Live鑑賞 〜 米米クラブ“ホントマツリ” at 代々木第一体育館

2007年10月7日。
去年10月の「解散撤廃宣言」以来の米米クラブのライヴへ。


いや~~楽しかった。歌って、踊りまくりでした。
言わずと知れた事ですが、やはり圧巻のライヴパフォーマンスです。
初めて見た人は「こういうライヴってあったのか!」とびっくりすると思います。


とにかく「魅せる」ことを重視しており、ただ楽曲を聴かせるライヴとは全く違います。


今回のスケジュールは関東(さいたまスーアリ、代々木、横アリ)と大阪のみで名古屋すらないので、恐らく今日は全国からファンがやってきていたでしょう。


僕はあんまり物販には興味がないけれど、米米のは手に入れたいので開演2時間半前に代々木第一体育館入り。余裕で色々買えました。開演1時間前には列が出来たり、売切品も出てました。


曲目は、基本は最新アルバムから。旧曲も「浪漫飛行’07」「FUNK FUJIYAMA NOW」など今風アレンジで(また米米はアレンジをさせても上手いのだ)。それ以外も「愛 know マジック」「SO COOL」など、米米でも後期の曲が多し。
「sure dance」とか「I CAN BE」とか古い曲も聞きたいなぁ。来年に持ち越しだ。あ、でも当然「SHAKE HIP!」はやりました。
あと、ジェームス小野田の18番山本リンダ楽曲「狂わせたいの」が出た!「愛の歯ブラシセット」も中途半端だがやってくれた!


なにせ歴史あるバンドだけに、老若男女問わず来ています。子連れも多い。おばちゃん、おじさんも踊りまくる!
開演前の会場前は、コスプレした人達が踊りの練習をする、皆で記念撮影する…といった独特の光景。色んなアーティストの色んなファン層を目撃しますが、米米はまた本当に独特。


一体どれくらいお金がかかっているんだ?というくらいのステージセット(これでも米米的には抑えた方だろう)、衣装(何回着替えるんだ?というくらいチェンジする)…確かに物販で利益を出さないとやってられないでしょう。あれだけ楽しませてくれるから買います…というか協力しますよ!という感じ。それでも赤字なんじゃないかと心配してしまいます。


とにかく石井さんの盛り上げ方が天下一品。上手い。
石井さん、ジェームスさん、シュークリームシュと歌い手が変わって飽きさせないし、楽器のソロもあるし、石井さん恒例の小芝居はあるし(「子供にはみせないように」という石井さんの前フリ付きで、ホモを題材にした「変態ショー」を普通にやる)、見所満載。
そして今回びっくりしたのは「休憩」が15分あったこと。2、3時間ぶっ通しが当たり前の今日びのコンサートで休憩をあえて取らせるのはおもしろい。自分達の休憩の意味もあるだろうし、子連れやおじさんおばさんの人達にも配慮したステージ進行。
休憩含めて3時間強(あっという間!)。


普通に見てても楽しいが、ヤラしがらずに踊ればもっと楽しいライブ。会場全体が踊りまくる。


そうは言ってもバンドメンバーも50歳手前だったりするので、上手く省エネでライヴをやっていけるような構成にしてあります。昔は何曲もぶっ通しで歌ったり、踊ったりしていたけど、2、3曲やって衣装チェンジも含めて舞台袖へ…という感じ。やっぱりヴォーカルやダンスは「アスリート」なんだろうなぁと実感。自分の体が楽器みたいなもんですからね。その点、楽器部隊は延々演奏します。


今回のパンフレットに「米米メンバーに心理テストをする」っていうコーナーがあったんやけど、その質問に、
「いよいよコンサートがスタート!客席を見るとあなたの知っている人の姿が目に飛び込んできました。その人の名前を書いて下さい」
という質問があって、トランペットのフッシー小林氏の回答が
「○木 剣(中学校の後輩)」
と書いてあったのはびっくり。
学生時代のサークルの同期です。彼と解散前に米米のライヴも行った事があるし、よく「フッシー、フッシー」と名前は聞いとりましたがパンフに書かれるとは。。。


僕が最初に米米のライヴに行ったのが中学生の時。その時にメッチャ楽しくて衝撃を受けたのですが、その時からクオリティが落ちてない、そしていい意味で「相も変わらず」です。迷曲もいっぱいやるのだけど、コミックソングではないです。それがまた凄い。
年一回でいいから祭りを続けて欲しいものです。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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