Live鑑賞 〜 Tower of Power Live at BlueNote Tokyo 2011

2011年10月5日。

Tower of Power Live at BlueNote Tokyo

Emilio Castillo(sax,vo)
エミリオ・カスティーヨ(サックス、ヴォーカル)
Larry Braggs(vo)
ラリー・ブラッグス(ヴォーカル)
Tom Politzer(sax)
トム・ポリッツァー(サックス)
Stephen “Doc” Kupka(sax)
スティーヴン・“ドッグ”・クプカ(サックス)
Adolfo Acosta(tp,flh)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)
Sal Cracchiolo(tp)
サル・クラキオーロ(トランペット)
Roger Smith(key,vo)
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)
Jerry Cortez(g)
ジェリー・コルテス(ギター)
Francis “Rocco” Prestia(b)
フランシス・“ロッコ”・プレスティア(ベース)
John “David” Garibaldi(ds)
ジョン・“デヴィッド”・ガリバルディ(ドラムス)

<セットリスト(違ってるかも)>
1.WE CAME TO PLAY
2.SOUL WITH A CAPITAL S
3.CAN’T YOU SEE (YOU DOIN’ ME WRONG)
4.CREDIT
5.DOWN TO THE NIGHTCLUB
6.MAYBE IT’LL RUB OFF
7.BELOW US, ALL THE CITY LIGHTS
8.YOU GOT TO FUNKIFIZE
9.A LITTLE KNOWLEDGE
10.JB MEDLEY
11.SO VERY HARD TO GO
12.WHAT IS HIP?
<アンコール>
13.I LIKE YOUR STYLE
<ダブルアンコール>
14.To Say The Least You’re The Most

 

自分の日記の履歴を見る限り、2007年3月以来4年半ぶりの
タワーオブパワーLive。
2005年、2007年と見て通算3回目。
久々だったわけですが、

一言。

音楽は気持ちいいものだ!

を体感出来た、とても満足できたライブでした。
ライブのクオリティが高いのは、
もう十二分に分かった上で行ったのにも関わらず、
それでも圧倒されました。

この4年間、CDとかipodとかTVとかでタワーを見ていたけれど、
やっぱり「生」は違う。
全然音圧が違う。
それをはっっっきりと痛感させられました。

冒頭からオールスタンディング。
もうとにかく「宇宙最強のファンクバンド」の異名に全く恥じぬ、
ノリノリぶり。

やる曲も分かっているのに、否、分かっているからこそ気持ちが良く楽しい。
そして、演奏者側も客も皆が楽しそう。
笑っている。
気持ちよく踊っている。

それにしても、メインのホーン隊は、
楽器が出来なければホンマにただのメタボのオッサンか、
農夫か、犯罪者か、ガチャピンか、まんまちゃんの様な人達なのだが、
ひとたび演奏が始まると、途轍もない演奏力。
“キメ”がビシビシ決まる。

逆にリズム隊はスリムで、
ベースのロッコさんなんかはホンマに病弱な感じは否めないのだが、
楽器を弾き出すと凡人が束になっても敵わないグルーヴ。

このキメとかグルーヴが、一朝一夕には出来ないんだわ。

僕は開演ギリギリで行ったので、
正面でなく横の席でしたが、
逆にデビッドガリバルディ(以下ガリさん)先生のドラミングを横からしっかりと見させてもらいました。


ヤマハのドラム、セイビアンのシンバルを鳴らし切ってはりました。
ガリさん、むちゃくちゃ上手いのに、決して出しゃばることをしません。

タワーのメンバーは、ちょうど東日本大震災のあった3.11にブルーノートでライブを行っていました。
あの「揺れ」の経験者。
3.11も演奏し、その後も可能な限りのセットを演奏し切り、
日本を去って行きました。
それから約半年を経て、再び日本のオーディエンスの前に現れてくれました。
彼らの気概は凄い。

タワーオブパワーのライブの為に仕事をし、
来日中の東京公演は仕事を休んででも全ライブを見、
日本のタワーオブパワーファンクラブの重鎮であり、
もはやメンバーに顔を覚えられている、
Iさんと久々の再会。

Iさんは震災の日もライブを見てます。
今回の東京公演は2日しかないので、
一昨日、10月3日の名古屋公演も遠征して見ている強者。

今日でタワーのライブ80回目(!)というそんなIさんもびっくりしていたのがダブルアンコール。
ダブルアンコールそのものが、今まで殆どなかった上に、
最後の曲終わりでメンバー1人1人がソロ吹いて去るという、
セッションの様な形になり、これは貴重とのこと。
最後はギター、キーボード、ベース、ドラムの4人が残されて収束して終了。

僕も、それぞれのメンバーのセッションは見てみたかったし、
とても貴重な場面に出くわしました。

そんなこんな、諸々ひっくるめて「気持ちよかった」ライブ、
なにげに今年のMVP候補のライブでした。


タワーのアルバムはむちゃくちゃ多いわけだが、文句なしに何度も聴いた痛快ライブ盤はこれ

SOUL BACCINATION LIVE

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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