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無鉄砲 @沼袋
訪問 2015年4月19日(初訪問)
純度100%、純水とトンコツだけで抽出したスープなので、これが本当のトンコツスープ、と言える。
けれど、もうここまで来るとぼくの知っているトンコツの範疇を越えている。
芝麻醤麺か??と言っても過言ではない。
(芝麻醤でももう少しサラッとしている)
それほどにネットリ以上のザラついたネリネリスープに仕上がっている。
冗談ではなく、食べている途中から口の周りに膜が張ってくる。
とはいえ、ただ単にトンコツを煮込んだだけではこのバランスにはならないだろうというのが感想。
また、これだけの濃さを出すほどトンコツを煮込んでいる割に、少なくともぼくが来店した時は、例えば御天のように店の周囲にまで強烈なトンコツ臭を放っているということがなかった。
どうやって換気しているのだろう。
で、そんな御天や、田中商店やぼたんのような博多系トンコツではない。
トンコツだからと言って=博多ではないのである。
これはあくまで、関西系トンコツ。
この店、京都木津川が本店で、大阪、奈良と展開している。
よって、まさに天下一品に代表されるような関西系コッテリなのだ。
(食べてみれば分かるが、天下一品のコッテリに似ている。ただし、あれより数段濃い)
とかく、トンコツのアラまで含めたスープと麺とのコラボを楽しみながら、ネットリと戯れよう。
替え玉をせずとも十分に濃厚なので、最初から卓上の紅生薑や高菜等と投入して味の変化を愉しむのも一興。
つけ麺のスープをスープ割りするのは当たり前の話だが、この店はあまりに濃いスープのために、スープをスープ割りする「追いスープ」がある。
この追いスープも「魚スープとあっさりトンコツスープ」から選べる。
ぼくは魚スープでいってみたが、これ単体でも美味いのよなぁ。
で、スープと割ると、なるほど、またしてもスープが絶妙な変化を見せる。美味い。
床は、こういう店定番のツルツル。
スタッフの対応は終始感じよく、好感もてた。
関西系とか、トンコツとかいう範疇を越えて、かなり攻めていると感じる一店。
西武新宿線沼袋から少し歩く。新青梅街道沿い。沼袋の区民センター近くというちょいと不便な場所。中野から沼袋方面へのバスで行く方が早いくらい。
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