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金色不如帰 @幡ヶ谷
訪問 2015年3月1日(初訪問)
トップのリンクにも貼ってある、ぼくのラーメン屋さんの評価基準の一つに、入ったときに店の「内装/空気感/雰囲気」であるとか、もう一つは「初回訪問時から『もう一回来たい』と思わせられるか」というのがある。
この金色不如帰は、そういう意味で店内に入ったときから「いい店」なんよなぁ。
メニューから何を頼もうか選んでいる段階で「もう1回来なきゃな」と思わせてくれる。
もちろん、食べなきゃ味は分からない。
そこで、大事になってくるのはネーミングだ。
バカにしてはいけない。ネーミングだけで美味しそうって思わせてくれなきゃ話にならない。
この店はデフォルトでは「そば(醤油)」が券売機の左上にくる。
これはなんてことないネーミング。
でも、以下、「塩そば」「つけそば(醤油)」「塩つけそば」「煮干しそば」「煮干しつけそば」、、、
さらに限定メニュー(「鴨脂と蛤の細つけそば」などなど)を羅列されると、煮干し系も好きなぼくはもうダメである。
以前からこの店は食材としてハマグリを始めとした貝を取り入れているので、貝系の出汁の限定メニューはどんな味がするのか、メニューを見ているだけでそそられる。
金曜限定で味噌系の新たな中華そばにもトライしているようだ
さて出来上がった味玉そばのの見た目は、現代風の醤油ラーメンのそれだが、スープを飲んだ段階ときの味の深さたるや。。。
醤油へのこだわりも分かるし、なんといっても貝のお出汁が確実に味蕾を開き、鼻に抜ける。
さらに、もう一つのアクセントはポルチーニ(セップ茸)。
こいつが醤油だれに混ざっているのと、フレーク状になってまぶしてあるので、香りが往来する。
麺は細麺。The そばという感じ。
このスープによく合う。
スープも食材が混じり合っているので、見た目はサラッとしているが、多少粘りがある。
メンマは太い。
これが好きな人にはいいだろうけれど、ぼくは細くてチュルッと食べやすいメンマが好みなので、好き嫌いが分かれるところ。
これだけ拘りがあって、食材のミックス具合も素晴らしいのに、だからこそ「あとワンパンチ欲しい!」などと思ってしまうのは贅沢か。
でもそれくらい期待してしまう。
どちらにせよ、塩そばや鴨系の出汁のそばもぜひ食してみたいところ。
店内はカウンターのみで、それほど広いわけではない。コートをかける場所がないので、冬場はハンガーがあれば、と思う。
幡ヶ谷の駅から、千原せいじさんの店「せじけん」などを横目に数分弱歩いた路地裏にある。
昨年秋に「不如帰(ほととぎす)」から「金色不如帰(こんじきほととぎす)」に名前を変え、更なる向上心と志をもって飛躍したい、とのこと。
業界を引っ張るネオ中華そばの一つに今後も期待。
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