幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]
2021年9月27日。
aiko Love Like Pop Vol.22 at 東京ガーデンシアター
出演:
aiko(vo)
佐藤達哉(key)
設楽博臣(gt)
浜口高知(gt)
須長和広(B)
佐野康夫(Ds)
山本公樹(Sax)
庵原良司(Sax)
小林太(tp)
川原聖仁(tr)
室屋光一郎(1st vln)
大槻桃斗(2nd vln)
渡邊達徳(viola)
檜山百合子(violincello)
<Set List> 全文を表示
1.片想い(弾き語り)
2.メロンソーダ
3.線香花火…
2021年8月13日。
Live鑑賞 ~ KIRINJI SPECIAL LIVE 2021 ~SAIKAI~ at Zepp Haneda
KIRINJI SPECIAL LIVE 2021 ~SAIKAI~ at Zepp Haneda
出演:堀込高樹(Vo/Gt/Key)
千ヶ崎学(Ba)
KASHIF(Gt)
伊吹文裕(Dr)
宮川純(Key)
矢野博康(Perc/Manip)
MELRAW(Sax)
Guest:
Awich
<Set List>… 全文を表示
2021年6月9日。
以下、aiko Love Like Pop Vol.22ツアーは現在開催中のため、ネタバレを含みます。
ご注意ください。
aiko Love Like Pop Vol.22 at 東京ガーデンシアター
出演:
aiko(vo)
佐藤達哉(key)
設楽博臣(gt)
浜口高知(gt)
須長和広(B)
佐野康夫(Ds)
山本公樹(Sax)
庵原良司(Sax)
小林太(tp)
川原聖仁(tr)
室屋光一郎(1st vln) 全文を表示
大槻桃斗(2nd vln)
渡邊達徳(viola)…
昨年来、Jazz/Fusion界の訃報が続き、とりわけマッコイ・タイナー、ライル・メイズと個人的によく聴き込んできたピアニストの訃報が相次いでいたのだが、ここにまた信じられない訃報が飛び込んできた。
これを書いている今でもまだショックだし、信じられない。
Jazz界の巨匠たちは、すでにそれなりの年齢に達しているから、最近の演奏状態とか、動作なんかを見ていれば(マッコイがそうだったが)、それなりにこちらも「覚悟」があるのだけれど、ことチックだけは、まだ今年80歳(まだ79歳)でむちゃくちゃ元気に精力的に活動していた人だったから、俄かに信じがたいのである。
最初にチック自身が演奏するアルバムや曲に触れたのは、覚えていないくらい昔。
中学くらいだったはずで、中3で今は無き大阪ブルーノートに初めて行ってJazzの魅力にぶっ飛ばされるよりも前だったろうとは思う。
チックの曲そのものに初めて触れたのは日時は定かでないにせよ、はっきり覚えている。
ヤマハのポピュラーミュージックスクールでドラムを習っていて、その発表会の時の講師演奏で、先生たちが「スペイン」を演奏していたのだ。
小学生だったぼくは、曲そのものに「かっこええ曲やなぁ」と思ったのを覚えている。
もっとも、チック作だと知ったのはそれよりもずっとあとだが。
以後、高校の時はアルバムをさまざま購入していった。
エレクトリックバンドも好きだけれど、個人的に愛聴したのはアコースティックバンドの方。
ド・モダンジャズ好きなJazz親父的な人からすれば当時のチックコリアアコースティックバンドは、パティトゥッチやウェックルが若かったこともあって「軽い」とかなんとか言われたものだが、高校生のぼく的にはスリリングで聴きやすく、とっつきやすいピアノトリオ作品だった。
ぼくが生まれる’70年代初頭に出たリターントゥフォーエバーは当時は斬新で新鮮だったろうけれど、ぼく的には古さを感じざるを得なかったし、それよりはエレクトリックバンドであり、むしろ「Now he sings Now he sobs」のようなトリオ作品の方が新鮮に聞こえた。
’90年代以降もチックは次から次へと新機軸のバンドを打ち出し、どれもこれもスリリングでとっつきやすいものだった。
このあたり、取りようによっては、チックは節操がないとか、その場の気分だけで音楽をやっているようにも見えもするので「肩書き」やら「一貫した路線」「二兎を追う者は一兎をも得ず的な発想」が好きな人にとっては敬遠されがちな所だったかもしれない。
一方で、チックは昔組んだバンドも何年かすれば再結成してライブする、ということを平気でやれる人だった。 全文を表示
