幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]
2011年6月11日 土曜。
Mike Stern Band Live at BlueNote Tokyo
Mike Stern(g)
マイク・スターン(ギター)
Randy Brecker(tp)
ランディ・ブレッカー(トランペット)
Tom Kennedy(b)
トム・ケネディ(ベース)
Dennis Chambers(ds)
デニス・チェンバース(ドラムス)
震災から3ヶ月となった11日。
原発にビビってキャンセルする海外アーティストが多い中、
スターンは毎年恒例でやってきてくれました。
と言ってもベースはもともとリチャードボナで、
ボナがキャンセルしたため、代わりはトムケネディに。
ボナに比べると正直1枚落ちのメンツでございます。
まず、そのトムケネディから書くと、
僕はあんまり彼を知らなかったけれど、
とっても良いベース。
ともするとボナのベースは、
ボナの人間+音のキャラが突出し過ぎていて、
他を食ってしまう事があるだけに(実際以前ボナとデニスのリズム隊のスターンバンドを聞いたが、あんまり相性は良くないと感じた)、
しっかりと屋台骨を支えつつ、ソロの時はゴリゴリと弾くトムは、
スターン+デニスに相性抜群。
安心して聞けたなぁ。
総じて、今回のスターンバンドの感想は、
近年の中でも突出したクオリティ。
これは、一重に“ランディの調子の良さ”による所が大きい!
ランディ、“死ぬ前のひと吹きか?!”と言えるほど、
吹きまくっていおりました。
最初にステージに立った時は「大丈夫か?」と思ったけれど、
いざ吹き出すと全開。
最後は「サムスカンクファンク」で、
近年にないくらい高速バージョンで聞けて大満足。
デニスも相変わらず絶好調。
なぜかこの日はメガネ。
すわ、老眼か?!
にしても、パワーは相変わらずで、
スリップの効きすぎたソロを「付いてこれるか?」とばかりに決めておりました。
ウェックルもいいけど、スターンにはデニチェンがやっぱり合うかな。
個人的には、ライオネルコーデューがドラムスのスターンバンドを聞いてみたいけれど、
恐らく日本だと客が呼べないから、デニスかウェックルなんでしょう。
スターンはいつも通り。
この人、本当に変わらない。
変わらないミュージシャンの典型。
でもそれが気持ちいい。
音楽も去ることながら、髪の毛も全然変わらない。
ビッシリ銀髪。
曲も全曲、前に聞いたことがある曲ばかりだったけれど、
それもまた良し。
とりわけこの日はデキが良かったこともあってか、
終了後、スターンライブにしては珍しく、
スタンディングオベーションまで巻き起こったライブでありました。
また来年!
コメントを残す