幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]
2010年10月30日。
キリンジ Live at 横浜BLITZ
そんな感じがしないが、2008年12月以来約2年ぶりのキリンジライブ。
それだけ私のこの2年間は、個人的に激走して、あっという間であったということであろう。
もはや私の中では、パットメセニーと並ぶほど敬愛するアーティストがキリンジである。
その曲世界、歌詞世界はあらゆるアーティスト、文化人からも敬愛されている。
何が凄いって、ほぼメディアに露出せずに11年間やってきて、
「質」だけで、ここまでフォロワーを付けてきたことだ。
いっぺん虜になると、離れられぬ。
さて、セットリストです。
1.台風一過
2.夏の光
MC1
3.温泉街のエトランジェ
4.ホライゾン! ホライゾン!
5.Rain
6.セレーネのセレナーデ
MC2
7.星座を睫毛に引っかけて
8.秘密
9.Round and Round
10.嫉妬
11.都市鉱山
MC3
12.空飛ぶ深海魚
13.ブルーバード
14.ムラサキ☆サンセット
15.十四時過ぎのカゲロウ
16.あの世で罰を受けるほど
MC4
17.小さなおとなたち
18.アンモナイトの歌
アンコール
E1.悪玉
E2.Drifter
E3.さよならデイジーチェイン
☆相も変わらず全くパフォーマンス性のないステージである。
ステージ上は楽器が並べられているだけ。
MCもほとんどなく。
客をノせることもしない。
でも、いいんである。
客は大満足である。
曲が聴ければ良いのである。
かく言う私も米米クラブに代表されるような、
エンターテイメント性溢るるステージは大好きなのであるが、
キリンジに関してはまっっったくそれを要求しない。
聴けるだけで、泣けてくるのである。
これはある意味、アーティストにとって理想だと思う。
何もしなくても、生で演奏される曲を聴きたい人の前だけで演奏し、
パフォーマンスも必要なく、プロモーションすら殆ど必要としてないんだから。
☆その代わり、キリンジの曲は相当な演奏力が必要なので、
ステージ上の6人はキリンジの2人も含めて大変だ。
みんなが1人1役ではない。
みんなが「何でも演奏屋」である。
ベースもエレクトリック、アコースティックを駆使するし、
ドラムはパーカッション&コーラス兼務。
他のミュージシャンも、ギターを曲ごとに変えたり、
スティールパン、アコーディオン、ウクレレ、バンジョー。。。
さらにコーラスをやる。
大変である。
9月に発売されたばかりのアルバム「ボイエンシー」の曲は全て聴けた。
これだけで満足である。
「台風一過」「都市鉱山」「小さなおとなたち」最高だ。
「セレーネのセレナーデ」も曲の魅力を新発見。
長い曲だけに、音源で聞いていると真剣に曲と対峙しなければいけないのだが、
ライブだとスティールパンのタメも聞いて、その“間”が良い。
欲を言えば、古い曲をもう少し聴きたかった。。。
でも、アンコールで「Drifter」が聴けたのが大満足。
☆本日は今回のツアーの初日であった。
考えてみれば、初日を見に行く、っていうのはあんまり私は経験がない。
日ごと熟成されるので、僕はやはり千秋楽付近にライブへ行きがちである。
そんなわけなので、初日のバタバタ感が非常に出ていて楽しめた。
曲の入り出しを間違ったり、
歌詞を間違ったり、
アンコールにやる曲名を先に言っちゃったり。。。
☆ワケの分からん歌詞のように見えて奥が深く、
キリンジには人生をたくさん助けてもらってます。
今後もマイペースでの活躍を期待しております。
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