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永福町大勝軒 @永福町
訪問 2014年7月6日(訪問2回目)


中華麺

「大勝軒」と名のつく店は数あれど、いわゆる山岸一雄さん率いる東池袋大勝軒系とは別。
ここ永福町大勝軒は、東池袋ほどではないにせよ、この店自体が数多くの弟子を輩出し、一つの源流となっている店で、1955年創業の老舗である。
なるほど、新大久保の知る人ぞ知る名店「めとき」や津田沼の「必勝軒」が同じ味の系列なのはよく分かる。

京王井の頭線永福町を出てすぐ、井の頭通り沿いにある。
カウンター席+テーブル席もあり、そこそこの収容人数なのだが、2人以上で来ている人を分散して座らせることはしないし、かと言って1人で来ている人を優先的に先に座らせることもなく、さらに量が多いから食べるのもそこそこ時間がかかり。。。というわけで回転がそれほど良いとは言えないので、いつも行列が出来ているイメージ。

大勝軒系に言えることだが、とにかく量が多い。麺は二玉がデフォ。正直、お腹が空いてないと年配や女性には多いはず。シンプルで味がいい中華麺なのだから、一玉の中華麺か量少なめのメニュー設定すればいいと思うのだが、この系列はそれをしませんね。

そんなわけなので二玉だからとも言えるし他店の大盛り以上なのだから、と言われればそれまでなのだが、料金が高い。デフォの中華麺が1080円である。一般の他店の相場より圧倒的に高い。

それでも行列が出来る人気、それほどマスコミ露出もなくしっかりと地元の人に愛されているのは味がイイ証拠であり驚異。荻窪系の中華そばとはまた違う、煮干しの風味豊かなスープ。表面に脂が張っているのでチンチンだ。大振りのレンゲに麺を乗せつつ食す。玉子はゆで玉子でなくてこの店は生玉子。生玉子入りをまだ食したことはないので、次回は味の変化を楽しみたいと思う。

店内は清潔、カウンターの机もイスもデカく、クラシックが流れ、ゆったり安心して食べられる雰囲気にある。それらを統合すると、古くからある店なのにも関わらず、今もって孤高というかこの店しかない独自性で邁進している名店と言える。

↓こんな本まである
永福町大勝軒草村賢治 奇跡のラーメン店は、どのように誕生したか。―23坪・23席で日商100万円。初任給手取り60万円

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャンこのブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]

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