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焙煎汐蕎麦処 金字塔
訪問 2012年12月9日（過去数回来店）。

特選しおそば

自家製麺 伊藤と並んで2010年MVPの一杯。

具がたくさん入りすぎていると、 散漫な印象を与えがちになるが、 この店の具はそれぞれが主張はするものの器全体のバランスは崩さない。麺といい、スープといい絶妙に絡むし、おこげがまたいい。

驚くべきは、途中で入れる「モノ」だ。
こんな発想は今までなかった。
その「モノ」とは。。。コーヒー油である。
ラーメンのスープに、コーヒーなんて。。。と考えてしまうが、このコーヒー油を入れると、香ばしさが増して新食感である。
これにはヤラレた。

クリーミーな熟成しおそば

特製つけそばも絶品であった。
真ん中あたりにある小さな器がコーヒー油とコーヒー豆である。

麺が光り輝いている

おこげやベーコンなど具たちと麺、スープがよく絡む。特製しおそばもそうだが、しおラーメンなので非常にあっさりしていて、モタれない。そして、もちろんコーヒー油も投入し、香ばしさが加わる。

さらに。。。つけそばには、最後にスープ割りが出てくるのだが、これがなんと。。。
玄米茶

ラーメンのスープに玄米茶？？？しかもコーヒー油も入れてるのに。。。
と思うが、これがまた美味い。
あっさりした出汁で、それこそ“おこげ”なんかも入れているので、「お茶漬け」状態なのである。

この柔軟な発想力と、嫌味のない味に衝撃を受けた一杯。
赤羽駅から少し歩くものの食べに行ってみる価値あり。