幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]
いろんなスタジオのいろんなドラムを叩いてきましたが、
「今までで一番いい音、いい鳴りがしたドラムは?」
となると、
『高校の時、名古屋のサタケドラムショップにて盆と正月に恒例で開催されていた「ドラムセット試打会」に行って叩いたスティーブスミス仕様のドラム』
と答えます。
試打会の前に名古屋のボトムラインで、スティーブスミスのライブがあり、そのドラムをサタケさんが引き受けていたらしい。
そしてライブ後にそのままの仕様で試打会に運んできたというのであります。
果たしてあのドラムの音色や感触は、今でも忘れられませぬ。
メッチャメチャいい音と鳴りとチューニングでした。
高校の時から何度もバディリッチメモリアルスカラシップコンサートのスティーブスミスとマービン“スミティ”スミスのドラム合戦の映像を見てきましたが、遂にスティーブスミスその人がブルーノートにやってきてくれました。
Mike Mainieri & STEPS AHEAD Live at Blue Note Tokyo。
Mike Mainieri(vib) 全文を表示
マイク・マイニエリ(ヴィブラフォン)
Bill Evans(sax)
ビル・エヴァンス(サックス)
Bryan…
レンタルビデオは、ツタヤでなく近くにある別の店をよく使いますが、ちょくちょくツタヤも半額レンタルをやるので、そう
いう時はツタヤを覗きます。
なぜか、荻窪のツタヤは音楽系の、特にJAZZのDVDがそれこそ新宿店よりも置いてあり、たいがいは見たのですが、先週行っ
たらさらに新しく入荷してました。
エルビンジョーンズの「ディッファレントドラマー」
昔は「教則ビデオ」的なものとして、一部の、本当に一部の楽器屋くらいしか見あたらなかったビデオがDVD化され、なぜ荻
窪ツタヤに??
誰が借りんねん、と思いつつ速攻借りました。
エルビンは、Jazzのみならずエルビン以前/以後でドラム業界、ドラミングに多大な影響を与えたドラマーです。
たまに猛烈にエルビンのドラムを聞きたくなる時があるけど、若い頃の(少なくとも元気な頃の)映像はなかなか入手出来な
かったので、これはありがたい。
教則ビデオというよりは、エルビンのドラミングに迫る的な内容なので、ドラム技術を磨くビデオではないけれど、
「ハイハットの音は心臓の鼓動だ。常に一定のリズムを奏でる。色で言うと赤。僕にはドラムの音色が色に聞こえる。バスドラは紫、タムタムは緑や黄色、スネアは様々な色彩だ。色んな色が混ざって、様々なリズムとなるんだ。」
みたいなことは、参考にならないようでいて参考になります。
2007年4月29日、昭和の日。
Milton Nascimento Live at Blue Note Tokyo。
Milton Nascimento(vo)
ミルトン・ナシメント(ヴォーカル)
Kiko Continentino(p)
キコ・コンティネンティーノ(ピアノ)
Wilson Lopes(g)
ウィルソン・ロペス(ギター)
Gastao Villeroy(b)
ガスタオ・ヴィレロイ(アコースティック・ベース)
Lincoln Cheib(ds)
リンカーン・チーブ(ドラムス)
ブラジル音楽界の至宝。
ブラジルの国民的スター(らしい)。ヴォーカリスト。
僕がミルトンを好きになったのは、高校の時だったかにWOWOWで放送されていたモントリオールジャズフェスのライブ映像を見て。 全文を表示
なんとも言えないメロディーラインに惹かれていった。
なんとも言えない声。
上手いとか下手を超えている声。…
2007年4月19日。
仕事終わりで「大江千里のLive Depot」公開生放送へ。
この番組は、TOKYO FMで毎週木曜20時より1時間生放送のラジオ番組であり、さらにインターネットでも生放送とオンデマンド放送もしております。
毎週ジャンルを問わず多彩なミュージシャンが東京半蔵門にあるTOKYO FMホールでライブをやります。
変にバラエティー色はなく、みっちりゲストアーティストのライブを楽しめる上に、時間もきっちり1時間だし、そのあとアンコールもあるので「お金を出してライブに行くまでではないけど味見をしてみたいアーティスト」を見る時にはぴったりの番組です。
過去に僕は川村結花(2回)、矢野顕子、古内東子、はなわ、パパイヤ鈴木とオヤジダンサーズ、PONTA BOX feat.近藤房之助、き乃はち、矢野沙織、SING LIKE TALKING…と見てきました。
この番組がきっかけで川村結花さんは好きになってCDを買い、ライブも行くようになりました。
なかなか観覧が当たらないアーティストもおり、先日ゲストだった渡辺美里の時は見たかったなぁ。
