その他

トニー・ウィリアムス トリビュート シンバル

な〜んと世界限定250セット。
トニーウィリアムスのトリビュートシンバルセットが発売されたという。

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ジャズ・ドラマーの巨匠Tony Williams氏愛用のシンバルを基にリメイクしたシンバルセットが限定発売

その音は、マイルスデイビスクインテット在籍時のものを再現したものだとか。
確かに、名盤「フォア&モア」などで聴かれるトニーのシンバルの音は独特で、晩年のトニーウィリアムスクインテットの時とは全然違っている。
ぼくからすると「昔のシンバルの音」である。
でも、あの独特の鳴りは、他で聞いたことがない。

ライド1枚、クラッシュ1枚、ハイハットがセットで262,440円(税込)。
日本に入ってきているのも少ないだろうし、希少なのはとても分かるが、、、さすがに高い。

でも、個人的には、晩年のKジルジャンの、オーソドックスなKライド、Kクラッシュ、Kスプラッシュ、Kハイハットだけを散りばめたセットを奔放に叩きまくるトニーのシンバル音が好き。
(この人ほど“タイコを叩いてる”という表現が似合う叩き方をする人はいない)
亡くなる間際は今ほどではないにせよ、様々な音種のシンバルが出始めていた頃だったけれど、トニーは最後までKの純粋な音だけを使用していた。

それにしても、、、1枚あたり6万前後するシンバルの音を生で聴いてみたいし、自分で叩いてみたいものである。

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トニーは1997年2月23日に亡くなっている。
忘れもしない。
ぼくは大学のサークルの合宿中で、死の一報を聴いたとき、「ウソや!!ウソや!!!マジか!?!?」と大声を出したのを覚えている。

その前年、ぼくはブルーノート東京(旧店舗)で、目の前でトニーのドラムを見る幸運を得ている。
その時も叩きまくっていたなぁ。

その時にもらった、今となっては貴重な直筆のサイン。
tonyサイン

音楽の楽しみ方は人それぞれ

音楽の楽しみ方は人それぞれ。











世界でたった一枚のシンバル

この価値は分かって貰える人にしか分かって貰えへんやろなぁ。。。
私はただいま世界に一枚だけのシンバルを、プロドラマーでもないのに、セイビアン社に作ってもらっております。
一品だけの完全オーダーメイドです。
そんなお話です。


好きなドラマーはいっぱいいるのですけれど、その中でも五指に入る1人がジャックディジョネットというドラマーです。


Jack DeJohnette



今年は5月にブルーノート東京にも来てくれました。
Live鑑賞 〜 Jack DeJohnette Trio Live at BlueNote Tokyo


基本的に僕はシンバルはジルジャン派なのですが、
彼のドラミングが独特過ぎて好きだったせいで、高校の時にセイビアン製のJack DeJohnetteシグネチャーライドシンバルを買いました。
あまりにも硬質でジャジーでダークな音がするので、高校のバンドの時にはとてもじゃないけど使えないし、大学でフュージョンをやっていてもメインのシンバルとしては使用不能。
でも、独特過ぎる音が好きだから、個人的に練習の時には使用していました。


↓これがディジョネットライド



いわゆるシンバル独特のキラビやかな音はしません。
また、使い込んで写真のような色なのではなく、買った時からこれです。
キラキラ加工されてないんですよね。最初からヴィンテージ感溢れる感じ。
音溝もなく、素材そのものの鳴りというか、ドワ〜〜ンと鳴って倍音豊か。


そんな独特過ぎるシンバルだけに、恐らく売れなかったのでしょう。
一旦製品ラインナップから外れ、その後「ジャックディジョネット アンコールシンバルシリーズ」として、ライド/クラッシュ/ハイハットなどが長らく売られていました(ですから、上の写真の型はもう今は存在しませぬ)。…

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四日市Jazzフェスティバル

バブルの頃は全国至るところで地域ジャズフェスが開催されておりましたが、我が故郷四日市は9/13.14に今年で3回目となるジャズフェスを開催したようです。
(観には行けていません。すいません。)

僕が高校生の頃は、四日市でジャズフェスっちゅうのは夢のまた夢。
3年もやれてるっちゅうのはいろいろ大変だろうけれど、エエ話と思います。

四日市Jazzフェスティバル

中村誠一さんや、荒巻茂生さん、江藤良人さんetcetc、東京のジャズクラブに出ている人たちも呼んで、なかなかメンツも頑張ってますやんか。
(荒巻さんや江藤さんが三重県出身とは知らなんだ)

