幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]
2008年12月5日。
DB III : The Dean Brown Trio featuring Will Lee & Dennis Chambers Live at Cotton Club 2008
ディーン・ブラウン(G)
Dean Brown(g)
ウィル・リー(B)
Will Lee(b)
デニス・チェンバース(Ds)
Dennis Chambers(ds)
約1年ぶりに丸の内コットンクラブへ。
金曜夜ということもあってか、なかなか混雑。
でも自分のように優待価格や招待の人も多いのでは。。。と思ってしまう。
客でフツーにつのだ☆ひろ氏が来ていた。
普段着でタダのおっさん(失礼!)である。
トイレにも平気で入ってくる。
大半の客の目当てはリーダーのブラウンよりもリズム隊であろう。
ウィルリー&デニスならば、世界でも屈指のリズム隊である。
他ならぬ僕自身もやはりデニス目当てであり、リズム隊目当てだ。
ディーンブラウン。
僕の中では、ライブアンダーなどのデビッドサンボーングループで、
足をカクカクブルブルさせながらギターを弾く人、という認識しかない。
パットメセニーを始めとして、なにげに僕のCD棚の中には「ギタリストもの」が多い。
でも、残念ながらディーンブラウンのものはない。
で、やっぱりこの日のライブを見て「う~~ん」となってしまった。
なんだろう?
基本的にはマイクスターン路線なのであるが、いかんせんテーマのメロもソロもスターンの方が良い。
スターンのテーマはメカニカルでリズミカルなものが多く、かっこいい。
そしてソロの構成が上手いというか、絶対にソロ中に「イク」。
ヘタすると何度も「イク」。
これはメセニーにも言えることである。「イク」のである。
だから見ていて気持ちよい。
ところがブラウンのは「イケない」のだなぁ。
本人は気持ちよさそうなんだけれど。
圧倒的にリズム隊に助けられている。
あとは、これは好みによるのだけれども、スターンなんかのソロなどは明らかにJazzのフィーリングに溢れている。
ところが、ブラウンのソロはなんともどっちつかずなのだ。
どっちかと言えばファンク系の人なんかな?
ジャズっぽくはない。かといってロックロックしているわけでもない。
僕はギターが全く弾けないので技術論に関しては何も言えないのだけれど、
フィーリング的にどうも好きになれないのはこのあたりが要因なのかなぁ。
ウィルリー。
実は初めて見たかも。
いや~~元気な人です。
ちょっとイメージと違った。
かなりふざけたりするのだが、絶対にグルーヴは崩れない。
簡単にやってそうに見えて、これはなかなか出来ない。
でも恐らく100%の力は出してないのよなぁ。
ラクーにやってる感じでしたわ。
10日にはニューヨークでオズノイのトリオ。
ドラムがキースカーロック。これの方が見たい。
デニス。
ほぼ一年前、クラブイクスピアリのランディーブレッカーバンドで見て以来。
あの時は、ハイラムブロックがギターでした。
あれだけハイラムは元気だったのに、突然死んでしまうのだから無常である。
さて、一年一度のデニス詣でと申しましょうか。
相変わらずのデニチェンドラムでした。
ソロがエグ過ぎる。
ソロ中、リズム崩しまくりなので、他の二人の方がタイヘンですわな。
でも、崩しまくっておいて、ものの見事に綺麗に収束させる所はさすがのデニスチェンバース。
こちらも100%の力は出してない。
もっとソロをやれる筈なり。
フュージョンとも、ロックとも、ファンクとも言えるライブでありました。
入場が遅かったので、ステージ横のカウンター側から見たけど、あれはあれでよいですな。
ラクに見られる。
出て5分も歩けば東京駅丸の内南口。
この近辺はどんどんビルが建っていき、ちょっと来ないとすぐに様変わりする。
今年の冬のイルミは冷たい。
が、綺麗だ。そして愉快だ。
コメントを残す