千里さん作曲の10Yearsを是非セッションで聞きたかった。
2人が歌えば’80年代が蘇ります。
放送回数は300回を超え、千里さんは毎週ゲストのミュージシャンと1曲セッションをするので、本当に大変だし凄いなぁと感心してしまいます。
生放送の司会ぶりは熟れたもんで見事。
まだまだ大江千里健在なのです。
さて、本日のゲストはDIMENSION(ディメンション)でした。日本のドフュージョンバンドですね。
ひっさびさにコッテコテのフュージョンを聞いて満足。
そんなバンド知らん、という人もぜっっったいに何回かはテレビから流れる音楽で聞いたことのある曲はあるはず…というバンドです。
あんまり日本のフュージョンは聞かない僕ですけども、やはり聞けばニヤッとしてしまいますねぇ。
増崎孝司(G)、勝田一樹(SAX)、小野塚 晃(Key)の3人のバンドですが、これに今日はカシオペアから鳴瀬喜博(b)、そしてドラムに石川雅春が加わり、泣く子も黙る布陣でライブ。強烈でした。
ナルチョのベースも実は初めてナマで聞きましたが、やっぱり凄いわ。
ゲストであるリズム隊の方がシンドイんじゃないかと思われるほどのキメの応酬。
FMホール自体の音響が悪いので、音が悪かったは仕方なかったけど、無料でこのライブパフォーマンスが見られ、お腹いっぱいになりました。
2007年3月31日。
Mike Stern Band Live at BlueNote Tokyo。
全員が一国一城の主のバンドである。
Mike Stern(g)
マイク・スターン(ギター)
Makoto Ozone(p,org)
小曽根真(ピアノ、オルガン)
Chris Minh Doky(b)
クリス・ミン・ド-キー(ベース)
Dave Weckl(ds)
デイヴ・ウェックル(ドラムス)
スターンバンドだけなら、「いつもの感じ」の演奏になることは分かっており、この年度末のクソ忙しい中のライブは回避していた可能性大なのだが、なにしろ「オゾネと演奏してみたい」というスターンたっての希望により実現した特別編成バンドゆえ、果たしてどうなるかという期待大で見逃すわけにはいくまい。
3月21日春分の日は通常休みなのだが、ウチの会社は突然その日を普通に出勤の日、今年は31日が土曜なので、臨時休業日とする(2~4月の土曜は毎週出勤日)と発表。
残務も心配ではあったけど、この日程変更はこのライブに「行け!」ということでしょうと判断し、1度きりかもしれないこのメンツのライブに参戦することに決定。
3番目の入場、でも最前列をキープ出来、1mもない距離でいつものようにスターン氏が演奏してくれました。
のちほど起こるサプライズの時も各ミュージシャンが目の前で大変でした(特にトロンボーン)。
さて見る前のポイントとしては 全文を表示
・普段ピアノ/キーボード奏者を入れないスターンバンドに小曽根さんが入ることでどうなるか?…
2007年3月25日。
INCOGNITO Live at BlueNote Tokyo
タワーオブパワーのすぐあとにインコが来るなどというブッキングをブルーノートもようやるわ!と当初突っ込みを入れていたが、逆に言えば1週間でこの2つを見られるというのも幸せ、贅沢なことである。
私服か!という感じの服装でボーカル隊以外が登場。
リーダーのブルーイは日本兵みたいな服。
このあたりは御大マッコイタイナーのようにスーツで演奏して演奏後にバーで葉巻をくよらす…といった雰囲気とはまったく違う様相を呈するブルーノートである。
新旧織り混ぜた選曲で途中からはオールスタンディングでノリノリ状態。
タワーはゴリゴリコリコリのファンクだが、こちらは毎度おなじみインコ流ファンクでこれまた気持ちがいい。
なんというかインコグニート独特のあのコード進行がたまらなくカッコエエです。
「STILL A FRIEND OF MINE」や「DON’T YOU WORRY ‘BOUT A THING」、「EVERYDAY」といった昔の名曲もアレンジが施されてこれまたかっこいい。
新作アルバムもそうだがブルーイのアレンジ能力高し。
聴きたかった「コリブリ」をアンコールでやってくれて大満足。 全文を表示
この曲でインドネシア出身の女の子が入って歌う。
彼らはインドネシアのJava JAZZ Festivalに出てから日本に来たので、そこでブルーイが引っ張ってきたのだろうか。
「お試し期間中」という感じであった。…
2007年3月18日。
Tower of Power Live at BlueNote Tokyo
2年前から毎年だいたいこの時期にブルーノートに来ているT.O.P。去年は観なかったので2年ぶり。
最前列で観る。というよりもはや「観戦」と言ってもいいぐらいのライブ。
最初から総立ちのノリノリゴリゴリのファンクだ!!
