音楽界の訃報続く

筒美京平さんだ、ヴァンヘイレンさんだと、このところ一般のニュースでも大きく取り上げられるような音楽界の訃報が続きます。
このブログもコロナの野郎のせいで、ライブにもなかなか行けず、訃報ばかり書かねばならぬのは痛恨。

さて、あらためて筒美さんの曲のラインナップ、スゴっ!としか言いようがない。
もう、題名見ただけでメロ出てくるのがどんだけあるか。
題名がそのままサビのメロやったりするし、リズムも含めてポンっ!と頭に浮かぶ凄さ。

今がアカンとか昔がエエとかいう話に落とし込もうなんて気はさらさら無いけれども(そもそも筒美さんは2010年代も曲書いてるし)、少なくとも筒美さんの曲とか往事の歌謡曲って「題名」とか「一行目」で曲が歌えたり、四の五の言わずに内容が分かる凄味みたいなものがあったよねぇ。

さて、ヴァンヘイレンの場合は、高校生自分に1曲や2曲なにかバンドで演ったような気はする正味追悼するほどには馴染みがないので、ここは思いの大きい人に筆を譲ります。

それ以上に個人的に一番大きい最近の音楽界の訃報はロッコの死です。
タワー・オブ・パワーのベーシスト、フランシス・“ロッコ”・プレスティアが死去

最後に見たのは2016年になるのか。
Live鑑賞 〜 Tower of Power Live at BlueNote Tokyo 2016

ぼくはもう随分年をとってからのロッコしか知らないのだけれど、パッと見、全然グルーヴを醸し出すようには見えない風体。
ただひたすらに訥々と弾く感じ。
ところが、いざディヴィッド・ガリバルディ先生のドラムと合わさると、鉄壁のリズム隊になる不思議。

ちょっと前のめりになりながら、派手さはなくとも弾きまくるロッコさん、そして歴史上間違いなくトップクラスのファンクリズム隊をライブで体感できたこと、嬉しく思います。
ご冥福をお祈りします。RIP。
もうあのグルーヴは浴びることができない。
けれど、いっぱいいっぱい音源や映像が遺っていくのよね。
音楽は、音を出した瞬間に空に消えるけれど、永遠。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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