幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]
2008年1月23日。
Bobby McFerrin Live at すみだトリフォニーホール
ボビーマクファーリン。
グラミー賞10回受賞。
4オクターブの声域を持ち、しかも超高音から超低音まで自由自在に行き来する。
日本ではビールのCMにも使われている「Don’t worry be happy」の作曲者でもある。
もう彼を形容する言葉さえない。もの凄い才人である。
ただのヴォーカリストの範疇は超えている。
なんでもかんでも歌えてしまう。
自分の体を使ってベースもパーカッションもやってしまう。
ピアノ、サックス、ベース。。超一流の楽器奏者達と今まで幾度となく VS「声」で渡りあってきている。
それこそ日本では「ボイスパーカッション」などと言って以前は富士ゼロックスのCMなんかもあったりしたけど、ボビーマクファーリンを知ってる身としては、それが小さく見えてしまう。
「ハモネプ」なんかも流行ったりしたけど、大袈裟でなくマジであの5人分くらいを一人でやれてしまう。
そして、それが「音楽」としてしっかり成立している上に「音楽って楽しいもんなんだ」と再認識させてくれる。
会場の客全員や、適当にピックアップした個人と歌い合ったりするのであるが、音痴な人がいても関係なし。
全て「音楽」に変えてしまうのである。
風貌は、ただのレゲエの黒人。
地声は低いが美しいファルセット。ベース音から主旋律まで見事に行き来させる。
例えばこんな感じです。
さぁ、そんなボビーが今回はオーケストラに指揮もするという。
指揮をするってことは、噂には聞いていたが、今日は完全にクラシック専用ホールで新日本フィルの指揮をするのだ。
曲目は…… 全文を表示
2007年12月12日。
ブルーノートにも数え切れないほど行っているが「ご招待」という形で行くのは初めてである。
予約状況がよくないということなのだろうか、
「ブルーノートの会員に対して各ステージ抽選で~名様ご招待!」という企画である。当選したので行ってみた。
さてアンジェリークキジョー。
アフリカ、ベナン出身の女性ヴォーカリスト。今現在グラミー賞にもノミネートされてるらしい。
そういったホームページレベルの知識だけ入れて、あとはなんの予備知識もなしで行った。
期待値はプラスでなくマイナスでもなく、フラットな状態である。
Angelique Kidjo(vo) 全文を表示
アンジェリーク・キジョー(ヴォーカル)
Rubens de La Corte(g, music director)
ルーベンス・デ・ラ・コルテ(ギター、ミュージック・ディレクター)
Joao Motta(g)
ジョアン・モッタ(ギター)
Stephane Castry(b)
ステファン・キャストリー(ベース)
Harvey Wirht(ds)
ハーヴィー・ワース(ドラムス)
Ibrahim…
2007年8月18日。
昨年11月以来の矢野顕子グループライヴへ。
Akiko Yano(p,vo)
矢野顕子(ピアノ、ヴォーカル)
Anthony Jackson(b)
アンソニー・ジャクソン(ベース)
Cliff Almond(ds)
クリフ・アーモンド(ドラムス)
結成11年目のトリオであり、どこから切っても世界で唯一無二の矢野さんの音楽世界なので、演奏そのものは申し分なし。
矢野さんは独特の歌い方だし、故に毛嫌いする人もいるかもしれませんが、ピアノの弾き語りを生で聴いた日にはホントに涙が出てきそうになります。
いつもトリオのブルーノートライブの時は、アンコール最初に弾き語りをしてくれるのですが、今日の「釣りに行こう」もよかったなぁ。
矢野ワールドをバンド形式にするのは、大変難しいことだと思います。
でも、アンソニーとクリフという世界を股に掛ける2人にかかれば、二倍三倍以上にワールドが広がって、誰もコピーなど出来ない音楽世界が広がります。
今回ベストだった一曲はくるりの「ばらの花」。
二年前のライヴの時は「こんな凄い詞を書ける人がいるんだ、と思いました。」
という矢野さんのMCからほぼ原曲と同じ感じで演奏されましたが、今回は完全にパワーアップ!
『人の曲、矢野が歌えば矢野の曲』の格言通り、感動的な矢野ヴァージョンのばらの花に変貌していました。
ユニコーンの素晴らしい日々みたいにCD化してくれんかなぁ。
クリフのドラムがフューチャーされる「ほんとだね。」では、多くの観客が気づいてなかったでしょうけど、クリフがウワァ~~っと盛り上げてバンっと終わらないといけない所をクリフがミスって終わりきれず、叩きっ放しの状態に。
さぁ三人が一体どうするか注目してみていると、そこはさすがにプロであり、結成11年目のバンドゆえ、慌てず騒がず矢野さんがまずピアノを弾き出し、アンソニーがそれに音をカブせ、もう一度ウワァ~っと盛り上げて収束させました。
あたかも最初からそういう構成だったかのようでした。さすが!