楽器を吹いていなけりゃただの太ったオヤジか農夫かガチャピンかムックなのであるが、いったん演奏が始まるととんでもない。(ただし、リズム隊のベースのロッコプレスティアやドラムのデビッドガリバルディは細身である。というよりロッコは顔色があまりよくなくて大丈夫か、と思う。)
一体同じ曲を何回演奏していたらこんなに完璧なホーンセクションになるのだろう、というくらい余裕綽々で、踊りながら吹き、コーラスを入れ、しっかりキメを入れてくる。
最前列は、砂かぶりならぬ「ツバかぶり」ではないかと思うほどである。
鉄壁のリズム隊は世に多く存在するが、ガリバルディ~ロッコのラインは世界でも上位の上位だ。
それにしてもデビッドガリバルディ先生のドラミングはかっこいい。
メチャメチャ派手な訳でもなく、たまに走ったりもするのだが、音はデカイし、とにかく彼独自のファンクビートがかっこ良すぎる。
もっとソロを見たかったなぁ。
あと、個人的には「ジェームスブラウン」や「キャピタルS」なんかをやってほしかった。
セカンド終わりで、サイン会をやってくれました。
ロビーに全員いて一人ずつ貰えます。このあと行く方はアルバムのジャケットをお忘れなく。
ただし、メンバーに貰いながら一周すると、ジャケットに黒の文字がいっぱい並んで何が何やら分からなくなります。
もちろんそれが嬉しいのですが…
今年は2月からライブラッシュですが、マッコイが調子悪かった以外はどのライブも甲乙付けがたい素晴らしいライブです。
タワーのアルバムはむちゃくちゃ多いわけだが、文句なしに何度も聴いた痛快ライブ盤はこれ
SOUL BACCINATION LIVE
音楽をやっている人、好きな人、否、あんまり普段音楽を聴かない人でもリチャードボナのライブ/演奏を見たら「音楽って楽しい、おもしろいものなんだ」と思わせてくれる。
超一流のアーティストってこういう人なんだろうな~とも思うし、ベーシストとしての腕も超一級で色んなプレイが出来るし、エグい技量でゲロテクなんだけど、もうそんなのは超えていて、歌も本当に上手いし、またその上手さに嫌みが全くなくて「もっと見せて~~」と思わせる。
バンドリーダーとして立派にバンドを引っ張っており、一体彼はこのあとどこまで進化するのだろう。
先日見たセシルテイラーのような音楽世界もいいけれど、ライブを観たあとの「幸福感」みたいなものを味わえたライブでした。
こういうのはボビーマクファーリンや渡辺貞夫さんのライブに通じるものでした。
アフリカ カメルーン出身。
彼を見たあとつくづくいつも思うけど、恐らく生粋のアフリカ人って環境さえ整っていればとんでもないアーティストになる素養のある人がゴロゴロいそうな気が致します。
スポーツの世界なんかでもそうやろうけど。
もう彼らのリズム感というか、体から自然に出てくるモノは凄すぎます。
当初は見る予定がなかったんやけど、見て本当に良かったライブでした。
今の所今年No.1かな。
それにしても今年は去年と違いこれでもかというほど見たいアーティストがやってくるので大変。
ライブ後にサプライズで相方がバースデイプレートを頼んでくれており、ブルーノート内にハッピバースディのテーマが流れてスポットライト浴びて皆に拍手されました。おおきにぃ!
