このブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]
いわゆる普通のとんかつを茶漬けにしただけ。
にも関わらず、その独特の味付けと、どこにでもありそうでどこにもない個性でもって、新宿歌舞伎町の入り口に君臨する名店。
このたび長らく2年の休業を経て、すずやビルとして生まれ変わり、今まで2階だった店が5階に移った。
いわゆるとんかつ店であり、普通にヒレやロースのとんかつもメニューにあるのだが、大方の客は「とんかつ茶づけ」を注文する。
そして、茶づけという響きのおかげか、この店は他のとんかつ店に比べて圧倒的に女性客が多い。
他のとんかつ店同様に、ご飯や味噌汁、キャベツ、漬物はおかわり自由なので男性客にももちろんもってこいである。
もともとはまかないメニューから始まったものが裏メニューとして広がり、それが看板メニューになったという。
ラーメン界でいうところのつけ麺みたいな存在。
ただ、つけ麺のように世に広まらず、この店独特のこの店にしかないものに仕上がっている。
カツの具合、キャベツの切り方や量、タレなど試行錯誤の末の現在の形なのだろう。
5階までエレベーターで上がる手間が増えたが、それでも客はいっぱい。
店内のレイアウトも改装前とほとんど変わらず、その安心感も嬉しいところ。
逆に今までと違って新宿の賑わいを見下ろしながらとんかつ茶づけを食べるのがオツ。
食べたことがない人は一度食べてみる価値がある一品である。
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