いわゆるマイルスを筆頭に、いわゆる芸術家タイプの人は自分の過去を振り返ったり、過去のバンドや作品のリュニオンを嫌がる人がいるが、チックはそうでなかったということだ。
逆にファンとしては、昔の知っている曲を昔と同じメンツで聴けるわけで有難い話である。
で、2017年のエレクトリックバンドライブの時にも書いたが、そういうリュニオンをやる時に当時の仲間がちゃんと集まるのがチックの別の面での凄さだと思う。
タダでさえ我の強いトップミュージシャンたちで、嫌だったら集まらないだろうに、ちゃんとチックのもとに再結集するのだ。…
世間は音楽聴くのもサブスク全盛であるけれど、ぼくの場合はそのサブスクにすら入ってへんような曲を聴きたかったり、そもそも自分だけが持っているものもあるので、itunes matchで自分の曲たちを管理してWi-Fiで引き出して聴いている。
必然、入れるだけ入れてあるものの「聴いてない曲」というのが存在し、シャッフルであらゆる曲をゴチャゴチャに再生して「こんな曲もあったんか!!」と自分で入れておきながらびっくりしたり、曲を発見したりすることもある。
先日、いつものように我がiPhoneさんのDJに曲をシャッフルさせて、雑務しながら様々な曲を聴くともなしに聞いていた。
ある曲がかかった。
明らかにパットメセニーのギターの音で、ゆっくりしたバラード。
まぁ作業のBGMにはちょーどいい感じ。
で、曲の終盤になってから、、、
「え???ちょっと待て、ちょっと待てよ、この曲、もしかして。。。」
で、もう一度最初からちゃんと聞いてみる。
間違いなかった。
20年(正確には21年)かかって探していた曲だった。
1999年12月13日〜19日にパットメセニーがブルーノート東京で日本初の公式クラブギグを行った。
ブルーノート東京では、数えきれないくらいライブを見てきたが、この時のメセニートリオ(パット・メセニー〜ラリー・グレナディア〜ビル・スチュワート)の演奏は今でも強烈に記憶に残る名演。
メセニーはその後もブルーノート東京には何度も出演するようになるし、そのどれもがクオリティ高いのだけれども、ぼくの中では一二を争うライブ。
天に召されたライル・メイズが唯一、そしてメセニーグループとして登場した2008→2009年の年跨ぎライブと双璧で、それでも敢えていうなら、最初の衝撃という意味でも’99年のこのトリオが上なくらいである。
(余談だが、メセニーが組んできたあらゆるトリオの中で個人的にはこの3人がベストだし、とりわけドラムに関してはビル・スチュワートとの相性がいい(グループでもドラマーを努めたアントニオ・サンチェスは例外)。ビルスチュはジョン・スコフィールドのお抱えでもあるけれど、ジョンスコとメセニー、ピーターバーンスタインといった全くタイプの異なるギタリストの誰とも上手くやれる特殊なドラマーである)
ジャズクラブにメセニーが初登場ということもあり、当時のブルーノートは朝から並べば最前列で見れたこともあって、早朝から防寒具を用意して店の前に並んだ。
ライブ開始の12時間以上前である。
でも、地球上でもトップクラスのアーティスト/ミュージシャンの演奏を自分の目の前1m以内で見られるのなら、12時間前なんて朝飯前でしょう。
そして、ライブ開始。
白熱。
オーディエンスも大盛り上がり。
本編ラストの、メセニートリオライブでは定番である「Question&Answer」に至っては、ビル・スチュワートの壮絶なドラムソロ、メセニーの咆哮ギターシンセソロも重なって、それだけで20分強の演奏。
通常ブルーノート東京は1日にファーストショー、セカンドショーと客を入れ替えて2回ライブを行い、アンコール含めてだいたい75分くらいが演奏時間の目安なのだが、この時のメセニートリオは一つのショーがゆうに2時間、盛り上がればそれ以上演奏していた。
(この頃のブルーノート東京セカンドショーでは、終電に間に合わない客が途中で退席する姿もちらほら見受けられたほど、ライブが盛り上がれば23時半を過ぎてもまだライブをやっていた。)
(2018年ブルーノート東京30周年の際に発行されたBlueNote JamSession誌面より)
さて、本編で強烈に盛り上がり、当然の如くアンコールの拍手鳴り止まず。 全文を表示
そのアンコールに応えて、メセニーは1人で登場し、おもむろにアコースティックギター1本を抱えた。…
2020年12月10日。
Live鑑賞 ~ KIRINJI LIVE 2020 at NHKホール
KIRINJI LIVE 2020 at NHKホール
出演:KIRINJI
堀込高樹(vo/gt/key)
楠均(dr/per/vo)
千ヶ崎学(bass/vo)
