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Sugakiya @四日市アピタ
訪問 2016年3月6日(訪問2回目)
原則、チェーン店は書かない当ブログだけれど、創業70周年という長さに敬意を表して書くこととする。愛知県を中心に中部圏内では知らぬものはいないと言ってよかろう、スガキヤである。
かく言う筆者は、三重県四日市市で高校生まで過ごし、街中にスガキヤはあったわけだが、実はほとんど利用したことがない。今回を合わせても5回行っているかいないか、である。だから「思い出の味」ではない。
まぁ、とにかく誤解を恐れずに言えばチープなラーメンである。しかし、これまた洒落たスイーツとは逆行するチープな甘味達と合わせて、なんとも言えない「スガキヤな空気」を醸し出しているのが不思議だ。遠い昔、フードコートなんて言葉がなかった時代に商店街やスーパーの片隅で頬張ったチープなラーメンやソフトクリーム。あれらを喚起させる味と空気を現代に受け継いでいるのである。
チープなのは値段もそうだ。本当に安い。まるで「大人が行ける学食」である。(本当に大学の学食にも進出している)。普通のラーメンが320円である。首都圏の立ち食いソバチェーンのラーメンよりも、ヘタなカップラーメンよりも安い。詳しくはメニューを見てもらえれば分かるが、まさに子供でも小遣いで行ける金額なのである。デフレなんていう言葉が出てくる前から一徹だ。
しかもたまたま筆者が訪れた3月6日は「スーちゃん祭り」と称して、全メニューが半額であった。筆者が食べた肉入りラーメンに味ごはん、ソフトクリームが付いたセットが300円台。
普通のラーメンが160円である。もはや首都圏では「替え玉」の料金である。ともに行ったよく食べる友人が替え玉ならぬ「もう一杯」を注文していたのは言うまでもない。コスパがいいとかそういう言葉すら陳腐でチープである。
味的には、大阪ミナミの金龍ラーメンの廉価版といった風情。柔らかい麺に柔らかいスープだ。和風とんこつ。
スガキヤと言えば、ラーメンフォークである。ニューヨーク近代美術館のショップで売っているという。
いわゆる「名古屋メシ」の範疇に入ってはいないし、現在では首都圏に勢力を広めつつあるコメダ珈琲や世界の山ちゃんほどの勢力ではないものの、中部出身者で知らぬものはモグリと思えるほどメジャーな店だけに、名古屋近辺へ行かれた際には体験してみるのもいいと思う。これもまた名古屋文化の一つである。
sugakiya 四日市アピタ店の場所
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