Live鑑賞 〜 Mike Mainieri & STEPS AHEAD Live at Blue Note Tokyo 2007

いろんなスタジオのいろんなドラムを叩いてきましたが、
「今までで一番いい音、いい鳴りがしたドラムは?」
となると、
『高校の時、名古屋のサタケドラムショップにて盆と正月に恒例で開催されていた「ドラムセット試打会」に行って叩いたスティーブスミス仕様のドラム』

と答えます。


試打会の前に名古屋のボトムラインで、スティーブスミスのライブがあり、そのドラムをサタケさんが引き受けていたらしい。
そしてライブ後にそのままの仕様で試打会に運んできたというのであります。


果たしてあのドラムの音色や感触は、今でも忘れられませぬ。
メッチャメチャいい音と鳴りとチューニングでした。


高校の時から何度もバディリッチメモリアルスカラシップコンサートのスティーブスミスとマービン“スミティ”スミスのドラム合戦の映像を見てきましたが、遂にスティーブスミスその人がブルーノートにやってきてくれました。


Mike Mainieri & STEPS AHEAD Live at Blue Note Tokyo




Mike Mainieri(vib)
マイク・マイニエリ(ヴィブラフォン)
Bill Evans(sax)
ビル・エヴァンス(サックス)
Bryan Baker(g)
ブライアン・ベイカー(ギター)
Anthony Jackson(b)
アンソニー・ジャクソン(ベース)
Steve Smith(ds)
スティーヴ・スミス(ドラムス)


セカンドショー。一番で入場。ドラム前を陣取ります。


とにかく僕としては、もの凄いファンという訳ではないんやけど、ずっと見たかった、そして映像で見てきたスティーブが目の前で叩くということが幸せ。


ビルエバンスには悪いけど、ステップスと言えばマイケルブレッカーなだけに、マイケルがここにいたら…と思ってしまう。


アンコールが「Nothing Personal」で、これまた「マイケルブレッカーバンドライブ」のCDを思い出してしまい、なんだか少しウルっとしてしまいました。


バンドの演奏としては、もっと爆発して欲しかった。。。という感想。
もっと爆発出来るのに、みんなが控えめというか、いかにも白人さんの音楽という感じですかね。
もちろん全員がもっと前に出て演奏も出来るのでしょうが、誰かが出てしまうと、マイニエリの音楽としては破綻してしまうので、こういうのもアリでしょう。


ただ、好みの問題ですが、やっぱり僕は黒さのある音楽の方が好きです。
ソロの間に何回か「イってしまう」方がよいのです。
なかなか昨日はイッてくれませんでした。


マイニエリ、ちょっと元気なかったのかな。握手した手も弱々しかったです。
何せ17日にドイツでライブやったあとすぐ19日に名古屋でライブやって、21~昨日まで東京。今日は大阪でやったあと、来週ニューヨークですもんねぇ。そら疲れるわ。


セカンド終了後はサイン会(アンソニー以外)。
ずっと見続けてきたビデオにスティーブからサインを貰いました

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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