Live鑑賞 〜 Lauren Desberg Live at BlueNote Tokyo 2019

2019年5月29日。2nd Show。

Lauren Desberg Live at BlueNote Tokyo 2019


Lauren Desberg Live at BlueNote Tokyo 2019

ローレン・デスバーグ


Lauren Desberg(vo)
ローレン・デスバーグ(ヴォーカル)
Lucas Pino(sax)
ルーカス・ピノ(サックス)
Mathis Picard(p)
マティス・ピカード(ピアノ)
Aaron Liao(b)
アーロン・リャオ(ベース)
Jonathan Barber(ds)
ジョナサン・バーバー(ドラムス)


<Set List>
1.YOU GO TO MY HEAD
2.FALLING DOMINOES
3.LIE TO ME
4.YES UNLESS
5.ALONE IN LOVE
6.THE WAY YOU FEEL INSIDE
7.I’M GONNA SIT RIGHT DOWN
8.NEVER LET ME GO
9.YOU REMIND ME
10.SOMETHING WRONG WITH ME
11.CAN’T STOP THE SHOW
EC.I WANNA BE LIKE YOU


ジャズボーカルに関しては蘊蓄を語れるほど聴いてきてはいないので、論を張るのを避けるけれど、恐らくもうジャズボーカルというとこういう感じの領域に来ているのでは、と思わせるライブだった。
いわゆるFemale Jazz Vocalのレジェンドたちのような歌いっぷりとは全く違うし、ライブを通して1度たりとて4ビートのリズムや、スキャットなどは出てこない。
別にそういった、いわゆるドジャズボーカルを聴きたかったわけではないので、当方としては全然OKなのであるが、どちらかというとR&Bだったり、リズムによってはラテンだったりと、完全に現代型のヴォーカルである。

という意味では誰でも楽しめて、聞きやすいし、ブルーノート東京初めて!みたいな人たちにもってこいである。
ここまでブルーノート東京も浸透してくると、ブルーノート東京慣れしてる人たちが多かったり、出演するアーティストのライブ流儀に沿ったライブの見方をしなければならなかったりして、初心者は入りづらい部分も出てくるかと思うが、それがない。

ローレン。さすがにニューヨークで頭角を現しているだけあって、上手い。
(まぁブルーノート東京に出演できる海外アーティストは世界でブイブイ言わせているわけだから当たり前だが)
そして、バックのメンバーも、色とりどりの曲をキチッと演奏出来るので、いい塩梅。

個人的には、これまた若手で頭角を現しているドラマーのジョナサン・バーバーに注目していたのだが、やはり彼も新世代ドラムス。
(ちなみに、彼はまだ世界的なドラマーサイトである「Drummer’s World」には出ていないけれど、今や世界を席巻しつつある日本のドラムメーカー「カノウプス」のカタログ、表紙裏に載ってくるようなミュージシャンである)

もはやセッティングが新世代。以下の画像で分かるだろうか。

そう。タムがない、のである。
タムの位置にスネアを置いている。スネア2発。

通常のスネアの左にハイハットがあって、そのさらに左にサイドスネアを置く、というセッティングは全く珍しくなくなったが、今回のようにタムの位置にスネアが置いてあるのを見るのは初めてである。

で、演奏が始まるまではぼくは勝手にサイドスネア的に使うものだと思っていたのだが、さにあらず。
タムの位置に置かれたこのスネアは、音のイメージとしては、ヘッドやスナッピーをユルユルにして、野太くジュワーン!と広がりのある音の出方をさせていた。
(もちろん、曲によっては、完全にノースナッピーでの音も出す)

シンバルもたった3つ。
左利きの彼は、ライドを左に置き、右のシンバルもライドとクラッシュ兼用な趣き。メーカーはイスタンブール。
ハイハット左に強烈なトラッシュ音を出すシンバルが鎮座。
フロアタムが2個。

こんな個性的なセットで、ソロとか出来んのかい!と思ったが、本編最後に導入されたドラムソロは見事なものであった。

ケンドリック・スコットが、ドラムはまだまだ左側に領域が広がっている、と言っていたけれど、まだまだ新世代のドラムスは変貌を遂げそうである。

どうしてもドラマー目線でのライブ鑑賞ブログとなってしまったが、上記したように他のプレイヤーも上々。
なにより歌伴の場合、ともするとつまらなさそうに演奏するプレイヤーもいたりする所、ローレンのバンドのメンツは世代が皆近いこともあってか、終始楽しそうに演奏している姿が印象的で、やっぱりそういう表情は大事よね、と思う次第である。


シンガーソングライターとしての才能も全開な、ローレンの最新アルバム

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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