Live鑑賞 〜 矢野顕子 Trio Live at BlueNote Tokyo 2006

昨日ディープインパクトさんの応援で声を出しすぎたせいで、今日は声がガラガラでおます。
腹から声だして応援せないかんなぁ。


さて毎年恒例の矢野さんブルーノートライブに行って来ました。
もう大体やることは分かっているのでサプライズはないけれど、逆に「ハズレ」もないライブ。
結成10年目になるアンソニージャクソン(B)、クリフアーモンド(Ds)とのトリオの音楽の密度の濃さは相当なもの。


いつもながら矢野さんのライブに行くと「幸せ」な気持ちになります。
好きになりだした当時の曲を今日はいっぱいやってくれた事もあるけど、なんか分からんけど聞いてて泣きそうになったりします。


aiko、川村結花(敬称略)など色々「弾き語り」をするアーティストで好きな人はいるけれど、やっぱりつくづく矢野さんは「別格」やなぁ。


なんか飛んでいるというか、自由というか。あまりにも「矢野ワールド」がありすぎて、もはや歌が上手いとかピアノが上手いとか、そういう次元でモノを語れない。


まぁその辺の事は「ほぼ日刊イトイ新聞」で糸井さんと坂本龍一教授が話しております。


さてそうは言ってもやはりドラマー、クリフアーモンドに目が行ってしまいます。
いつもながらかっこいいドラムを叩く、かっこいいクリフ氏。
今年は「くるり」のライブにずっと参加してたので、かなり日本語も覚えてきている様子。


ちょっとドラムの話になりますが、例えばアントニオサンチェスやらオラシオヘルナンデスなんか観てても、基本的に構造が日本人と違うというか、真似できなさを醸し出しているんやけど、矢野さんとやっている時のクリフは、普通のビートをやってくれるので凄く参考になるというか、とにかくオーソドックスなフィルもメチャメチャかっこよく叩きはります。
小技もいっぱい効かすし、音がデカいけどうるさくない。
とはいえ、ミシェルカミロとやったりするほどの人ですから、到底真似出来るレベルにないんですけども。


強いて言えば、アンソニーがちょっと元気ないように感じたかな。
クリフが演奏中にちょこちょこアンソニーを見て「だいじょうぶか?」みたいな顔をしてた。
けっこうエエ歳やからねぇ。


それにしても今週ブルーノートは、一週間でアンソニージャクソンとスタンリークラークというベースの巨頭が見れちゃうんやから凄いなぁ。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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