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麺屋 翔 @西新宿
訪問 2015年9月11日(初訪問)
店主ご本人は記されたらイヤかもしれないが、このお店を知ったのはかなり前、テレビ東京「愛の貧乏脱出大作戦」である。
番組の概要は、貧乏店の店主が名店で修行をして一人前になって再出発する、というもの。
とはいえ、番組に登場した店がしっかりとそのまま人気店として継続する例は少なく、たいがいの店は元の木阿弥で、閉店してしまっている。
そんな中、この麺屋翔は、もはや番組に出たことすらも忘れられるほど、激戦区西新宿において人気店の一つとなっている。
訪問した日も客は引っ切りなしで常に満員状態。特徴的なのは、それこそ「愛の貧乏〜」を知らないような若い世代の客が多いことである(番組は2002年に終わっているので、恐らく番組当時は小学生かそれ以下の客が多い)。
西新宿〜大久保というのは、線路を挟んで逆の歌舞伎町とは違った意味のカオスな街で、大学は少なく、どちらかというと専門学校や予備校がひしめき合い、バンド練習スタジオも多く、様々な若い人々が生息する。かと思えば、元祖高層ビル街も近いからビジネスマンもいる。
番組の影響とは別に、こうした人々に着実に愛されてきた証だろう。
今回食した塩らーめんは、意外と食べたことのない味だった。気持ち柔い麺なのだが、これがノド越しが良い。かと言ってチュルチュルの麺というわけでもなく不思議。スープと絡んで塩味が染み入ってくる。醤油や鶏白湯も気になるところ。気にならせたら勝ち、である。
味玉が香ばしい。このラーメン、昨今流行りの洒落た店構えに洒落た器で提供されても良い感じなのだが、店の雰囲気も合わせて「上品過ぎない」ところが西新宿のカオスな風情も合わせていいのかもしれない。
カウンターのみ。荷物置きはあり。ハンガーは少々。新宿駅と総武線大久保駅の間くらいで、どちらの駅からも少し歩く。よって、決して場所がいいわけではなく、さらにこの地区は日本でも屈指のラーメン激戦区である。それなのにここまで客で賑わっているのは、努力の賜物で、今後の躍進にも期待。
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