Live鑑賞 〜 川村結花コンサートツアー2015「20年目の独奏」at 代官山 晴れたら空に豆まいて

2015年12月18日。

川村結花コンサートツアー2015「20年目の独奏」at代官山 晴れたら空に豆まいて

晴れ豆 木の看板

川村さん看板

川村結花(P)


2012年11月30日のライブ
Live鑑賞 〜 川村結花 Power of 5 at 目黒 Blues Alley Japan
以来、3年ぶりの川村さんライブ。
その時は5人編成だったのでピアノ弾き語りの川村さんとしては2009年10月の南青山MANDARA以来、かなり久々である。


当ブログには上の2つしか鑑賞を書いていないが、もともとはTokyoFMのLiveDepotだったり、他のライブハウスだったり、北区にある北とぴあでのライブを見に行ったりと、川村さんともなかなか長い付き合い?である。


そんな川村さん、とにもかくにもその類い稀な作曲/作詞能力から他のアーティストへの楽曲提供が多くてそれほどライブを行っていないが、自身としてはデビュー20周年(本人曰く「創業20周年」)ということで、ライブ開催に踏み切った様子。
正直な感想を言えば、今までの川村さんライブの中で一番泣けてきたかもしれない。歌とピアノだけのライブなので余計に歌詞が染み入るせいもあるし、ぼく自身がいろいろ経て歳をとったこともあろうけれど。
初めて訪問した代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」がソールドアウトのためにイスを並べ倒してあってギューギュー詰めで、隣を気にしながら、、だったのでライブを見る環境としては今までで最悪だったかもしれないけれど、それを凌駕する歌の強さ。感動でした。


自身の作曲である「夜空のムコウ」(ぼくは川村さんが弾くバージョンの方がよほど好きだ)、「朝焼けの歌」「遠い星と近くの君」「知らないままじゃなくてよかった」「ビューティフル・デイズ」「home」といったファンにはお馴染みの昔からの名曲から、「空が空」「バナナ」「歌なんて」「なんでもないなんてことない歴史になんて残らない一日」といった比較的最近の曲、そして「くつのひも」のような自身も10数年振りにライブでやるという超古い曲まで散りばめた、まさに20周年記念感謝ライブといった趣き。
もちろん、こちとら他にあの曲も、あの曲も!やってほしいという欲は出るが、そりゃ全部を叶えるのは無理難題というもの。


極め付けはこのライブのための書き下ろし曲、川村さん曰く「創業20周年記念社歌」という「五線紙とペン」。
社歌といってももちろん川村節全開メロディーで、且つ泣ける詞に仕上がっていた。


川村さんくらいのポジションて、ぼくなんかは勝手に想像すると、有名な人に曲を手がけて、賞もいただいて、かと言って街を歩いたからといって誰に指をさされるわけでも写真誌に追われるわけでもなく、ライブを開けば聴きにくる固定客がいて、下世話な話、「夜空のムコウ」や「あとひとつ」などなどで印税も十分で、、、と羨ましくもあるのだが、「五線紙とペン」を聞くと、川村さんなりにいろいろと苦労は重ねてはるのだなぁ〜と思うのである。
いや、すべてのアーティスト、すべての人間がこの歌詞にあるように、昔の自分に
「ねぇ、こうなりたかったの?って問いかけたなら ビミョーにちがうって答えるだろう」


珍しくライブ後には、ライブ会場限定発売のCDへのサイン会も行われ、ほとんどの客が購入するほど大盛況に。
創業20年、おめでとうございます。
川村さん、まだまだ素晴らしい音楽を!


オーシャンへ

晴れ豆 外看板

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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