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たんたん亭 @浜田山
訪問 2014年6月13日(初訪問)


支那そば(たまご)

これもまた東京ラーメンの一つの雄。
井の頭線沿線には、マスコミにはほとんど登場しないが名店がいくつかある。
たんたん亭は、いわゆる大勝軒とか二郎とか青葉インスパイア系ほど有名な系譜ではないが、確実かつ地道に弟子を育てている名店と言える。例えば僕が行った事のある店でいえば、目黒のかづ屋であり、池尻の支那そば 八雲であり、どれも今や人気店。

一言で言えば、支那そばの「風味を楽しむ」店、と感じた。素材の薫りとか香りとか匂いとか、そういうものではなく、あくまで店や丼全体から醸し出される、昔ながらの支那そばの風味。

店の外にもほんのり香る煮干し系中華そばの風味、店内の空気。それらを嗅いでいるだけで「この店は美味い」と思わせるものがある。

麺は細めでストレート、これを大鍋で泳がせて、平網ですくい、丼へ。この辺りは春木屋と同じだが、春木屋は客の目の前でのパフォーマンス要素もあるのに対し、たんたん亭は黙々と丼へ注がれる。丼内の麺も美しいたたずまい。

濃厚煮干しスープというものではなく、極めてあっさりで、スッキリとした味わい。あくまで全体のバランスを重視しているようである。

店内はカウンターのみ。Jazzが流れている。ただし、荷物が多いと置く場所がないので多少苦労するかも。

浜田山駅を出て右へ歩けばすぐ。名店でありながら地元の人がサクッと食べて帰る店。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャンこのブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]

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