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Live鑑賞 〜 Bobby McFerrin Live at すみだトリフォニーホール 2008

2008年1月23日。


Bobby McFerrin Live at すみだトリフォニーホール


ボビーマクファーリン。
グラミー賞10回受賞。
4オクターブの声域を持ち、しかも超高音から超低音まで自由自在に行き来する。
日本ではビールのCMにも使われている「Don’t worry be happy」の作曲者でもある。


もう彼を形容する言葉さえない。もの凄い才人である。
ただのヴォーカリストの範疇は超えている。
なんでもかんでも歌えてしまう。
自分の体を使ってベースもパーカッションもやってしまう。
ピアノ、サックス、ベース。。超一流の楽器奏者達と今まで幾度となく VS「声」で渡りあってきている。


それこそ日本では「ボイスパーカッション」などと言って以前は富士ゼロックスのCMなんかもあったりしたけど、ボビーマクファーリンを知ってる身としては、それが小さく見えてしまう。
「ハモネプ」なんかも流行ったりしたけど、大袈裟でなくマジであの5人分くらいを一人でやれてしまう。


そして、それが「音楽」としてしっかり成立している上に「音楽って楽しいもんなんだ」と再認識させてくれる。
会場の客全員や、適当にピックアップした個人と歌い合ったりするのであるが、音痴な人がいても関係なし。
全て「音楽」に変えてしまうのである。


風貌は、ただのレゲエの黒人。
地声は低いが美しいファルセット。ベース音から主旋律まで見事に行き来させる。
例えばこんな感じです。



さぁ、そんなボビーが今回はオーケストラに指揮もするという。
指揮をするってことは、噂には聞いていたが、今日は完全にクラシック専用ホールで新日本フィルの指揮をするのだ。


曲目は……

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Live鑑賞 〜 Hank Jones Trio Live at BlueNote Tokyo 2008

2008年1月8日。



Hank Jones Trio Live at BlueNote Tokyo






Hank Jones(p)
ハンク・ジョーンズ(ピアノ)
David Finck(b)
デヴィット・フィンク(ベース)
Jerome Jennings(ds)
ジェローム・ジェニングス(ドラムス)


ハンク・ジョーンズ。
今年で90歳。Jazzの生き証人。
高校の時からプロとして活動していたというから、芸歴70余年。
もはや人間世界遺産である。


だって日本なら90歳になるおじいちゃんがアメリカ行くってなったら身内でなくても心配するでしょう。


ところがこのハンクおじいちゃんは、はるばる日本に来て、4日間、1日2ステージ、計3時間強ピアノを演奏し、今日でブルーノートのステージが終わったと思いきや、金曜には、すみだトリフォニーホールでソロコンサートもやるという…。
超人である。


それでいて本人は「僕はまだまだピアノが上手くなりたい」とおっしゃる。
「僕は120歳まで生きるつもりだから、まだまだ上手くなれる時間があるだろう?」とも。


この所ジャズの巨星達が次々と他界していくこともあり「今見ておかなくては」の気持ちがあるからか、客の入りは平日だがなかなか上々。


さてライブであるが。。。
もうなんなんでしょう。本当に「よいライブ」というか、感動もあるのだが皆拍手に尊敬、畏敬の念が込められている。…

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合掌!オスカーピーターソン

ジャズピアノの巨匠オスカーピーターソンが亡くなった。。。





アートブレイキーが僕をJazzの世界に導いてくれた人なら、オスカーピーターソンはジャズピアノの楽しさを教えてくれた人であり、ドラマー以外のジャズミュージシャンの中では最初に好きになった人ではなかろうか。


とにかくピアノの88鍵をダイナミックに弾きこなす壮絶なテクニックもさることながら、なにより陽気に、楽しそうに音楽をやる人であった(その裏では自分もバンドも相当な練習をしたようで、ライブ後、すぐにメンバーを集めて練習したというエピソードもある)。


恐らくピーターソンを知らなくても、どこかの料理屋や喫茶店なんかで流れてくるJazzの中でピーターソンのピアノの音を聞いたことがない人はいないんじゃないだろうか、という人だ。


去年はクリスマスにJBが逝き、今年は23日にオスカーピーターソンが逝ってしまった。
今年はマイケルブレッカーの死も衝撃だったが、オスカーピーターソンは死が近いと分かっていたとはいえ、やはり残念でならない。


