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唐そば @渋谷
訪問 2015年4月12日(公園通り店は初。渋谷2丁目店は数知れず)
この店が北九州から東京に進出したのが1999年。もうそんなに経つか、という感慨まであるが、当時はメディアで何度かご主人(先代の息子さん)の奮闘ぶりが伝えられたものである。そうしてメディアで取り上げられても、このご時世、衰退していく店が多い中で、こうして渋谷の一等地で2015年現在も営業していることは、味に賛否があったとしても脱帽もの。
いつもは渋谷2丁目店に行っていたが、今回初めて公園通りに行ってみた。公園通りと言っても、パルコとハンズの間くらいに位置する。
基本の店のデザインは同じ。カウンターもテーブル席もあり、木造家屋っぽい雰囲気に仕上げてある。
2丁目店もそうだが、このデザインとラーメンがマッチしている。店の雰囲気とラーメンの器やフォルムの合致は大事。
安心感がある。これがこの店の安定の要因なのかも。
いわゆる九州トンコツラーメン。ぼく的に言わせれば「食べやすい系」のトンコツ。臭みを出さず、あっさりマイルドクリーミーに仕上げてある。
だからとても食べやすく、店が目指すところの「毎日食べても飽きない」というレベルに到達している。
具材もあっさりスルっとイケちゃう。青ネギ、キクラゲ、モヤシ、チャーシューに至るまで。麺も含めてチュルっと。
この店独特なのが、卓上に置かれたゆで玉子。お代は50円。個人的には味玉子も好きだけど、意外と普通のゆで玉子が好きだったりするから有難い。
(吉祥寺のホープ軒でもゆで玉子を入れる)
総じてパンチがあるとか、自己主張の激しいラーメンではなく、その意味では可もなく不可もないと言ってしまえばそれまでなのだが、なんなのだろうか、この「普通感」が人を誘うのかもしれない。
特に「唐そばへ行こう!」という目的を持ってというよりは、渋谷に行ったついでにフラリと気軽に立ち寄れる、そういう店をこの店は目指していっているのかもしれない。
安心感のあるラーメンとともに。
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