Ocean

Live鑑賞 〜 Larry Coryell Trio Live at Blue Note Tokyo 2007

2007年6月24日。


Larry Coryell Trio Live at Blue Note Tokyo


Larry Coryell(g)
ラリー・コリエル(ギター)
Mark Egan(b)
マーク・イーガン(ベース)
Paul Wertico(ds)
ポール・ワーティコ(ドラムス)


マンハッタンジャズクインテット、ミシェルカミロトリオなどなど見たいアーティストに挟まれていたのに敢えてこの公演に行ったのは、なんと言ってもドラマー ポールワーティコが見たかったから。


僕の好きなパットメセニーグループの元ドラマーで、数々の名作名演に付き添って来たドラマー。
しかし、グループを出た後はなかなか日本には来てくれず、ましてブルーノートには今回初登場。
次にいつ来てくれるやもしれないので、これはやはり見るべきである!という事で他のライブを諦めてでも行きました。
それはベースのマークイーガンも同じで、彼も元メセニーグループ。


さて、念願かなってポールのドラミングを間近で見ることができましたが、本当に個性の塊の様なドラミング。
白人ドラマー特有の教科書通りのテクニカルなドラミングと違い、悪く言えば雑な、良く言えばかなり「感覚」で音楽に合わせて叩くドラム。「感じながら」叩いている。
本当に音の隙間までが「流れて」いる。
だから唯一無二で、誰も真似出来ない個性的なドラマーなのです。
アントニオサンチェスしかり、よくぞメセニーはこの人を発掘したよなぁ。…

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Live鑑賞 〜 Roy Haynes Quartet Live at BlueNote Tokyo 2007

2007年6月1日。


Roy Haynes Quartet Live at BlueNote Tokyo


Roy Haynes(ds)
ロイ・ヘインズ(ドラムス)
Jaleel Shaw(sax)
ジャリール・ショウ(サックス)
Martin Bejerano(p)
マーティン・ベヘラーノ(ピアノ)
David Wong(b)
デヴィッド・ウォン(ベース)


ロイ・ヘインズ。
ドラマー。81歳。芸歴65年。。。


一緒に行った知人とも言うていたのだが、凄い。
本当にロイヘインズは凄い人だ。
もうそれ以外に形容する言葉がない、変に形容しようとすると逆に陳腐な言葉になる。


こんな元気な81歳。信じられない。
我々が見たライブも1時間半以上のライブ。
それを1日2回。
ステージまで車椅子だったオスカーピーターソンとは違い、当然徒歩。


確かに、彼のドラミングに賛否あるかもしれない。…

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Live鑑賞 〜 Mike Mainieri & STEPS AHEAD Live at Blue Note Tokyo 2007

いろんなスタジオのいろんなドラムを叩いてきましたが、
「今までで一番いい音、いい鳴りがしたドラムは?」
となると、
『高校の時、名古屋のサタケドラムショップにて盆と正月に恒例で開催されていた「ドラムセット試打会」に行って叩いたスティーブスミス仕様のドラム』

と答えます。


試打会の前に名古屋のボトムラインで、スティーブスミスのライブがあり、そのドラムをサタケさんが引き受けていたらしい。
そしてライブ後にそのままの仕様で試打会に運んできたというのであります。


果たしてあのドラムの音色や感触は、今でも忘れられませぬ。
メッチャメチャいい音と鳴りとチューニングでした。


高校の時から何度もバディリッチメモリアルスカラシップコンサートのスティーブスミスとマービン“スミティ”スミスのドラム合戦の映像を見てきましたが、遂にスティーブスミスその人がブルーノートにやってきてくれました。


Mike Mainieri & STEPS AHEAD Live at Blue Note Tokyo




Mike Mainieri(vib)
マイク・マイニエリ(ヴィブラフォン)
Bill Evans(sax)
ビル・エヴァンス(サックス)
Bryan…

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えるびん

レンタルビデオは、ツタヤでなく近くにある別の店をよく使いますが、ちょくちょくツタヤも半額レンタルをやるので、そう
いう時はツタヤを覗きます。


なぜか、荻窪のツタヤは音楽系の、特にJAZZのDVDがそれこそ新宿店よりも置いてあり、たいがいは見たのですが、先週行っ
たらさらに新しく入荷してました。


エルビンジョーンズの「ディッファレントドラマー


昔は「教則ビデオ」的なものとして、一部の、本当に一部の楽器屋くらいしか見あたらなかったビデオがDVD化され、なぜ荻
窪ツタヤに??
誰が借りんねん、と思いつつ速攻借りました。