弓木英梨乃(gt/vo)
Support Musicians:
矢野博康(per/manipulator)
sugarbeans(key)
MELRAW(Sax/fl)
Guest:
YonYon、鎮座DOPENESS
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1.明日こそは/It’s not over…
筒美京平さんだ、ヴァンヘイレンさんだと、このところ一般のニュースでも大きく取り上げられるような音楽界の訃報が続きます。
このブログもコロナの野郎のせいで、ライブにもなかなか行けず、訃報ばかり書かねばならぬのは痛恨。
さて、あらためて筒美さんの曲のラインナップ、スゴっ!としか言いようがない。
もう、題名見ただけでメロ出てくるのがどんだけあるか。
題名がそのままサビのメロやったりするし、リズムも含めてポンっ!と頭に浮かぶ凄さ。
今がアカンとか昔がエエとかいう話に落とし込もうなんて気はさらさら無いけれども(そもそも筒美さんは2010年代も曲書いてるし)、少なくとも筒美さんの曲とか往事の歌謡曲って「題名」とか「一行目」で曲が歌えたり、四の五の言わずに内容が分かる凄味みたいなものがあったよねぇ。
さて、ヴァンヘイレンの場合は、高校生自分に1曲や2曲なにかバンドで演ったような気はする正味追悼するほどには馴染みがないので、ここは思いの大きい人に筆を譲ります。
それ以上に個人的に一番大きい最近の音楽界の訃報はロッコの死です。
タワー・オブ・パワーのベーシスト、フランシス・“ロッコ”・プレスティアが死去
最後に見たのは2016年になるのか。
Live鑑賞 〜 Tower of Power Live at BlueNote Tokyo 2016
ぼくはもう随分年をとってからのロッコしか知らないのだけれど、パッと見、全然グルーヴを醸し出すようには見えない風体。
ただひたすらに訥々と弾く感じ。
ところが、いざディヴィッド・ガリバルディ先生のドラムと合わさると、鉄壁のリズム隊になる不思議。
ちょっと前のめりになりながら、派手さはなくとも弾きまくるロッコさん、そして歴史上間違いなくトップクラスのファンクリズム隊をライブで体感できたこと、嬉しく思います。
ご冥福をお祈りします。RIP。
もうあのグルーヴは浴びることができない。
けれど、いっぱいいっぱい音源や映像が遺っていくのよね。
音楽は、音を出した瞬間に空に消えるけれど、永遠。
この数日、Jazz好きのSNSでは本当のニュースなのか、フェイクなのかで揺れていた一件。
いまだに日本のメディアのニュースには出て来ないけれど、ほぼ間違いない。
残念な訃報。
最初は、敬愛するドラマー ジャックディジョネットがSNS上でピーコックの死を伝えていて、でもその後全然メディアから情報も出て来ず、、とはいえ、いくらなんでも盟友ディジョネットが嘘を言うこともなかろう、、と揺れていた。
日本でも、Twitter界隈では皆「どっちなんだ??」の嵐。
が、ピーコックが多くの作品を残したECMレーベルからも公式に発表があり、間違いなかろうと。
で、正直に言えば、ぼくはピーコックのことはキースジャレットスタンダーズトリオでの音源しか知らない。
ただ、逆に言えば、スタンダーズは愛聴曲も多いので、ヘタなベーシストよりはたくさん聴いている。
キースのスタンダーズは、何も考えずに聴けば、まぁ誰もが楽しめるのだけれども、実際にはかなりのJazz玄人向けであり、特にあらゆる曲が時として(ホンマにキースの気まぐれに思える)エクステンションとして、ぶっ飛んだ方向に進化、昇華し、収束する様は、めちゃめちゃスリリングで、芸術的で、ザJazzなのであるけれども、分からない人には全然分からないと思われる。
ぼくは、ピーコックのベーシストとしての凄さを語るほどにベースの事は全然分かっていないのだけれど、あの自由すぎて繊細すぎてジャズアーティスト以前に芸術家であるキースジャレットと、変幻自在のディジョネットのドラムの間で、ベースとして音楽を支え続けたこと自体がピーコックの凄さに思う。
弾いている姿が、ベース職人。
前へ出ていく感じでもなく、淡々と弾き続ける。
でも、死を機にいろいろ調べてみると、もともとはドンチェリーやアルバートアイラーなんかのフリージャズの畑から出てきてるし、かと思えばハービーハンコックやトニーウイリアムス、ミシェルペトルチアーニや我がロイヘインズ師匠とも演ってるし、挙げ句演奏から遠ざかって京都に住み、その時に我が日本の富樫雅彦や菊地雅章などの日本人ジャズメンなんかともアルバムを作ってる。
