Live鑑賞 〜 Ramsey Lewis Trio Live at BlueNote Tokyo 2008

2008年7月5日。

Ramsey Lewis Trio Live at BlueNote Tokyo


Ramsey Lewis(p)
ラムゼイ・ルイス(ピアノ)
Larry Gray(b)
ラリー・グレイ(ベース)
Leon Joyce(ds)
レオン・ジョイス(ドラムス)


僕がJazzに目覚めたのは中3の時で、最初はドラムのアートブレイキーから入っていったんだけど、
かなり初期に知ったミュージシャンにピアニスト、ラムゼイルイスがいる。


オトンが持っていたカセットテープ(!)だ。
なんとなく聞きやすくてちょくちょく聞いていた。
いわゆるジャズロックなどと言われるやつで、聞きやすいがドジャズでもない。


ラムゼイルイス自身は、ジャズ史に燦然と輝く!といったタイプではないのだが、
確実に名のあるミュージシャンである。


僕が東京に出てきて14年。
もう何度となくブルーノートで数々のミュージシャンを見てきていわゆる「まだ見ぬ強豪」は本当に少なくなった。


そんな中、ラムゼイは来日自体が11年ぶり、間違いなければブルーノートも初登場である。


初めて聞いてから約20年の時を経て、遂に目の前でピアノを弾いてくれた。


ゴージャスなピアノと言うべきか。
マッコイタイナーのように豪快でゴージャスでもないし、
オスカーピーターソンの様に明るい音色だけどあそこまでダイナミックでもない。
スタンダード曲をやるでもなく、ガチガチの4ビートの曲もほとんどやらない。
でも聞きやすい。


やっぱりそれは「ラムゼイルイスの音楽」だ。


基本的なピアノトリオ編成で、全員ネクタイ。
ひっさびさに正統派のピアノトリオジャズを聞いた感じ。
バンドとしても思ったよりまとまっていた。


ラムゼイ、73歳とは思えぬ元気さ。
アンコールはヒット曲であり、よく聞いたカセットの1曲目「The in crowd」。
もうこの曲を生で聞けただけで見た価値があろうと言うもの。
大人の客が多く、そして滅多に日本に来ないラムゼイがピアノを弾くだけでニューヨークの夜、な感じのクラブ内でした。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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