幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]
2010年8月16日。
ROY HAYNES 85
& THE FOUNTAIN OF YOUTH BAND
ロイ・ヘインズ85
&ザ・ファウンテン・オブ・ユース・バンド
・Roy Haynes(ds)
ロイ・ヘインズ(ドラムス)
・Martin Bejerano(p)
マーティン・ベヘラーノ(ピアノ)
・Jaleel Shaw(sax)
ジャリール・ショウ(サックス)
・David Wong(b)
デヴィッド・ウォン(ベース)
☆昨年に続いて来日したロイヘインズ師匠を見に行ってきました。
昨年、ロイの楽屋にお邪魔する事が出来、
本人からスティックを貰い(そのスティックはさすがに使えないっす)、
「演奏は続けていって欲しい」と師匠から言われ、
当時は求職中だったため、音を出す事が出来なかったものの、
今年は、積極的に音を出して、ドラムセットの前に座る事が多くなってきました。
師匠のお言葉のおかげです。
☆85歳!
もはや、ドラム界の最長老の1人であり、
ジャズ界でも最長老の1人。
歴史に名を残すあまたのミュージシャンたちとセッションを重ねてきた人物。
そりゃあ、全盛期の様な叩きっぷりは求められません。
今のロイは、随分と「粗い」
テクニックだけなら、ロイより凄いドラマーは星の数ほどいる。
(ただし、ロイ独特の叩き方は、1940年代~考えてみれば、
かなり革新的だったと思う。
この叩き方に影響されて、多くのドラマーが新たな奏法を生み出し、
それがロイの孫世代、ひ孫世代にも多くの影響を与えている)
でも、時折見せる(今回はアンコールの1曲)凄まじい叩きっぷりは百戦錬磨で、
「あ、この人、まだその気になればチックやメセニーともやれるわ」
くらいに思いました。
なにしろ
「どこにそんなパワーがあんねん」
っていうくらい、凄い音量で叩く時があります。
腕は筋骨隆々です。
今年他界した私の爺さんと同じ年齢で、
ニューヨークから東京に来るだけでも大変だろうに、
ほぼ一週間連日ギグをするスタミナは、それだけでも凄い。
85歳でもバリバリ稼いでおります。
メセニー作曲の「QUESTION AND ANSWER」を聞けたのは嬉しかったです。
感涙ものですわ。
ロイ、叩き方は粗くとも、
元気でまだまだドラムの前に座り続けて下さい。
すでにレジェンドやけど、もっともっと高みを目指して。
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