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らーめん弁慶 @堀切菖蒲園
訪問 2014年2月2日(過去数回訪問、今回数年くらいぶりに訪問。)

らーめん

出た久々に食す、背脂ギットギトのラーメン。弁慶、名前がいいではないか。

その昔(もう20年近く前)、板橋の環七沿い常盤台に「土佐っ子らーめん」という背脂ギットギトの代表格のラーメンがあった。二車線ある環七は深夜まで土佐っ子の周りは路駐で一車線になるほど隆盛を誇ったが、惜しくも閉店。そこで修行を積んだ人が大崎広小路に平太周という背脂系ラーメン店を作り、継承しているが、土佐っ子があった頃から東京東部で背脂ギットギトを実践していたのがこの弁慶。

池袋に「環七土佐っ子ラーメン」という名の店があるが、往時の土佐っ子とはメニューも違い、一度食べたが全然違うものであった。また平太周も2007年以来食べていないので、その後どういう変化を遂げているかは分からない。どちらにせよ土佐っ子ほどのパワーはないように思う。

今回久々に来店した弁慶、当時「妊婦に食べさせたらツルっと産めちゃう」とまで言われた土佐っ子のギトギトの濃さまでは残念ながら及んでいないが、背脂ギットギトのチャッチャ系としては、今となっては日本でも有数。器に背脂の雨を容赦なく降らせる。床もツルンツルンだ。

大盛りなぞ頼まなくても、かなり腹が減っていないと食べられないほどのモヤシとネギ、そして背脂の濃さとスープの絡んだ中太麺と共に襲ってくる。覚悟して食べる必要がある。腹が弱い人は一発KOされてしまうだろう。

今回、久しぶりに食してみて、完食したものの最後の方は「もうエエわ」となった。この「もうエエわ」の感覚、久々に味わった。そうそう、背脂ギットギト系は食べると最後に「もうエエわ」となるのである。でも次の日には「また食べたい」と思わせる不思議な魅力がある。この中毒感が背脂の魅力なのだ。思い出させてくれた。

しょっちゅう食べるラーメンではないけれど、今後も背脂の老舗として元気にやっていって貰いたい一軒。心配せずとも深夜にも関わらず、ひっきりなしに客は来ていた。やはり背脂系も根強いのねぇ。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャンこのブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]

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