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鬼そば藤谷 ＠渋谷
訪問 2016年９月4日（初訪問）

鬼塩ラーメン 味玉入り

煩雑な、誠に煩雑な渋谷のセンター街のど真ん中において、丁寧な塩ラーメンを食べるなら間違いなくこの店。

センター街にド〜〜ンと看板が出ているわけではなく、ラーメン屋がたくさん入っているビルの5階にエレベーターで上がったところにあるので場所がとても分かりづらい。
エレベーターも少々奥まった場所あったりするから行く時は目を凝らしていかないと、ポケモン探しでもしていると一発で見逃す（周りはポケストップも多いだけに）

鬼そばの「鬼」とはラーメンの鬼 故佐野実氏のことであり、その教えを請うた塩ラーメンとのことである。
それだけに、さすがに安定した味で、丁寧な塩ラーメンが味わえる。麺の具合もよく、全てにバランスがいいし、柚子がアクセントになっていい塩梅。

ただ、とてもいい味のラーメンなのだが、何かワンパンチ足りないな〜と思いながらずっと食べていた。
で、筆者が出した結論は「内装」と「場所」である。

私のラーメン店評価基準に書いていることでもあるが、やはりお店の雰囲気は大事である。「美味いだろうな」と思わせる空気感。
まず、どうしても雑居ビルの5階なので、全体的にチープな内装になってしまう。これがせっかくの丁寧なラーメンと合っていない。
さらに場所が雑多なセンター街ときているもんだから、これも合わない。

どうしてもセンター街で！！ということであるならそれに水を差すつもりはないし、センター街の中では異彩を放っているし、こういうラーメンがわんさかあるのが東京のラーメンレベルの高さであるけれども、ぼくは郊外で洒落た感じで店を出しても十分にやっていけるのではないかと思う。
それこそ素人だが、センター街のど真ん中の家賃と同じだけ払えばいい物件がありそうだが。。。
仮に渋谷にこだわるのなら、例えば奥渋とか南口の方とかでもいいのではないかと、老婆心ながら思う。

最後に書いておくと、この店は芸人HEY！たくちゃんのお店である。筆者は笑い／演芸は大好きだし、笑いを商売にしている人は全員尊敬しているから、二足のわらじで本当にがんばって欲しい。

麦茶がこのラーメンに合う

エレベーターにはこれ

5階のお店の前

鬼そば藤谷の場所