他の大きなフェスだと入場料が要りますが、無料っちゅうのもがんばってますね。
無料ならJazzに馴染みない人でもとりあえず聴きに行こか、となりますもんね。

おもろいなぁ〜と思うのは、近鉄内部線内で動いてる電車の中で演奏するという試み。
これはなかなかないでっせ。
近鉄内部線は、鉄っちゃんならお馴染みの日本では超珍しい特殊狭軌線(ナローゲージ。軌間762mm。)。
普通の電車内で演奏するのも大変やのに、あの狭い電車の中でどうやって演奏したのだろう。

近鉄内部線

内部線車内。写真で見える以上に狭いです。

エエ感じのフェスやと思います。
このブログで登場するような世界的なミュージシャン、アーティストが出演してくれる日がもし来たら、僕的には感動です。
多少入場料取っても、中部圏の人たちは見に来てくれるのではないかと思います。
あ、ちなみにフェスに出てるZenzoさんは中高時代の僕のドラムの師匠です。

夏フェスの一つのかたち

先週金曜〜日曜(8/29〜31)、今年も池上本門寺において夏の野外フェスの掉尾を飾るが如く
Slow Music Slow Live 2014
が開かれました。
去年、キリンジが出てたからチェックし始めただけで実際には去年も今年も見に行けてないのですが、このフェスなかなかユニークというかこれからの一つのフェスの在り方を示していると思います。


というのも、ネット部隊がちゃんといて、ライブが始まる前から最後の撤収に至るまでTwitterとかFacebook(僕の場合はFacebookで追いかけてました)で随時レポートが入るんですよね。
会場で売られている飲み物、食べ物も美味しそうに伝えてくれる。
驚くべきは、ライブ中ほぼ曲ごとにステージの様子を写真とともに伝えてくれる。
セットリストいらず。
どころか、ライブ中継とはまた一味違う形での世界同時にFacebook上でライブを楽しめる趣き。
あ〜〜今ごろあのアーティストがあの曲を歌っているのだなぁ〜と思いを馳せられる。
特に出演アーティストのファンで、都合で行けなかった人にはかなりありがたい。


このフェス自体は、出演しているアーティスト/フェスの名称を見ても分かるけど、お寺でゆるりと音楽を愉しむ大人のフェス。

Facebookでいいね!をつけておくと、ライブの期間中は大量のお知らせが届いてしまい、ともするとそれが鬱陶しい人もいるかもしれないけれど、そのアーティストに興味がなくても、フェスに興味がなくても「一度行ってみたいなぁ」と思わせる効果促進という意味で僕自身はアリです。
まさに今の時代のソーシャルメディアをしっかり活用しているフェスの一つだと言えます。
来年も注目。

よいお年を!2013 今年のMVP発表

ライブMVP
今年は印象に残るライブが目白押しでした。
そして、自分でこのブログを書きながら、今さらながらあらためて「自分は18歳の時、ライブを見るために東京に出て来たのだ」ということを認識した一年。

MVPは、苦渋で2つ。
2月の
Tribal Tech Live at BlueNote Tokyo
ずっと見てみたかったトライバルテックをやっと見れた!ということと、その期待値以上のライブクオリティ。
2月だったのに、しっかりと印象に残っているライブ。

そして8月の野外ライブ
WORLD HAPPINESS 2013 at 夢の島公園陸上競技場
新生キリンジのお披露目、矢野顕子ソロ&清水ミチコとのデュオ、奥田民生等、僕の好きなあらゆるアーティストが会した上に、レキシやトクマルシューゴさんという新たなアーティストの発掘も出来、且つ柴咲コウ、テイトウワ、スチャダラパーなど単独では見に行かないであろうアーティストも見れたし、何と言っても圧巻はワーハピスペシャルバンド。
YMOに伊武雅刀&小林克也でスネークマンショーが再現されたのは感慨無量なり。
ジャパニーズジェントルマン!スタンダッププリーズ!!

番外ですが、11月のポールマッカートニーもむちゃ良かったね。

で、15周年でライブをやりまくってたのに今までずっと見てきたaikoのライブに行ってないという。。。

MVPドラミングは、 ロドニーバレット。

11月に…

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ビートたけしの「たかをくくろうか」

ビートたけしさんという人が歌を唄うということを、若い世代の人は知らない人も多いんじゃないかと思う。
先日聞いたら20代後半の子でも知らなかった。


僕は「歌手 ビートたけし」ってとても魅力的だと思っている。
決して上手い、とかではなくてどちらかというとヘタウマな感じなんだけれど、
たけしさんの歌声って誰が聴いても一発で分かるし、なんとも心に響いてくるんですよね。
ビヴラートのかかった歌声がまたたまらない。


だから本当はもっと唄ってほしかったなと思うし、今でも唄って欲しい。


そんなたけしさんの楽曲って、どうしても半ばバカにされるような形で
「OKマリアンヌ」とか
「抱いた腰がチャッチャッチャッ」とかがフューチャーされがちだけれど、
何と言っても僕は知られざる名曲として「たかをくくろうか」を挙げたい。


