幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]
訃報。
マイケルブレッカーが逝ってしまった。。。
Jazz/Fusion系が好きでない人には馴染みのない名前でしょう。
グラミーウィナーになること11回。
とはいえ、日本人アーティストではJ-POPだけでもSMAPや吉田美和のソロアルバム、古内東子などなどに参加しています。
SMAPの「たぶんオーライ」の後ろでサックスソロを吹いているのはブレッカーです。
(ちなみにこの当時のSMAPのアルバムはバックがメチャメチャ強力な布陣です。)
テナーサックスの巨星でした。1発でそれと分かる音色。
大げさでなく、サックスを目指すものにとってチャーリーパーカー、ジョンコルトレーンに続いてフォロワーの多い人であり、壁になる人でした。
今朝訃報を知りました。かなりショックです。57歳。まだまだ一花も二花も咲かせられただろうに…。
骨髄異形性症候群という極めて治りにくい難病に冒されたのが2005年。
以後第一線から退き、闘病していました。
もう復帰はほぼ無理だろうとは思っていましたが、去年NYでのハービーハンコックのライブにゲスト出演したと聞き、少しは活動出来るようになったかと安心していた矢先の訃報。
Jazzジャイアンツが年老いて死んでいくのは目の当たりにしてきましたが、リアルタイムで全盛期を知っているアーティストではなく晩年を見たというアーティストがほとんどで、ブレッカーの様に’70年代のフュージョンブームの頃は知らないにせよ、ストレートジャズからリターンオブザブレッカーブラザーズでのフュージョン演奏など油の乗りきった時代を見てきた人が世を去るのは初めて。
ショックがでかいです。
最初に見たのは高校の時に名古屋ボトムラインかな。
そしてブルーノートでの数々のライブ、河口湖でのライブなどなどライブの思い出も色々あるし、なんだかんだ言って家には彼名義のアルバムのみならず、彼がサイドメンとして参加しているアルバムは枚挙にいとまがありません。
今日はブレッカーのアルバムを聴きまくります。
もういいアルバムが多すぎてなんとも言えませんがやっぱり僕的にブレッカーといって一番にくる曲は「Tales from the Hudson」の1曲目「Slings and Arrows」です。
さらばマイケルブレッカー。
様々なミュージシャンとの丁々発止のやりとりがもう聞けないのは本当に本当に残念だけど、天国でブイブイとブレッカー節を響かせて欲しいです。
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