エルビンは、Jazzのみならずエルビン以前/以後でドラム業界、ドラミングに多大な影響を与えたドラマーです。


たまに猛烈にエルビンのドラムを聞きたくなる時があるけど、若い頃の(少なくとも元気な頃の)映像はなかなか入手出来な
かったので、これはありがたい。


教則ビデオというよりは、エルビンのドラミングに迫る的な内容なので、ドラム技術を磨くビデオではないけれど、
「ハイハットの音は心臓の鼓動だ。常に一定のリズムを奏でる。色で言うと赤。僕にはドラムの音色が色に聞こえる。バスドラは紫、タムタムは緑や黄色、スネアは様々な色彩だ。色んな色が混ざって、様々なリズムとなるんだ。」
みたいなことは、参考にならないようでいて参考になります。

Live鑑賞 〜 Milton Nascimento Live at Blue Note Tokyo 2007

2007年4月29日、昭和の日。


Milton Nascimento Live at Blue Note Tokyo




Milton Nascimento(vo)
ミルトン・ナシメント(ヴォーカル)
Kiko Continentino(p)
キコ・コンティネンティーノ(ピアノ)
Wilson Lopes(g)
ウィルソン・ロペス(ギター)
Gastao Villeroy(b)
ガスタオ・ヴィレロイ(アコースティック・ベース)
Lincoln Cheib(ds)
リンカーン・チーブ(ドラムス)


ブラジル音楽界の至宝。
ブラジルの国民的スター(らしい)。ヴォーカリスト。


僕がミルトンを好きになったのは、高校の時だったかにWOWOWで放送されていたモントリオールジャズフェスのライブ映像を見て。
なんとも言えないメロディーラインに惹かれていった。
なんとも言えない声。
上手いとか下手を超えている声。…

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Live鑑賞 〜 DIMENSION at Live Depot

2007年4月19日。


仕事終わりで「大江千里のLive Depot」公開生放送へ。


この番組は、TOKYO FMで毎週木曜20時より1時間生放送のラジオ番組であり、さらにインターネットでも生放送とオンデマンド放送もしております。
毎週ジャンルを問わず多彩なミュージシャンが東京半蔵門にあるTOKYO FMホールでライブをやります。


変にバラエティー色はなく、みっちりゲストアーティストのライブを楽しめる上に、時間もきっちり1時間だし、そのあとアンコールもあるので「お金を出してライブに行くまでではないけど味見をしてみたいアーティスト」を見る時にはぴったりの番組です。


過去に僕は川村結花(2回)、矢野顕子、古内東子、はなわ、パパイヤ鈴木とオヤジダンサーズ、PONTA BOX feat.近藤房之助、き乃はち、矢野沙織、SING LIKE TALKING…と見てきました。


この番組がきっかけで川村結花さんは好きになってCDを買い、ライブも行くようになりました。
なかなか観覧が当たらないアーティストもおり、先日ゲストだった渡辺美里の時は見たかったなぁ。
千里さん作曲の10Yearsを是非セッションで聞きたかった。
2人が歌えば’80年代が蘇ります。


放送回数は300回を超え、千里さんは毎週ゲストのミュージシャンと1曲セッションをするので、本当に大変だし凄いなぁと感心してしまいます。
生放送の司会ぶりは熟れたもんで見事。
まだまだ大江千里健在なのです。


さて、本日のゲストはDIMENSION(ディメンション)でした。日本のドフュージョンバンドですね。
ひっさびさにコッテコテのフュージョンを聞いて満足。
そんなバンド知らん、という人もぜっっったいに何回かはテレビから流れる音楽で聞いたことのある曲はあるはず…というバンドです。