でも、
ピーターソンの音楽は絶対に残っていきますからね。
人類が滅亡する日までレコード屋の店頭には並んでいることでしょう。


ピーターソンは「プリーズリクエスト」や「カナダ組曲」、まぁ枚挙に暇がないほど有名盤があって、どれも愛聴してますが、僕的にはやはり’90年にNYのブルーノートでライブ録音され、グラミー賞にも輝いた「ライブアットブルーノート」が好きです。もともと4枚分割して発売されましたが、今は1セットで発売になってます。


この時のブルーノートライブは、ピーターソンの多少陰りは見えつつもそれでも早弾きは堪能出来るし、円熟味の味わい、ライブの楽しさも加わって、丁度バランスの取れた作品だと思うのです。
サイドメンがレイブラウンとハーブエリスなので言うことなし。


ピーターソン、今頃天国でレイブラウンと再会して演奏してるんやろうなぁ……合掌ありがとう。

Live鑑賞 〜 Jeff “Tain” Watts TAIN & THE EBONIX featuring Christian McBride Live at Cotton Club 2007

2007年12月18日。
今年最後のライヴ。
初めて東京駅前、丸の内TOKIAのコットンクラブへ。


Jeff “Tain” Watts TAIN & THE EBONIX featuring Christian McBride Live at Cotton Club


Jeff “Tain” Watts(ds)
ジェフ“テイン”ワッツ(drum)
Christian McBride(b)
クリスチャン・マクブライド(bass)
David Kikoski(p)
デビッド・キコスキー(piano)
Marcus…

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Live鑑賞 〜 Angelique Kidjo Live at BlueNote Tokyo 2007

2007年12月12日。


ブルーノートにも数え切れないほど行っているが「ご招待」という形で行くのは初めてである。


予約状況がよくないということなのだろうか、
「ブルーノートの会員に対して各ステージ抽選で~名様ご招待!」という企画である。当選したので行ってみた。


さてアンジェリークキジョー
アフリカ、ベナン出身の女性ヴォーカリスト。今現在グラミー賞にもノミネートされてるらしい。
そういったホームページレベルの知識だけ入れて、あとはなんの予備知識もなしで行った。
期待値はプラスでなくマイナスでもなく、フラットな状態である。


Angelique Kidjo(vo)
アンジェリーク・キジョー(ヴォーカル)
Rubens de La Corte(g, music director)
ルーベンス・デ・ラ・コルテ(ギター、ミュージック・ディレクター)
Joao Motta(g)
ジョアン・モッタ(ギター)
Stephane Castry(b)
ステファン・キャストリー(ベース)
Harvey Wirht(ds)
ハーヴィー・ワース(ドラムス)
Ibrahim…

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楽器フェア2007

日曜のことになりますが、楽器フェア2007に行ってきました。

東京モーターショーとかゲームショーとかには遠く及びませぬが、それでもパシフィコ横浜を借り切って2年に1回やるという、なかなか盛大なイベントです。

いわゆるメジャーな楽器は言うに及ばず、なかなか普段は接さない和太鼓屋だのエジプト楽器屋だの貿易商が出店したりします。

まぁ僕は基本的にはドラムやパーカッション系のブースでウロウロするわけですけれども。

エレクトリックドラムは叩いた感じが、圧倒的にヤマハよりもRolandのV-drumの方が良かったです。

そしてコイツ

これも楽器だそうでケロミンというらしい。口を開いたり閉じたりすることで音階を調節するという…。
結構マスターするのが大変そうな割には、色物の域を出ない感じの代物ですな。

それなりに各ブースにミュージシャンが来たり、別の場所を使ってライブがあったりしたようですが、まだまだ浸透度が低い気がするイベントです。
もっと大物ミュージシャンがゴロゴロいたりするようでないと盛況にはならんでしょう(もっともあまり盛況になられすぎると困るが…)。
アメリカなんかのイベントだと、トップドラマーはゴロゴロ来るわ、果てはスティービーワンダーまで来たりするらしいですからねぇ。
あと、YAMAHA、Roland、KORGといったメーカーのブースは巨大なんやけど、例えばドラムで言うと、PearlやTAMAといったメーカーのブースがなく、まだまだメーカー側も参加出来ていない現状を垣間見ました。

プロテクションラケット

シンバルケースを買いました。

いわゆるシンバルメーカーのケースではなくて、もともとサーフボードのケース屋がドラム用にケースを作ったということです。
protection racketと言います。
日本のトップドラマーは結構使い出してるようです。

