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谷ラーメン @丸の内
訪問 2017年5月19日(初訪問)
1967年創業。もともとは有楽町にあった店が耐震工事のため東京駅側に移転。現代的なビルが立ち並び、東京国際フォーラムのすぐ隣の高架下にいわゆる「昔ながら」のラーメンが鎮座している。
かくいう筆者も平成の時代になって、世は豚骨魚介がいよいよ流行ろうかというご時世に上京したのだから、「昔ながら」と言われてもその「昔」というものを知らないわけだが、それでもこうしたラーメンにどこか懐かしさを感じてしまうのは不思議なものである。
いわゆる荻窪に代表されるような東京ラーメンとか、銀座の萬福の中華そばとはまた違う、いわゆる全国に通じる「ラーメン」のベーシックな形を体現している。シンプルの極み。
麺は歯ごたえもある。チャーシューも「ここまでラーメンが発展する前のチャーシューってこんな感じだったよな」の味。
チャーハンも旨い。ただし、場所柄、半チャーハンは本当に量が少ないし、コスパは悪いといえよう。ラーメン半チャーハンで千円で釣りは出ない。
それでも客は引っ切り無しに訪れる。カウンターがメインだが、座敷まである。夕方ともなれば高架下ゆえ、常に鉄道の音とともに食す。
ハンガーあり。
この現代的な界隈に用があって来る人こそ、あえて体験して欲しい昭和な風情の残る一角である。
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