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多賀野 ＠荏原中延
訪問 2013年12月20日（4回目の訪問）

特製中華そば

僕はラーメンを食べに行くためだけに、半ば旅行気分で、どこにでも出没する。
とはいえ、そうは言っても、自分の家から遠い場所へそう何回も行くということはなく、遠い同じ店に何度も通うのであれば、他の店の新規開拓に勤しみたい。
そんな中で、この多賀野は、僕の家から決して近いわけではないのに、すでに今回で4度目の訪問となる。
それがこの店の何よりの美味さの証と言っていい。

最初に来店した時から「他のメニューも食べてみたい」と思わせてくれた店。で、実際そう思っても本当に再び来店することは無かったりすることも多いのだが、この店は例外。何か虜にさせる中華そば。

東急池上線。五反田から乗って荏原中延。徒歩0分。荏原中延の改札口から見える。店の看板とともに行列が見える。

この店、並んでないところを見たことがないほど、常に行列。しかし、長蛇というほどでもなく、それなり。回転もそこそこ早く、何時間も待たされるということはない。

ラーメン好きは来るとはいえ、これだけ長く繁盛店であるだけに地元の人がいっぱい来ているのが分かる。信頼されている味なんだろう。確かに奇をてらうわけでもなく、王道の中華そば。何度食べても安心して食べられる味。

しっかりと自信をもって作られている味、というのが滲み出ている。麺もスープも具もどれも高水準。僕はあまりメンマが好きではないのだが、ついつい食べてしまうほど。あとは、この店、カップ麺こそ出しているものの、中野の有名店青葉やその他の数多くの店のように、あちらこちらに支店を出すというような事を一切していない。食べたければ荏原中延へ来て！という姿勢が分かる。でも頑固、というわけではなくて赤エプロンでお馴染みの店主の高野多賀子さんの優しい雰囲気が丼のみならず店のあちこちに出ている。

店内はだいたいJpopがかかっている。前回は桑田さん、今回は冬だからか山下達郎さんがかかっていた。荷物置き、コートかけもあり、食べることに集中出来る環境。

以前食べた、この店の定番の一つ「ごまの辛いそば」

未だにつけ麺は食しておらず、いっぺん食べてみたいと思いながら、ついつい他の麺を食べてしまうのよね。
また足が向いてしまうだろう。