写真では分かりづらいですが、結構頑丈です。

中は、フリース製になってて、湿気にも強く、区切られているので何枚も入ります。このパーテーションは着脱可能。

サイドポケットも区切られていて、こちらはハイハットやスプラッシュシンバル入れになってます。

リュックみたいに背負えます。
さすがに背負うと、仙人みたいだ。
でも車がない僕は、スネアにペダルに、その他スティックだのなんだの持って、さらにシンバル持って自転車を漕いだりしていたので、シンバルを背負えるとかなりラク。
改札は横歩きせんとつっかえて前に進めなくなりそう…。

ジルジャンシンバル派の僕は、やはり本当はジルジャンのロゴが欲しかったりしますが、この丈夫さと便利さに負けてprotection racketにしました。
これが今までのジルジャンケース。もちろん捨てはしません…

石森楽器からスティールパンへ

土曜日のこと。
とある用事があって、東京に来て13年目にして初めて大久保にある石森楽器へ。
石森楽器とは、国内外のそれはそれは、多くの管楽器奏者が御用達にする管楽器専門店です。
外人ミュージシャンも来日するとわざわざチューニングに預けにくるぐらい。


さて、管楽器をよく知らない僕は、とりあえず入店して入り口付近にあるポスター等々を見ておりました。
すると、聞き覚えのある声が。。。


学生時代のフュージョンサークルの一つ下の後輩 Y氏ではありませぬか。
単身赴任で大阪から東京に来ていたのは知ってましたが、まさかこんな所で遭遇するとは。
9年ぶりであります。


彼は、ビッグバンド界の甲子園、山野ビッグバンドジャズコンテストで優秀ソロイスト賞を受賞するほどのサックスの腕前を持ちつつも今はM放送の社員。
そして、僕が卒業してからのもう一つの顔としては、スティールドラム(正式にはスティールパンという)に目覚め、日本のスティールパンの第一人者、原田芳弘氏の一番弟子なのであります。


スティールドラム。中南米の島国トリニダードトバゴの楽器。
ドラム缶をガンガン叩いて作成され、音階が出る。


今でこそだいぶ日本でも馴染みになってきて、各地でスティールパンのバンドが出来ていますが、Y氏が始めた頃はまだまだ演奏者も少なく、楽器も手に入りにくく、調律師は未だに日本にはいないそうです。


原田さんに弟子入りして出来たバンドがパノラマスティールオーケストラ。当初は5人ほどだったそうなのですが、今や30人を超える大所帯バンドで今年はフジロックにも出たそうです。


当時5人でやってた時代からのY氏の友人が池袋でその日にライブをやるからモグワイさん行きませんか?と誘われたので、当然の如く参戦。


この日は2人+パーカッションでの演奏。
初めて生のスティールパンの演奏を目の前で見ました。




なんとも言えん綺麗な音色。新鮮な刺激でございました。
まぁ楽しそうに演奏すること
確かに見てるのも楽しいが、やった方が楽しいかも。
ちょっと演奏してみたくなったけど、やっぱりドラムをもっと練習せねば。
でもちゃっかりパノラマスティールのCDを買って帰って参りました

Live鑑賞 〜 aiko Love Like Rock Limited at Zepp Tokyo 2007

2007年10月16日。


aiko Love Like Rock Limited at Zepp Tokyo

なんかよく分からんけど、普段なら大して忙しい時期でもないのにここの所仕事も忙しく、ライヴに備えて午後半休取っていたのに、結局会社出たのが17時前。
ほとんど半休の意味ないや~ん。
急ぎZepp Tokyoのあるお台場へ。


aikoのファンクラブ限定ライヴなのである。
今までは会員本人しか参加できなかったのだが、今回は会員以外に一人参加可能。
というわけで行って参りました。


入場整理番号は135番(2000番台くらいまであるようだ…)と結構前で、
しかも今回はセンターステージがあったので、暑苦しくむさ苦しく、汗のオイニーにまみれるのを承知でセンターステージ横へ。
いわゆる、手を伸ばせばaikoに触れるくらいの場所ってやつですな。


いや~それにしても沈着冷静に僕は自分の場所をキープしてましたけど、ひっさびさでしたわ、あのモミクチャ感。
高校くらいに見た名古屋ハートランドスタジオの「餃子大王」以来か?!
まぁaikoは「Rock」と銘打っててもPopsなので、グチョグチョのライブハウス状態までにはならんですけどね。