あんまり日本のフュージョンは聞かない僕ですけども、やはり聞けばニヤッとしてしまいますねぇ。
増崎孝司(G)、勝田一樹(SAX)、小野塚 晃(Key)の3人のバンドですが、これに今日はカシオペアから鳴瀬喜博(b)、そしてドラムに石川雅春が加わり、泣く子も黙る布陣でライブ。強烈でした。
ナルチョのベースも実は初めてナマで聞きましたが、やっぱり凄いわ。
ゲストであるリズム隊の方がシンドイんじゃないかと思われるほどのキメの応酬。
FMホール自体の音響が悪いので、音が悪かったは仕方なかったけど、無料でこのライブパフォーマンスが見られ、お腹いっぱいになりました。

Live鑑賞 〜 Mike Stern Band Live at BlueNote Tokyo 2007

2007年3月31日。


Mike Stern Band Live at BlueNote Tokyo


全員が一国一城の主のバンドである。




Mike Stern(g)
マイク・スターン(ギター)
Makoto Ozone(p,org)
小曽根真(ピアノ、オルガン)
Chris Minh Doky(b)
クリス・ミン・ド-キー(ベース)
Dave Weckl(ds)
デイヴ・ウェックル(ドラムス)


スターンバンドだけなら、「いつもの感じ」の演奏になることは分かっており、この年度末のクソ忙しい中のライブは回避していた可能性大なのだが、なにしろ「オゾネと演奏してみたい」というスターンたっての希望により実現した特別編成バンドゆえ、果たしてどうなるかという期待大で見逃すわけにはいくまい。


3月21日春分の日は通常休みなのだが、ウチの会社は突然その日を普通に出勤の日、今年は31日が土曜なので、臨時休業日とする(2~4月の土曜は毎週出勤日)と発表。
残務も心配ではあったけど、この日程変更はこのライブに「行け!」ということでしょうと判断し、1度きりかもしれないこのメンツのライブに参戦することに決定。


3番目の入場、でも最前列をキープ出来、1mもない距離でいつものようにスターン氏が演奏してくれました。
のちほど起こるサプライズの時も各ミュージシャンが目の前で大変でした(特にトロンボーン)。


さて見る前のポイントとしては
・普段ピアノ/キーボード奏者を入れないスターンバンドに小曽根さんが入ることでどうなるか?…

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Live鑑賞 〜 INCOGNITO Live at BlueNote Tokyo 2007

2007年3月25日。


INCOGNITO Live at BlueNote Tokyo


タワーオブパワーのすぐあとにインコが来るなどというブッキングをブルーノートもようやるわ!と当初突っ込みを入れていたが、逆に言えば1週間でこの2つを見られるというのも幸せ、贅沢なことである。



私服か!という感じの服装でボーカル隊以外が登場。
リーダーのブルーイは日本兵みたいな服。
このあたりは御大マッコイタイナーのようにスーツで演奏して演奏後にバーで葉巻をくよらす…といった雰囲気とはまったく違う様相を呈するブルーノートである。


新旧織り混ぜた選曲で途中からはオールスタンディングでノリノリ状態。
タワーはゴリゴリコリコリのファンクだが、こちらは毎度おなじみインコ流ファンクでこれまた気持ちがいい。


なんというかインコグニート独特のあのコード進行がたまらなくカッコエエです。


「STILL A FRIEND OF MINE」や「DON’T YOU WORRY ‘BOUT A THING」、「EVERYDAY」といった昔の名曲もアレンジが施されてこれまたかっこいい。
新作アルバムもそうだがブルーイのアレンジ能力高し。


聴きたかった「コリブリ」をアンコールでやってくれて大満足。
この曲でインドネシア出身の女の子が入って歌う。
彼らはインドネシアのJava JAZZ Festivalに出てから日本に来たので、そこでブルーイが引っ張ってきたのだろうか。
「お試し期間中」という感じであった。…

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Live鑑賞 〜 Tower of Power Live at BlueNote Tokyo 2007

2007年3月18日。


Tower of Power Live at BlueNote Tokyo


2年前から毎年だいたいこの時期にブルーノートに来ているT.O.P。去年は観なかったので2年ぶり。



最前列で観る。というよりもはや「観戦」と言ってもいいぐらいのライブ。
最初から総立ちのノリノリゴリゴリのファンクだ!!


