼりがセルフとはいえ使い放題だったり、ネギが入れ放題だったり、珍しくないサービスとはいえ、こういうちょっとした気遣いの統合が永年愛される秘密の気がする。ずっとずっと都心部のタクシー運ちゃんやトラック運ちゃんを支えてきた味で、これからも支えていって欲しい味。やっぱり食べるなら夜中ですね。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャンこのブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]

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