Live鑑賞 〜 INCOGNITO Live at BlueNote Tokyo 2007

2007年3月25日。


INCOGNITO Live at BlueNote Tokyo


タワーオブパワーのすぐあとにインコが来るなどというブッキングをブルーノートもようやるわ!と当初突っ込みを入れていたが、逆に言えば1週間でこの2つを見られるというのも幸せ、贅沢なことである。



私服か!という感じの服装でボーカル隊以外が登場。
リーダーのブルーイは日本兵みたいな服。
このあたりは御大マッコイタイナーのようにスーツで演奏して演奏後にバーで葉巻をくよらす…といった雰囲気とはまったく違う様相を呈するブルーノートである。


新旧織り混ぜた選曲で途中からはオールスタンディングでノリノリ状態。
タワーはゴリゴリコリコリのファンクだが、こちらは毎度おなじみインコ流ファンクでこれまた気持ちがいい。


なんというかインコグニート独特のあのコード進行がたまらなくカッコエエです。


「STILL A FRIEND OF MINE」や「DON’T YOU WORRY ‘BOUT A THING」、「EVERYDAY」といった昔の名曲もアレンジが施されてこれまたかっこいい。
新作アルバムもそうだがブルーイのアレンジ能力高し。


聴きたかった「コリブリ」をアンコールでやってくれて大満足。
この曲でインドネシア出身の女の子が入って歌う。
彼らはインドネシアのJava JAZZ Festivalに出てから日本に来たので、そこでブルーイが引っ張ってきたのだろうか。
「お試し期間中」という感じであった。


一昨年見たライヴではインコグニートヴォイスといってもいいメイザリークが同行していたが、今回はおらず、しかしそれはそれでコーラス隊も素晴らしい。
メイザリークがいない仕様のインコになっていた。


ドラムはリチャードベイリー。
インコの曲は叩いたことがあるけども、あのノリやグルーヴを出すのはシンプルなだけに相当難しい。
当たり前だがそれをいとも簡単にやってのけるのでリチャードベイリーはメッチャメチャ上手い。
おかずもかっこいい。
さすがSONORドラムの使い手である(SONORのドラムというのは車で言えばフェラーリみたいなもんです)。


ブルーイは日本語上手。でもギャグが古い。誰か教えたれ!


終了後は、ボーカルのイマーニにサインを貰いました。
ブルーイはロビーでサイン会をやってましたが、今回は回避。


一週間電磁波浴び続けの毎日だったので、音浴びが出来て、それだけで至福のひとときでした。
今日からはマイクスターン(g)~クリスミンドーキー(b)~デイブウェックル(Ds)のスターンバンドwith小曽根真(p)。
スターンバンドだけなら「いつもの感じ」の演奏になるのは分かるのだが小曽根さんが絡むことで果たしてどんな化学変化が起こるか??
これまた見たいぞ!

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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