この曲、作曲が坂本龍一さん
そして、作詞が谷川俊太郎さんである。
さらに、当時演奏をYMOがやったという話も。


ゆったりした3拍子でね。
この曲、さすが谷川さんの詞というべきか、今聴いても心に染みるエエ歌。エエ曲なんですよね。
それに加えて壮絶な人生を送って来たたけしさんの歌声で「たかをくくろうか」と言われたらたまらない。
こういう「曲、詞、歌」って今はなくなりつつある気がしてなりません。


『きれいな歌が聞きたいな
世の中ってこんなところだよ

人間ってこんな生き物さ

たかをくくろうか』

今のたけしさんにこそ「たかをくくろうか」を唄って欲しいんだけれどなぁ。

当時、ビートたけしのオールナイトニッポンのエンディングでも使われていたそうです。
オールナイトニッポン終わりの27時にこの曲聞いたら泣けてきそうだ。
僕は永遠に遺る名曲だと思っています。



TAKESHIの、たかをくくろうか

音楽所感 〜夏

ウェインショーター80歳。先日の日本公演でもダニーロペレス〜ジョンパティトゥッチ〜ブライアンブレイドの気鋭たちを向こうに回して凄いインプロを聴かせていたというから驚く。
このシアターオーブでの公演は残念ながら見に行く事が出来なかったが、今でもブルーノート東京旧店舗時代のウエインショーターグループのライブは自分の中で強烈な印象に残っているライブの一つ。
その点から考えれば、ショーターグループ名義のライブは見逃してはいけないライブなのかもしれない。


そういった意味では渡辺貞夫さんも、老いてますます盛んといっては失礼だが、今年80になったのに、今まで以上に精力的に活動されている。
今年だけでも、全国の小さなジャズクラブからブルーノート、コットンクラブといった大きなクラブ、そしてホール/日比谷野音に至るまでライブを精力的に行い、かと思えばNYのブルーノートでも6月にライブ。さらにはブラジルでレコーディングと、凄いエネルギー。
先日の東京JAZZにも来日したレジェンド、リーコニッツといい、サックス奏者は元気!ということか。


かと思えばシダーウォルトンやマルグリューミラーのようないぶし銀ピアニストの死も続いていて、これは惜しい。
最近、ベースのトムケネディのアルバム「Just Play」が愛聴盤なのだが、これに収録されているシダー作曲の「ボリビア」は聴いているとなんだか泣けてくる。



Just Play


8月末に池上本門寺で行われたSlow Music Slow LIVE ’13は、こちらも所用で行けなかったのだが「今の時代」を痛切に感じたこととしては、運営側のFacebookの活用。
かなりの頻度で更新してくれていて、行く人にはいろいろと事前情報を手に入れられるし、行こうかどうしようか迷う人には行きたいなぁと思わせてくれる。
みやげとか会場グッズ/食べ物の紹介も良いと思うし、驚くべきはほぼステージと同時進行でセットリストを公開してくれていたこと。
ステージフォトも更新してくれていたから、行けなかった人には状況がつぶさに見れてとても有難かった。
アットホームな、まったりした夏のライブだからこその感もあるが、とても上手くWebを活用したライブの形だったと思う。


サマーソニックのメタリカは、8/10の幕張でのライブの模様をさっそく配信してくれていて、聴いたけれど、相変わらずのパワフルじじぃぶり(失礼!)には感心する。
私が高校生時代に演奏していたような曲を今でもやったりして客のニーズにちゃんと応えている。



Metallica Live In Tokyo 08.10.2013 2CD…

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Live鑑賞 〜 WORLD HAPPINESS 2013 at 夢の島公園陸上競技場

2013年8月11日。

WORLD HAPPINESS 2013 at 夢の島公園陸上競技場
ワールドハピネス 2013 at 夢の島公園陸上競技場

<出演者>
高橋幸宏 / 矢野顕子 / 大貫妙子 / ヒカシュー / Controversial Spark(Incl.鈴木慶一) / 清水ミチコ / 奥田民生 / TOWA TEI / GREAT3…

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あまちゃんが

約1年前、2人組のチュールというユニットの解散ライブを見に行ったわけであるが、2人の最後のシングルは「その瞳、意味深」。


先日、部屋のCDを整理していたら、そのCDもあったわけであるが、よくよく見るとジャケット写真は



なんと、今をときめく「あまちゃん」女優、能年玲奈さんであった。
去年は、なにげなく手に取っていたCDだったのに、1年経ると「おぉ〜〜っ!」てなるもんですな。
それほどに能年氏が成長したということ。
1年経って日本の朝の顔。人気者になるとはね。
チュールは残念だったが、ある意味このCDも今後の能年さんの活躍次第では貴重になっていくのかも。






その瞳、意味深

Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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