このブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]
個人的オススメ度 ★★★★★
駐車場から滝まで ★★★★★
(★ 10分以内 ★★ 30分以内 ★★★ 60分以内 ★★★★ 1時間以上
★★★★★ 危険)
(実際には★★程度だが、2012年5月現在立ち入り禁止のため)
本当に久しぶりに滝に逢いに行ってきました。
去年も袋田の滝(茨城)、龍双ヶ滝(福井)などに行っていますが、
しっかりと滝行脚したのは久々。
そして今回は、ある目的を持って滝を見に行きました。
それは、
1、最も好きな滝である「桑の木の滝」が昨年の台風12号被害後、どうなっているかこの目で確かめる
2、同じく好きな滝である「那智の滝」の様子を見る
3、他、台風12号被災地の様子を見る
4、他の滝も見られれば見る
と行った具合。
さて今回のブログは、
もはや僕が“愛する”と言っても過言ではない、
最も好きな滝「桑の木の滝」の現在の様子です。
【ここで注意】
このブログを参考に桑の木の滝へ行かれる方。
基本的に滝への道は通行禁止です。
滝へ行かれる方は、あくまでも自己責任においてお願いします。
桑の木の滝は、和歌山県新宮市にあります。
新宮から20~30分くらい車を走らせた相賀地区。
ここは、那智の滝と違い、この滝を見る人しか訪れない、何もない場所です。
最初にこの滝に出会ったのはもう10年以上前。
それからもう5回は訪れています。
那智の滝も含めてなぜ南紀にこんなに惹かれるのか自分でも分かりません。
一番最近行ったのは2008年3月。
その後4年を経て、この地に再びやって来ました。
去年、台風12号によって、この地域は壊滅的な被害を受けました。
少しずつ復旧復興しているようですが、
那智の滝のように観光地になっている滝はレポートも多いけれど、
この桑の木の滝を始め、その他の滝がどうなったのか、なかなか今現在の様子を伝えるものはweb上にもありません。
こうなったら自分の目で現地を見るしかない、と東京から交通手段的に最も遠いと言われるこの地域へ足を踏み入れました。
桑の木の滝への玄関とも言える場所。
この場所にはタバコ屋さんみたいな小さな商店がありました。
しかし無くなっていました。。。
恐らく川の増水で流されてしまったのではないかと思います。
タバコ屋さんから滝への森へ向かう橋。
橋の下の土砂、木々が。。。
水はきれいだが、5月1日2日の雨で増水していました。
橋を渡ってすぐの所にあった街灯。
グニャリ。
凄いパワーでへし曲げられていました。
橋を渡り、少し歩くと存在する相賀八幡神社も崩壊により立ち入り禁止。
いつもここでお参りしてから滝へ向かっていたのに。。。
今回もお祈りしましたが。
神社のお社が、ズレていました。
人間のやる仕業ではない。
水が押し流したのであります。
滝の看板。
山腹崩落の恐れがあるため、通行できません。の文字。
いよいよ滝への遊歩道の入り口となる場所にもこの看板が。
字が消えかかっているけど、
「この先、歩行困難な箇所があり、関係者以外の通行禁止」
ここから先に行くのは、完全に自己責任です。
前日の雨で水量も多く、それこそ土砂崩れの危険もあり、
恐怖心を抱きつつも、今現在の桑の木の滝に逢うために、前へ進みました。
しかし、行く道中の遊歩道沿いは土砂や流木で凄まじい様相でした。
真ん中左の巨大な石は、微妙なバランスで乗っかっているだけ。
水に流されて、その場に置かれたのでしょう。
なんちゅうパワーや。
写真では分かりづらいですが、一ヶ所、道が水で寸断されていました。
ここは濡れた石の上を歩く必要あり。
いよいよ滝の手前。
なのに、「この先危険。立ち入り禁止」の看板。
本来は、この看板の向こうに見える、木で出来た階段を上った向こうに滝が優美な姿を見せていました。
あと少しで桑の木の滝。
看板を超えると、滝の前にあった岩々が崩れ、滝をゆったりと眺める場所は無くなっていました。
そして、それにもまして増水による滝の水量のもの凄さよ
よく来たな!と迎えてくれたつもりなのか何なのか、
水で抱きしめられるが如く、水と風で全身ビッショビショになりました。
しかし、僕には嬉しいビッショビショでした。
通算6回目に逢う、優美さとはほど遠い、
今までで最も水量の多い、現在の「桑の木の滝」の姿。
しかし滝は強く、台風12号による形の変化は全くありませんでした。
滝への道はあれだけ惨憺たる状態なのに、やはり滝は“何か”がありますね。
ちなみに以前訪れた時の姿はコレ↓なので、いかに水量が多いか分かってもらえると思います。
自己責任で桑の木の滝へ行こうと思われる方へ、僕が思うこと。
最低でもスニーカー。出来ればトレッキングシューズ/登山靴(ビブラム、ゴアテックス仕様)を履いていくのが望ましい。スニーカーでも全然行けるが、汚れてもよければ。
登山リュックを持っていればラク。
初めて行く人は辞めた方がいいかも。僕は何回か行っていて道が流木でグシャグシャでも、道が合っているかどうか判別がついたけど、初めての人は特に道案内もないので厳しいかもしれない。
とにもかくにも、桑の木の滝が無事で良かったです。
いろいろな、様々な事を祈念して帰ってきました。
そしてまた再びここを訪れることを滝と約束して。
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