さてさて今回心配だったのは、この公演からリニューアルされたブルーノートの入場システムについてです。
ここから先はブルーノートに行ったことがある人向けに書きます。 全文を表示
まず15時からの整理券配布が廃止されました。
指定席エリアが3エリアでき、入場も指定席が先。…
2007年4月29日、昭和の日。
Milton Nascimento Live at Blue Note Tokyo。
Milton Nascimento(vo)
ミルトン・ナシメント(ヴォーカル)
Kiko Continentino(p)
キコ・コンティネンティーノ(ピアノ)
Wilson Lopes(g)
ウィルソン・ロペス(ギター)
Gastao Villeroy(b)
ガスタオ・ヴィレロイ(アコースティック・ベース)
Lincoln Cheib(ds)
リンカーン・チーブ(ドラムス)
ブラジル音楽界の至宝。
ブラジルの国民的スター(らしい)。ヴォーカリスト。
僕がミルトンを好きになったのは、高校の時だったかにWOWOWで放送されていたモントリオールジャズフェスのライブ映像を見て。 全文を表示
なんとも言えないメロディーラインに惹かれていった。
なんとも言えない声。
上手いとか下手を超えている声。…
2007年3月25日。
INCOGNITO Live at BlueNote Tokyo
タワーオブパワーのすぐあとにインコが来るなどというブッキングをブルーノートもようやるわ!と当初突っ込みを入れていたが、逆に言えば1週間でこの2つを見られるというのも幸せ、贅沢なことである。
私服か!という感じの服装でボーカル隊以外が登場。
リーダーのブルーイは日本兵みたいな服。
このあたりは御大マッコイタイナーのようにスーツで演奏して演奏後にバーで葉巻をくよらす…といった雰囲気とはまったく違う様相を呈するブルーノートである。
新旧織り混ぜた選曲で途中からはオールスタンディングでノリノリ状態。
タワーはゴリゴリコリコリのファンクだが、こちらは毎度おなじみインコ流ファンクでこれまた気持ちがいい。
なんというかインコグニート独特のあのコード進行がたまらなくカッコエエです。
「STILL A FRIEND OF MINE」や「DON’T YOU WORRY ‘BOUT A THING」、「EVERYDAY」といった昔の名曲もアレンジが施されてこれまたかっこいい。
新作アルバムもそうだがブルーイのアレンジ能力高し。
聴きたかった「コリブリ」をアンコールでやってくれて大満足。 全文を表示
この曲でインドネシア出身の女の子が入って歌う。
彼らはインドネシアのJava JAZZ Festivalに出てから日本に来たので、そこでブルーイが引っ張ってきたのだろうか。
「お試し期間中」という感じであった。…
2007年3月18日。
Tower of Power Live at BlueNote Tokyo
2年前から毎年だいたいこの時期にブルーノートに来ているT.O.P。去年は観なかったので2年ぶり。
最前列で観る。というよりもはや「観戦」と言ってもいいぐらいのライブ。
最初から総立ちのノリノリゴリゴリのファンクだ!!
楽器を吹いていなけりゃただの太ったオヤジか農夫かガチャピンかムックなのであるが、いったん演奏が始まるととんでもない。(ただし、リズム隊のベースのロッコプレスティアやドラムのデビッドガリバルディは細身である。というよりロッコは顔色があまりよくなくて大丈夫か、と思う。)
一体同じ曲を何回演奏していたらこんなに完璧なホーンセクションになるのだろう、というくらい余裕綽々で、踊りながら吹き、コーラスを入れ、しっかりキメを入れてくる。
最前列は、砂かぶりならぬ「ツバかぶり」ではないかと思うほどである。
鉄壁のリズム隊は世に多く存在するが、ガリバルディ~ロッコのラインは世界でも上位の上位だ。
それにしてもデビッドガリバルディ先生のドラミングはかっこいい。
メチャメチャ派手な訳でもなく、たまに走ったりもするのだが、音はデカイし、とにかく彼独自のファンクビートがかっこ良すぎる。
もっとソロを見たかったなぁ。
あと、個人的には「ジェームスブラウン」や「キャピタルS」なんかをやってほしかった。
セカンド終わりで、サイン会をやってくれました。
ロビーに全員いて一人ずつ貰えます。このあと行く方はアルバムのジャケットをお忘れなく。
ただし、メンバーに貰いながら一周すると、ジャケットに黒の文字がいっぱい並んで何が何やら分からなくなります。
もちろんそれが嬉しいのですが…
今年は2月からライブラッシュですが、マッコイが調子悪かった以外はどのライブも甲乙付けがたい素晴らしいライブです。
