袖触れ合うも多生の縁

偶然が因果を決めているのか、はたまた因果は必然か。

いろいろあって。

いろいろあって。

あれがこうなって。

これがああなって。

で、結局いまこうしている。

すべてが必然だったと思えるときは、現在が安定している時だろう。

同じ結果に向かう因果の上にいても、先行き不安だと必然として受け入れられない。

よく考えて、こうするしかなかったのだからもちろん後悔などする訳もない。

でも、こういうことを考えているのだから悩んでいるところもあるのだろう。

これもまた人生だなぁと思う月曜の朝。

完璧に幸せです!って言う人にはあまりあったことがなくて、

多分、私は多くの人よりもぶっちぎりに幸せなんだろうと思う。

けれど悩む。

人の何倍も収入があったころも悩む。

安定した社会生活にも飽きて、また悩む。

思いがあふれ、爆発してまた駆け出す。

気持ちだけが強いので、走り方は短距離走のそれ。

今たぶん、気持ちがぜいぜい言っているだろう。

歩きながら、呼吸を整えて前に向かう。

道ははるか遠い。

そういう気がしながら。

スタートダッシュの爆発的スピードで、実は結構ゴールの近くを歩いているのも

しばしば。

不況だとかいうけれど、まぁしかたがない。

20年も前から不況なのだ。

我武者羅に走ろう。

覚悟を決めよう。

あと35年もすれば私は灰になる。

圧倒的な人生を。

悩みをも愉しんで。

駆け抜ける。

一年前の私よりも、今の私ののほうがいいに決まってるではないか。

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