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虎吉 @釧路 ラーメン元気横丁店
訪問 2015年8月13日（初訪問）



（残念ながらラーメン元気横丁は閉業）

釧路醤油らーめん

釧路の繁華街 末広にある釧路ラーメン元気横丁。4つのラーメン店舗が1つの店内で繋がっている。入り口から入ると1つの券売機で4店すべてのラーメンが買え、どの店舗でどのラーメンを食べても良い、ちょっとしたフードパーク形式。ライス無料。
（ラーメン元気横丁は閉業。ただし、虎吉は貝塚三丁目で営業中。）

まずこの釧路ラーメン元気横丁に関して言っておくと、イメージするのはいわゆる新横浜ラーメン博物館を筆頭に、東京駅のラーメンストリートや品川の麺達七人衆などのラーメンテーマパーク。しかし、それらのような成功したラーメンテーマパークの裏では数多くのスベって失敗したテーマパークも存在する。
で、この釧路ラーメン元気横丁は、ちょっと失敗しそうな臭いがする。
とにもかくにも、この横丁自体入りにくいし、末広を歩いていても、特に宣伝された看板など無いからパッと見でどこにあるかが分からない。
どこからでもオープンですよ！という雰囲気ではないし、やっと発見しても、狭い通路を歩き、さらにその先の戸を開けた所にあるから、一見さんが入りにくい雰囲気がある。よほど、同じ末広にあって朝までやっているようなラーメン店の方がいい香りが立ちこめていて入りやすい。
中の店はしっかりやっていると思われるだけに、入りやすさの改良を求めたいところだ。
あとはホームページも必要だろう。
横丁に入ると、豪壱、純水、ばかあたり、そして虎吉の４店舗がある。

さて、札幌味噌ラーメン、函館塩ラーメンと並んで旭川や釧路は醤油ラーメン。釧路まで来て味噌やトンコツやましてや担々麺を食べることもあるまいと、釧路ラーメンを出すこの店を選んだ。

出てきたラーメンは、富山ブラックを想起させるような黒いスープ。でも塩っぱさが先に立つ富山ブラックと違って、しっかりとした濃厚醤油。画像の見た目では分からないチンチンのスープで、独特の縮れ細麺がそれに絡む。

チャーシューは柔らかく1枚。メンマも食べやすい。しっかり作ってあるラーメンだけに、たまたまかもしれないが客が少ないのが勿体ない。

カウンターと2名分のテーブル。他の店も含めて客があまりいないのはたまたまかもしれないが、それでもぼくはやはり地方都市の現実のような気がする。地元の人が気軽に来れる工夫と入ってしまえば大丈夫なので、もっと入りやすい導線が必要だと思う。