旅館/ホテル

平成27年3月15日。
2年ぶりにこの宿を訪れた。


南三陸ホテル観洋
ホテル観洋外観


恐らく、、、
東日本大震災がなかったら、この宿を2回も訪れることはなかったと思う。
こんなことを言っては大変に失礼だが、東日本大震災がなかったなら、この宿の昭和時代から変わらないそのままのスペックを考えると、閉館していたかもしれないなぁとすら思う。


しかし、しかし、、、
南三陸にあるこの宿は、震災を経験し、乗り越え、日本中の他の宿とは一線を画す価値を持つ宿として今に存在している。


この宿は一言で言えば「命を見つめる宿」。
この宿の客室や風呂から見える長閑な海は『命』を考える海だ。…

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前回の調査が2007年11月なので、
待望約4年半ぶりになろうか、
日経トレンディ誌上の名物企画「ホテルランキング」が今月号に掲載されている。


もう20年近くこの企画は継続していて、
その細かな採点、取材力は毎度ホテル評価の基準の一つにしている。
(ちなみに毎回ほぼ同時期に週刊ダイヤモンドでもホテルランキングをやるが、
僕は日経トレンディ派)


前々回(約8年前まで)は、…

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三重県 伊勢志摩。
日本も様々なリゾート地と言われるところがあるが、伊勢志摩はまた独特の雰囲気を醸し出す場所である。
温泉地やリゾート地というものは、皆がリラックスしに行く土地。
しかし、伊勢志摩は元来そこに住む人々がのんびりとした性質であること、さらに伊勢志摩の複雑に入り組んだ海岸地形が湾をつくり、海が穏やかであることも相まって「ゆったり感」を生んでいる。
このゆったり感は離島などのそれとはまた異なる。


theearth


伊勢志摩の人々は言う。
この独特の雰囲気は、やはり伊勢神宮があるからだと。
神に守られているのだと。
僕もそういう「気」はなんとなく感じる。…

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長野県昼神温泉。
下伊那郡の西部、阿智村にある。
阿智村の清流を挟むように旅館が点在する昼神温泉郷は、大温泉街があるわけではない。
田舎の風情が薫る場所である。
その中で22時間の旅館滞在をいかに楽しむか。
ここがポイントになる。
もちろん川縁を歩いたり、朝市を楽しんだり。。。といった外出してのイベントもあるにはあるのだが、
基本は旅館内でゆったりし、田舎の風情を満喫するのがポイントの温泉地/温泉旅館だ。


石苔亭いしだ


この宿は一言で言えば「サプライズな宿」。
とかく滞在中、宿の中で様々なサプライズが待ち受けている。…

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飛騨の小京都 高山。
「小京都」とされている町がいくつかるかご存知か?
実に全国に50ある。
どこも珠玉の町だ。


しかしこの高山という町、古都の町並み、市内中心を流れる宮川、東山地区、高山城あたりからの眺めなど、
京都ほど大きくはないけれど「あ、京都と似ている」と本当に思わせる。
上品で粋な町並みであり、春秋の高山祭りは大いに賑わう。


さてそんな高山に名旅館は多かれど、本陣平野屋の名は全国に轟くといっても過言ではない。
この宿、いわゆる純和風の佇まいというわけではない。…

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僕が以前、宿に携わった仕事をしていた頃に感じていたことは、
「満足度やニーズというものは、人によって大いに違う」という、得てして当たり前の事です。
高級宿やホテルに行かれる方というのは「ただ寝られればよい」という発想では行きませんから、ニーズが多種多様になります。


温泉の泉質、離れがあるか、露天風呂付き(温泉風呂付き)客室があるか、
部屋食か、施設そのものの充実度、食材、周囲の観光地…etcetc。
ペットが泊まれる高級宿だってありますし。


自分のニーズにぴったりならば、あるいは期待値以上ならば、満足度は上がるだろうし、
他人の評価がどれだけ良くとも自分のニーズに合わない宿を選択してしまったり、
期待値が高すぎるとそれに沿わなければ満足度は下がってしまうものです。


そういった意味からすれば「満足度」が数値化されるというのは非常に難しいものです。…

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャンこのブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]

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