なんか、掴み所のないベーシストだったんだなぁと。
まだまだ聴いてないアルバムもあるので、聴いてみたい。
なにが残念って、ジャズ史上に燦然と輝く唯一無二のピアノトリオ、キースジャレットスタンダーズに紡がれる新しい音楽がもう二度と世に出ることがなくなったこと。
ただ、このキースのスタンダーズは、3人が亡くなっても、ぼくが亡くなっても、100年経っても、人類が存在して音楽がある限り、間違いなく遺されていく作品群なので、ピーコックのベースもそこで生き続けていく。
このブログの記録には残っていないけれど、唯一回だけ、渋谷オーチャードホールにてキースジャレットスタンダーズのライブを見ておくことができて良かった。
(ただし、この日のキースは不調で、エクステンションも全くなかったのが残念)
日本でも数々の名演を遺してきたけれど、1993年雨のよみうりランドオープンシアターイーストにおける、Solarからのエクステンションは、ぼくは高校3年で映像を見、スタンダーズの凄さを初めて知ることになったライブになった。
今考えるとあれだけ神経質なキースが、よくぞ真夏の野外、そして雨が降りまくってスタインウェイが濡れる状況でライブを決行したなと。
伝説のライブである。
以下、その映像。
26分もあるので見なくていいです。
ただ、凄いです。
10分はSolar、そこから5分間その先へと繋がるエクステンションのメロディを探すキース(ベース進行はSolarのまま)、15分頃にもう一度テーマメロディが演奏され、そこから10分強は若干東洋チックになり、リズムまでも変化していく圧巻のエクステンション。3人が互いの音を聴き合い、延々と音を探していく。。。
これが、その日、その場だけで演奏されるジャズの醍醐味。
この日のライブDVD。ライブアンダーザスカイといい、よみうりランドオープンシアターイーストはぼくにとっては伝説の会場だ。… 全文を表示
新コロのせいで、生き残っているジャズジャイアントたちが亡くなっていく。
これで3人目。
リー・コニッツが亡くなった。
バッキー・ピザレリ、エリス・マルサリスに次いで。
(ウォレス・ルーニーも亡くなったが、ジャイアント手前の年齢なので別枠)
でも、3人の中では、コニッツが個人的には1番馴染みがある。
アルバム「motion」におけるエルビン・ジョーンズとの掛け合いは、熱いが軽快に煽るエルビンと、どこまでも涼しげに吹くコニッツが最高で愛聴盤。
92歳。キャリア70年以上。
1度ブルーノートで見てみたいジャズジャイアントの1人だったがついぞ登場はなかったし、見ることが出来なかった。
無念。
憎き新コロ。くそっ。
合掌!
安らかに。
エルビンのドラムが冴えまくるコニッツのモーション
モーション+3
ブルーノート東京に、海外からアーティストが来てくれて、食事しながら演奏が聴けるってことが、どんだけ素晴らしいことだったのかと、そう思う今日この頃である。
(ブルーノート系列のライブハウスやビルボードライブなども当然含む)
個人的にはあの場所こそ必ず存続して欲しいけれど、当分ムリな気が…
いわゆるRockのライブハウスに比べれば、ブルーノートやコットンクラブやビルボードライブは天井も高く、かなり広い空間だけれどもそれでも混雑した日にはかなり密集・密接度も高いのでそういう意味でまず厳しい。
自粛要請が功を奏して日本が大丈夫だったとしても、世界各国からアーティストたちがちゃんと来てくれるのか、という意味でも厳しい。
東日本大震災の時は、福島のことがあり、震災から数ヶ月はなかなか海外のアーティストが来づらい状況だったけれど、その間も日本のアーティストが来日キャンセルの穴を埋めたり、気概あるアーティストはそれでも海外から飛んできてくれたものだった。
(震災当日にライブのあったタワーオブパワーは、予定通り最後までライブを行なってくれた)
今回はそうもいかないだろう。
今後のスケジュールは軒並みキャンセル(延期)になっていて、どれだけ内部留保があるか知らんけど、傍目から見ても危機的状況。
スタッフさんたちも大変だ。
上手く再開出来た時には常連さんはじめ、多くの人が押しかけそうな気がする。
(それはそれで第二波が心配だが)
ぼくもあの場所で再び音楽を浴びることが出来た日には、そのアーティストが誰であれ、感涙するんじゃないかと思う。
ニューヨークのジャズクラブも当然閉店状態。
必ずやまたニューヨークへ行ってジャズクラブ巡りの出来るがくることを祈る。
みーーんなが頑張って耐え忍んで、またあの場所で音楽を浴びたい🎶
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