楽器を吹いていなけりゃただの太ったオヤジか農夫かガチャピンかムックなのであるが、いったん演奏が始まるととんでもない。(ただし、リズム隊のベースのロッコプレスティアやドラムのデビッドガリバルディは細身である。というよりロッコは顔色があまりよくなくて大丈夫か、と思う。)


一体同じ曲を何回演奏していたらこんなに完璧なホーンセクションになるのだろう、というくらい余裕綽々で、踊りながら吹き、コーラスを入れ、しっかりキメを入れてくる。


最前列は、砂かぶりならぬ「ツバかぶり」ではないかと思うほどである。


鉄壁のリズム隊は世に多く存在するが、ガリバルディ~ロッコのラインは世界でも上位の上位だ。
それにしてもデビッドガリバルディ先生のドラミングはかっこいい。
メチャメチャ派手な訳でもなく、たまに走ったりもするのだが、音はデカイし、とにかく彼独自のファンクビートがかっこ良すぎる。
もっとソロを見たかったなぁ。


あと、個人的には「ジェームスブラウン」や「キャピタルS」なんかをやってほしかった。


セカンド終わりで、サイン会をやってくれました。
ロビーに全員いて一人ずつ貰えます。このあと行く方はアルバムのジャケットをお忘れなく。
ただし、メンバーに貰いながら一周すると、ジャケットに黒の文字がいっぱい並んで何が何やら分からなくなります。
もちろんそれが嬉しいのですが…


今年は2月からライブラッシュですが、マッコイが調子悪かった以外はどのライブも甲乙付けがたい素晴らしいライブです。


タワーのアルバムはむちゃくちゃ多いわけだが、文句なしに何度も聴いた痛快ライブ盤はこれ

SOUL BACCINATION LIVE

Live鑑賞 〜 Richard Bona Live at BlueNote Tokyo 2007

音楽をやっている人、好きな人、否、あんまり普段音楽を聴かない人でもリチャードボナのライブ/演奏を見たら「音楽って楽しい、おもしろいものなんだ」と思わせてくれる。


超一流のアーティストってこういう人なんだろうな~とも思うし、ベーシストとしての腕も超一級で色んなプレイが出来るし、エグい技量でゲロテクなんだけど、もうそんなのは超えていて、歌も本当に上手いし、またその上手さに嫌みが全くなくて「もっと見せて~~」と思わせる。


バンドリーダーとして立派にバンドを引っ張っており、一体彼はこのあとどこまで進化するのだろう。


先日見たセシルテイラーのような音楽世界もいいけれど、ライブを観たあとの「幸福感」みたいなものを味わえたライブでした。
こういうのはボビーマクファーリンや渡辺貞夫さんのライブに通じるものでした。


アフリカ カメルーン出身。
彼を見たあとつくづくいつも思うけど、恐らく生粋のアフリカ人って環境さえ整っていればとんでもないアーティストになる素養のある人がゴロゴロいそうな気が致します。
スポーツの世界なんかでもそうやろうけど。


もう彼らのリズム感というか、体から自然に出てくるモノは凄すぎます。


当初は見る予定がなかったんやけど、見て本当に良かったライブでした。
今の所今年No.1かな。
それにしても今年は去年と違いこれでもかというほど見たいアーティストがやってくるので大変。


ライブ後にサプライズで相方がバースデイプレートを頼んでくれており、ブルーノート内にハッピバースディのテーマが流れてスポットライト浴びて皆に拍手されました。おおきにぃ!


ブルーノートのスポットライトを浴びるっていうのはこんな感じなのかぁ~と、数々のアーティスト達を照らしてきたライトを浴びれてそれも感激。

バースデイプレートを写真におさめようとしていたら店内が暗いのでなかなか上手く撮れず、そうしたらそのためにスポットを浴びせてくれた写真が上の写真です。
重ね重ねおおきに。幸福な2月25日でした。

Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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