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青葉 @中野
訪問 2014年2月28日(訪問数えきれず)

中華そば

説明不要の超有名店、に数年ぶりに来店してみた。’96年、この店の開業当時はそれこそよく来たものだったが、最近は足が遠のいていた。一つにはこの店の店舗があちこちに増え過ぎて、どこでも食べられるようになり、どうしても店によって味のバラつきが見えたことに起因する。やはりこと「飲食」に関しては店主の目が行き届く範囲か、絶対的に信頼の置ける弟子にしか屋号を継がせない方がいい。弟子が独立して店持つなら武蔵系のようにちょっと名前を変えさせるとかね。青葉も飯田橋店までの範囲だったら、、、と悔やまれる。

最初にこのスープを味わった時はびっくりしたものである。こんなラーメンのスープがあるのかと。刺激に慣れるというのは怖いもので、この店に追随していく店が増え、いわゆるダブルスープは当たり前になった。動物系と魚介系の合わせ。久々に味わったが、川の源流にいる気分になった。久々にスープの色を目にした時に「薄くなった?!」と思ったが、現代のラーメンスープがより進化/複雑化しているのでそう思っただけだと味わいながら実感。

変わらずに「中華そば/特製中華そば/つけめん/特製つけめん」の4種類のメニューだけで勝負しているのもいい。今回は、味玉すら入っていない中華そばを食べた。なんだかんだ言っても麺、スープ、具、器、店の雰囲気に一体感があって美しく、そして美味い。フツーに美味い(フツーに、というのがミソである)。

2000年前後までは大行列だったこの店も、今は並ばずに入れる。かと言ってガラガラではなく、引っ切りなしに客は来ていた。今でもやや「名店の元祖」として観光地っぽくなっているが、客は地元の人っぽい。そうだ、それでいいと思う。
今後、青葉がどういう展開をみせるのか分からないけれど、創業の地である中野のこの場所、この店だけは変わらずにいてほしいと思う。人は思い出も一緒に食べている。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャンこのブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]

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