合掌!ジョーザビヌル

悲しい。
また、Jazzのみならず70年代以降の音楽界に多大な影響を与えたアーティストが亡くなりました。


ジョーザビヌル死す…


なんと言ってもウェザーリポートでしょう。
今聞いてもかっこいい演奏の数々…。今後も聴き続けるでしょう。
そしてウェザーから最近のザビヌルシンジケートまで、ジジィになっても若い連中を引き連れて、かっこいい演奏を聴かせ続けてくれました。


マイルスから巣立ったザビヌルですが、とにかくマイルスの様に若手ミュージシャンの発掘は凄かったですね。
特にベースやドラムにこだわったと言われます。


その筆頭格がジャコパストリアスでしょう。
「俺は世界最高のベーシストだ」とアポ無しでザビヌルの前に登場し、ザビヌルは激怒したらしいですが、彼のデモテープを聴いて即座にウェザーリポートに加入させたそうです。


ジャコ、アルフォンソジョンソン、最近ではリチャードボナ、リンレイマルトに至るまでザビヌル学校出身のミュージシャンが後のベース界に与えた影響は計り知れないわけで、日本のベーシストの人達も少なからず彼らに影響を受けているとすれば、その頂点にザビヌルが(果てはマイルスが)いるわけです。


僕的には、一昨年のザビヌルシンジケートのライブを見れておいて本当に良かったです(今思えば去年も行っておけばよかった…)。
御大ザビヌルは、そんなに弾きまくってはなかったけど、あの存在感、カリスマ性は唯一無二でしょう。
当日チックコリアエレクトリックバンドがチックを含めて全員見に来ていてそれはそれは豪華なクラブ内でした。


曲としては「マーシーマーシーマーシー」なんかもありますが、僕は「バードランド」が好きですね。
ウェザーバージョンは勿論ですが、マンハッタントランスファーやメイナードファーガーソン楽団のバージョンもお気に入り。
これまた永遠に聴き続けるでしょう。


アルバムは、ウェザーのアルバムも良いけど最初に衝撃を受けたのがザビヌルシンジケートの「World Tour」。
このアルバムの「Patriots」だけでメシが食えます。



ワールド・ツアー


現ザビヌルシンジケートのメンバーはどうしていくのだろう。


今ごろジャコとセッションしてるかな、それともマイルスに「お前、やっと来たか」なんて言われてるやもしれません。
ご冥福を!

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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