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このお店は町田へ移転しました。
パパパパパイン @西荻窪(ホームページ)
パパパパパイン @西荻窪(Twitter)
訪問 2016年7月15日(初訪問)
西荻窪へ降り立つとまずは、王道中の王道「はつね」があり、さらには最近勢力を増してきた「麺尊RAGE」だったり、「ひごもんず」「いしはら」「丸福」などなど個性的な店が多いが、そんな中、究極のイロモノと言っていい店が、一発で名前を覚えてしまう「パイナップルラーメン屋さん パパパパパイン」である。
誰でもイロモノ的に見えてしまうが開店してもう5年。駅前の立地でこれまで頑張ってきたのはイロモノに終わっていない証左。と言いつつ筆者もついつい「はつね」が開いているとそちらへ行ってしまうので、訪れずに来たがついに来店。食べてみなけりゃ分からない。
ラーメン店にはよく酢が卓上に置いてある。餃子のためではない。スープにちょいと入れて酸味を足して愉しむためだ。それと同じ塩梅で「パイナップル酢がもともとスープに注入されている」と考えてもらうと味の想像ができるかと思う。
ただ、普通の酢よりも酸味がより強くなり、柑橘系なので若干フルーティーなスープの仕上がり。トマトソースと言うか、ちょっとイタリアンを食べてるような心地にもなる。
細麺と相性がいいし、卓上の胡椒を振るのもオツ。甘さと酸っぱさと塩っぱさが同居していて絶妙。出来上がりのフォルムも楽しい。
玉子も個性的で、パイナップル風味。こんなフルーティな玉子は食べたことがない味である。具にももちろんパイナップルが小さく刻まれて鎮座する。
店内も南国風、というかパイン風に統一。カウンターのみ。
2016年7月末からはゴジラやエヴァンゲリオンのラーメン「ゴゴゴゴゴジラ」や「ショショショショ初号機」を提供したり、その昔はメロンラーメン「メメメメメロン」など、とにかくなんでもやったれ!の店。どういうわけかポケモンGoのポケストップにもなっている。
最後に。
個人的には酢豚にパインが入っていたり、サーモンでアボガドやメロンをくるんだり、サラダにリンゴ等果物が入っていたりするのは、食べられはするがどちらかと言えば好きではない。ただし、好きな人がいるから需要があるわけで、そういった人には存分に楽しんでもらえる店だろうと思うし、そうでないぼくのような人でも至って普通に味を楽しむことができた。
(それでもラーメンたるラーメンを楽しむなら「はつね」や「麺尊RAGE」に行ってしまいそうだが)
しかし、「はつね」「丸福」といった古典的王道的な中華そばがまだまだ根強い荻窪、西荻窪界隈だからこそ、ここまで奇をてらった味で勝負したのだということが分かるのである。
パパパパパインの場所
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