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風見 @銀座
訪問 2017年4月7日（初訪問）

酒粕濃厚そば

塩そば 白

もう正直、新しい素材／味は出尽くしたと思っていたラーメン界ではあるが、久々に「まだこんな味があったんか！！」という味に出くわした。
酒粕に秘密あり。
不肖 私は酒は飲めないのであるが、酒の香りが口中にほんのりと漂ってくるこのラーメンは他で体験したことがない味である。お酒が飲めなくてもこのラーメンは酔っ払いはしない、絶妙な塩梅で効いている。

濃い。濃い、が行き過ぎた濃さではない。ともすると中華→洋に流れがちな中で、この店は内装から何から徹底して和に引き込んでいる。
かと思えば、スープを飲めば唇はネタネタして、やはり濃く、和のあっさり感だけではない深さがある。

醤油も食べたことのない深さを醸し出す。一瞬、ざる蕎麦のツユのようでいてやっぱりスープはスープ。

具材も秀逸なのだが、中も炙った栃尾油揚げが実に美味いし、このラーメンによく合う。

卓上には酢、一味、山椒、青唐辛子、生姜とこちらも和で攻める。どれも好きなようにアレンジ出来て、それも嬉しいところ。

路地裏の見つけづらい場所だが、銀座〜新橋のビジネスマンが仕事帰りにこぞって訪れる。カウンターのみ。ただし卓は大きい。ハンガーなし。内装もラーメンに調和していて良し。

風見の水

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