Live鑑賞 〜 Angelique Kidjo Live at BlueNote Tokyo 2007

2007年12月12日。


ブルーノートにも数え切れないほど行っているが「ご招待」という形で行くのは初めてである。


予約状況がよくないということなのだろうか、
「ブルーノートの会員に対して各ステージ抽選で~名様ご招待!」という企画である。当選したので行ってみた。


さてアンジェリークキジョー
アフリカ、ベナン出身の女性ヴォーカリスト。今現在グラミー賞にもノミネートされてるらしい。
そういったホームページレベルの知識だけ入れて、あとはなんの予備知識もなしで行った。
期待値はプラスでなくマイナスでもなく、フラットな状態である。


Angelique Kidjo(vo)
アンジェリーク・キジョー(ヴォーカル)
Rubens de La Corte(g, music director)
ルーベンス・デ・ラ・コルテ(ギター、ミュージック・ディレクター)
Joao Motta(g)
ジョアン・モッタ(ギター)
Stephane Castry(b)
ステファン・キャストリー(ベース)
Harvey Wirht(ds)
ハーヴィー・ワース(ドラムス)
Ibrahim Diagne(per)
イブラヒム・ディアニュ(パーカッション)


1曲目はバンドメンバーのみの演奏。
いやいや、この演奏からして「いいライブ」になりそうな予感がする。
メンバーはアフリカ、中南米系の人で構成されており、
パーカッションもいるからなかなか見ていて楽しいし、本場のリズム感が心地よい。
何よりメンバーが楽しそうに演奏するから、病み上がりのこちらとしては、それだけで元気になってくる。


パーカッションも何の楽器か分からんような秘密兵器を繰り出して演奏する。


2曲目以降アンジェリークキジョー女史が登場。
ブルーノートに来るヴォーカリストは世界でもトップクラスであるのは承知しているが、キジョー氏も例に及ばず。
綾戸智絵のアフリカ版/破壊力10倍増しといった感じである。
なんという歌唱力!小さい体で、踊り狂いながら歌いまくる。


こういう人を見ていると、アフリカには磨けば凄い人達が本当はゴロゴロいるんだろうな~って思う。


曲調も、聞いているとやはりアフリカ系。
なんというか南米系の作風とやっぱり味が違うし、キューバの人達のそれとも違う。
同じアフリカのリチャードボナにも通ずる様な曲調なのである。
こういう民族系の曲調に、あの歌声を聞いているだけで歌詞の意味は分からなくともなんか泣けてくる。


最終ステージだったこともあり、アンコール2回。
客もステージに上げて大変な盛り上がりだった。
観客も色んな人種の人がおり、ホール内は多国籍で、まさにPeace!状態。


キジョーは日本に来る前に言われたらしい…
「どこに行ってるんだ?日本に行ったって客は踊らないよ!」
でも、昨日はなかなかホールでは踊り狂う人々がいたので相当本人も感激したようである。


ちなみに客として清水ミチコ嬢が来ておりました。
隣にいたのはゾマホンか?!


音楽が音楽である場に立ち会えた様なライブでした。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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