Live鑑賞 〜 Benny Golson Quartet Live at BlueNote Tokyo 2008

2008年9月25日。


Benny Golson Quartet Live at BlueNote Tokyo





Benny Golson(sax)
ベニー・ゴルソン(サックス)
Buster Williams(b)
バスター・ウィリアムス(ベース)
Mike LeDonne(p)
マイク・ルドン(ピアノ)
Joe Farnsworth(ds)
ジョー・ファンズワース(ドラムス)


最近恒例のブルーノートの太っ腹(単純に客が集まらなかったのか)、会員御招待に当たったので行ってきた。


タダとはいえ相手はベニー・ゴルソンである。


ゴルソンは、来年1月で御年80歳。芸歴50年以上。


アツいサックス奏者ではないが、この人はなんと言っても作曲者としてJazzのスタンダード中のスタンダードとも言える
「アイ・リメンバー・クリフォード」
「ブルース・マーチ」
「ウィスパー・ノット」
「ステイブル・メイツ」
「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」
などを作曲したことで有名であり、アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズの音楽監督をやって、ブレイキーを支えてきた。


ベースのバスター・ウイリアムスもブレイキーやマイルスの門下生であり、名人である。


さて演奏であるが、ここ最近のブルーノートでもここまでコッテコテのJazzはないんじゃないかというくらいドJazzであった。


全ての曲が、テーマ~ソロ回し~テーマ。
ウィスパー・ノット、アイ・リメンバー・クリフォードはやってくれなかったけど、
コルトレーンの「Mr.PC」。
フィリー・ジョー・ジョーンズの演奏が懐かしい「ステイブル・メイツ」
そしてパーカーの「ナウズ・ザ・タイム」


アンコールで「ブルース・マーチ」をやってくれた時にはちょっとウルウルきました。
なんたって約20年聞いてきた曲の作曲者が演奏してくれるんですもん。
そこに意義がある。


ドラムのジョー・ファーンズワースもさすがにウイントン・マルサリスのリンカーンジャズオーケストラに参加していただけあって名人。
ジャズドラムのお手本みたいな演奏。
シンバルはライドとクラッシュのみ。
タムは一つという超シンプルなドラムセットでした。


なにがびっくりしたってスネアの角度。
あないに足側に傾けてるスネアは見たことない。


ただ、
彼は白人で、やっぱり僕は黒人ドラマーの方が好きだなぁ。
なんというか、リズム感が違うのだ。


mixiのパットメセニーコミュで一部噂が立っていて皆浮き足立っていたが、
やはり年末年始にかけてメセニーはブルーノートに来るようである。
メンツは未定らしいけど、かなりエレクトリック寄りらしい。
おぉっとこれは、いよいよブルーノートでメセニーグループの初期の曲でもやってくれるのか
ライルメイズ、来てくれんかなぁ。
この大変な一年をメセニーに泣かしてもらって締めるか、
一年をメセニーから気持ちよく始めるか、さてどっち。


本日のカクテル「カリビアンドリフト」

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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