タワーのアルバムはむちゃくちゃ多いわけだが、文句なしに何度も聴いた痛快ライブ盤はこれ
SOUL BACCINATION LIVE
音楽をやっている人、好きな人、否、あんまり普段音楽を聴かない人でもリチャードボナのライブ/演奏を見たら「音楽って楽しい、おもしろいものなんだ」と思わせてくれる。
超一流のアーティストってこういう人なんだろうな~とも思うし、ベーシストとしての腕も超一級で色んなプレイが出来るし、エグい技量でゲロテクなんだけど、もうそんなのは超えていて、歌も本当に上手いし、またその上手さに嫌みが全くなくて「もっと見せて~~」と思わせる。
バンドリーダーとして立派にバンドを引っ張っており、一体彼はこのあとどこまで進化するのだろう。
先日見たセシルテイラーのような音楽世界もいいけれど、ライブを観たあとの「幸福感」みたいなものを味わえたライブでした。
こういうのはボビーマクファーリンや渡辺貞夫さんのライブに通じるものでした。
アフリカ カメルーン出身。
彼を見たあとつくづくいつも思うけど、恐らく生粋のアフリカ人って環境さえ整っていればとんでもないアーティストになる素養のある人がゴロゴロいそうな気が致します。
スポーツの世界なんかでもそうやろうけど。
もう彼らのリズム感というか、体から自然に出てくるモノは凄すぎます。
当初は見る予定がなかったんやけど、見て本当に良かったライブでした。
今の所今年No.1かな。
それにしても今年は去年と違いこれでもかというほど見たいアーティストがやってくるので大変。
ライブ後にサプライズで相方がバースデイプレートを頼んでくれており、ブルーノート内にハッピバースディのテーマが流れてスポットライト浴びて皆に拍手されました。おおきにぃ!
ブルーノートのスポットライトを浴びるっていうのはこんな感じなのかぁ~と、数々のアーティスト達を照らしてきたライトを浴びれてそれも感激。
バースデイプレートを写真におさめようとしていたら店内が暗いのでなかなか上手く撮れず、そうしたらそのためにスポットを浴びせてくれた写真が上の写真です。
重ね重ねおおきに。幸福な2月25日でした。
昨日ディープインパクトさんの応援で声を出しすぎたせいで、今日は声がガラガラでおます。
腹から声だして応援せないかんなぁ。
さて毎年恒例の矢野さんブルーノートライブに行って来ました。
もう大体やることは分かっているのでサプライズはないけれど、逆に「ハズレ」もないライブ。
結成10年目になるアンソニージャクソン(B)、クリフアーモンド(Ds)とのトリオの音楽の密度の濃さは相当なもの。
いつもながら矢野さんのライブに行くと「幸せ」な気持ちになります。
好きになりだした当時の曲を今日はいっぱいやってくれた事もあるけど、なんか分からんけど聞いてて泣きそうになったりします。
aiko、川村結花(敬称略)など色々「弾き語り」をするアーティストで好きな人はいるけれど、やっぱりつくづく矢野さんは「別格」やなぁ。
なんか飛んでいるというか、自由というか。あまりにも「矢野ワールド」がありすぎて、もはや歌が上手いとかピアノが上手いとか、そういう次元でモノを語れない。
まぁその辺の事は「ほぼ日刊イトイ新聞」で糸井さんと坂本龍一教授が話しております。
さてそうは言ってもやはりドラマー、クリフアーモンドに目が行ってしまいます。
いつもながらかっこいいドラムを叩く、かっこいいクリフ氏。
今年は「くるり」のライブにずっと参加してたので、かなり日本語も覚えてきている様子。
ちょっとドラムの話になりますが、例えばアントニオサンチェスやらオラシオヘルナンデスなんか観てても、基本的に構造が日本人と違うというか、真似できなさを醸し出しているんやけど、矢野さんとやっている時のクリフは、普通のビートをやってくれるので凄く参考になるというか、とにかくオーソドックスなフィルもメチャメチャかっこよく叩きはります。
小技もいっぱい効かすし、音がデカいけどうるさくない。
とはいえ、ミシェルカミロとやったりするほどの人ですから、到底真似出来るレベルにないんですけども。
強いて言えば、アンソニーがちょっと元気ないように感じたかな。
クリフが演奏中にちょこちょこアンソニーを見て「だいじょうぶか?」みたいな顔をしてた。
けっこうエエ歳やからねぇ。
それにしても今週ブルーノートは、一週間でアンソニージャクソンとスタンリークラークというベースの巨頭が見れちゃうんやから凄いなぁ。
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