ザッと見た感じ、aikoのファンはちっちゃな女の子が比率的には絶対多いので、そういう子達は大変やろなぁ~と思います。
周りを男共が囲んだら、酸欠はおろかオイニーや野郎の汗が飛び散って参ります。


10代から50代まで、老若男女、小学生から中高大専門ぷーフリーター会社員主婦旦那まで、aikoのファンは幅広し。


さすがに一応はファンクラブミーティングなので、選曲もアルバムやカップリングが多かったですね~。
だからaikoも言うてたけどカブトムシやボーイフレンドしか知らん、という付き添いの人には厳しいライブかもしれません。
シングルなんて横顔、星のない世界、シアワセという最近出した3曲しかやってませんからね。


1.be master…

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Live鑑賞 〜 米米クラブ“ホントマツリ” at 代々木第一体育館

2007年10月7日。
去年10月の「解散撤廃宣言」以来の米米クラブのライヴへ。


いや~~楽しかった。歌って、踊りまくりでした。
言わずと知れた事ですが、やはり圧巻のライヴパフォーマンスです。
初めて見た人は「こういうライヴってあったのか!」とびっくりすると思います。


とにかく「魅せる」ことを重視しており、ただ楽曲を聴かせるライヴとは全く違います。


今回のスケジュールは関東(さいたまスーアリ、代々木、横アリ)と大阪のみで名古屋すらないので、恐らく今日は全国からファンがやってきていたでしょう。


僕はあんまり物販には興味がないけれど、米米のは手に入れたいので開演2時間半前に代々木第一体育館入り。余裕で色々買えました。開演1時間前には列が出来たり、売切品も出てました。


曲目は、基本は最新アルバムから。旧曲も「浪漫飛行’07」「FUNK FUJIYAMA NOW」など今風アレンジで(また米米はアレンジをさせても上手いのだ)。それ以外も「愛 know マジック」「SO COOL」など、米米でも後期の曲が多し。
「sure dance」とか「I CAN BE」とか古い曲も聞きたいなぁ。来年に持ち越しだ。あ、でも当然「SHAKE HIP!」はやりました。
あと、ジェームス小野田の18番山本リンダ楽曲「狂わせたいの」が出た!「愛の歯ブラシセット」も中途半端だがやってくれた!


なにせ歴史あるバンドだけに、老若男女問わず来ています。子連れも多い。おばちゃん、おじさんも踊りまくる!
開演前の会場前は、コスプレした人達が踊りの練習をする、皆で記念撮影する…といった独特の光景。色んなアーティストの色んなファン層を目撃しますが、米米はまた本当に独特。


一体どれくらいお金がかかっているんだ?というくらいのステージセット(これでも米米的には抑えた方だろう)、衣装(何回着替えるんだ?というくらいチェンジする)…確かに物販で利益を出さないとやってられないでしょう。あれだけ楽しませてくれるから買います…というか協力しますよ!という感じ。それでも赤字なんじゃないかと心配してしまいます。


とにかく石井さんの盛り上げ方が天下一品。上手い。
石井さん、ジェームスさん、シュークリームシュと歌い手が変わって飽きさせないし、楽器のソロもあるし、石井さん恒例の小芝居はあるし(「子供にはみせないように」という石井さんの前フリ付きで、ホモを題材にした「変態ショー」を普通にやる)、見所満載。
そして今回びっくりしたのは「休憩」が15分あったこと。2、3時間ぶっ通しが当たり前の今日びのコンサートで休憩をあえて取らせるのはおもしろい。自分達の休憩の意味もあるだろうし、子連れやおじさんおばさんの人達にも配慮したステージ進行。
休憩含めて3時間強(あっという間!)。


普通に見てても楽しいが、ヤラしがらずに踊ればもっと楽しいライブ。会場全体が踊りまくる。


そうは言ってもバンドメンバーも50歳手前だったりするので、上手く省エネでライヴをやっていけるような構成にしてあります。昔は何曲もぶっ通しで歌ったり、踊ったりしていたけど、2、3曲やって衣装チェンジも含めて舞台袖へ…という感じ。やっぱりヴォーカルやダンスは「アスリート」なんだろうなぁと実感。自分の体が楽器みたいなもんですからね。その点、楽器部隊は延々演奏します。


今回のパンフレットに「米米メンバーに心理テストをする」っていうコーナーがあったんやけど、その質問に、…

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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