ブルーノートのスポットライトを浴びるっていうのはこんな感じなのかぁ~と、数々のアーティスト達を照らしてきたライトを浴びれてそれも感激。
バースデイプレートを写真におさめようとしていたら店内が暗いのでなかなか上手く撮れず、そうしたらそのためにスポットを浴びせてくれた写真が上の写真です。
重ね重ねおおきに。幸福な2月25日でした。
中3でJazzに目覚めて以来10数年、数々のミュージシャンを見てきたが、セシルテイラーだけは数少ない「まだ見ぬ強豪」の一人であった。
フリージャズの開祖と言っていい人であり、そうそうライブをやる人でもなく、日本へもそうそうやって来てくれない。
御年77歳で、もう見る事は出来ないとも思っていたが遂にやって来てくれた。
しかもテイラーを師匠と呼ぶ山下洋輔氏との前代未聞のピアノセッションである。
10数年越しの夢がかなった。
2007年2月21日、東京オペラシティコンサートホール。
お互いがチョイスしたスタインウェイのマイピアノが並ぶ。
セシルテイラーはピアニスト。フリージャズの開祖と言われているが、もはやジャズとかそういうカテゴリーわけさえ出来ない。
彼独自の理論でピアノを弾きまくる。
楽譜やら小節やら通常の音楽の常識では全くハマらない音楽。
一応楽譜を見ているのだが、そこには五線譜とか音符は存在せず、アルファベットがぎっしり書かれているらしい。
肘や拳で鍵盤を叩いたりするパーカッシブな奏法で山下洋輔さんも有名だが(ちなみに山下さんはタモさんを発掘した人です。福岡で山下さんがライブした夜のホテルに素人だったタモさんが乱入して芸をやったのがタモさんの芸人人生の始まり。)、その山下さんが師匠と崇める人。
果たして丁々発止の音の洪水が普段クラシックが流れるオペラシティに溢れかえった。
山下さんが汗だくでガンガンピアノを弾きまくっても平然と受け止め、受け流すテイラー師匠。
77歳とは思えぬパワー。
かと思えばかなり繊細な音も弾く。
僕が最初に「なんだコイツは!!」とショックを覚えた30年くらい前の映像から、さすがにパワーダウンしているかと思っていたがさにあらず。全く衰えなし。怖いくらいだ。
適当にピアノを弾いているように見えるのだが、これが真似しようとしても絶対ムリなのだなぁ。
めっちゃくちゃに弾いているようでいて、ちゃんと理論に基づいているから形になっている。これが不思議。
山下さんのソロが2曲。
テイラー師匠のソロが2曲。
休憩の後、二人のセッション。アンコール1回。
自分のソロのあと山下さんが言っていました。
「今日は僕にとって生涯忘れられない日になると思います。その瞬間を見届けて下さってありがとう。」
テイラーがピアノ同士でセッションするなんてそうそうない事なので貴重な瞬間を目撃致しました。
ちなみに気軽に聞ける音楽ではござらんので、手を出すのは覚悟がいります。
これまたこないだブルーノートのスタッフの人に「ミルトンナシメントももう一回見たいですわ~」って話してたらミルトンもゴールデンウィーク前半に来るではないか!!ブラジル音楽界の至宝、神の声。お金貯めよ。
2007年2月11日。
ブルーノートにてマッコイタイナートリオライブ。
マッコイタイナーのピアノは好きだ。
流麗で舞う様に、そしてパワフルにピアノを弾く。
どこからどう聞いてもマッコイのピアノだ!っと一発で分かる。
東京に住んで13年、ほぼ毎年マッコイはブルーノートに来ていて、毎回見ている。
ある意味数ではどのアーティストよりも一番多くみているんじゃなかろうか。
持っているCDにはほとんどサインが入っている。
今日の感想を正直に言うと…
悔しかった、悲しかった
です。
ここ2回のライブのマッコイは明らかに「弾けなく」なってきている。
今日は4日公演の4日目のセカンドショー。
さすがに疲れているんだろうが、前はそんなことなかった。
演奏中何度も手をグーに握り、指を見つめ、痛そうな表情をする。
マッコイ独特の高音で「舞う」フレーズが弾きたくても弾けない。
指が動かないのだ。
例によって1m位の至近距離で見ていた僕は、それを凄く感じ取った。
バンドとしてのまとまりも全くなかった。
メンバー紹介もなく、曲が終わるや否やそのまま帰ってしまった。。。そしてアンコールもなし。
正味50分ほどでライブは終わり。
僕がブルーノートに来ている中でも最短と言っていいライブ時間であった。
前回のライブは、ベースがチャーネットモフェット、ドラムがジェフワッツで活きがよすぎたので、マッコイとの差がどうしても出てしまい、それによってバンドのコンビネーションが悪くなったのはしょうがないのかな~と思っていた。
今回はそれに比べれば、ベースもドラムも歳をとっているので前回よりはマシだったが、それにしても。。。
前までは1曲目が始まると「キタ~~~!」となって、極上のマッコイならではのJazzを浴びるという感じだったけれど、ここ2回はそれがなくなった。
指が鍵盤を舞えなくなってきたのだ。
確かにパワーはまだまだある。
鍵盤を豪快に叩く。
でも以前は叩くのもたまにしか出さなかったが、今日は指が動かないからごまかすためにパワーで鍵盤を叩いてカバーしているように見えた。
マッコイは御年68歳。… 全文を表示
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