毎日。
暗いニュースばかりだ。
不況、不況と言われながら２０年間持ちこたえてきたこの国の経済も、

いよいよ深刻になってきている。

意思はなくてもじっと我慢さえしていれば、

とりあえず人並みの生活を送れる時代は終わりを告げた。

どんな職業について、どんな生活を送るにせよ、

人が生きて行くのにリスクがない生き方なんてない

と言う事に気づかなければならないのだ。

戦後の日本の繁栄は有史まれに見る奇跡だ。

その奇跡的な時代を基準に生きて行けば結果は見えている。

覚悟を決めて生きて行かなければならないのだ。

今、私は自分に言っている。

信念をもって生きて行かなければならないと思っている。

理屈で考えて自分を責める日々。

誰もが少なからず、そういう生活だと思う。

ある人は実現不可能なノルマを達成できないのは自分のせい。

またある人は、息子が学校にいかないのは自分のせい。

いじめられるのは自分のせい。

もちろん。その多くは自分のせいだろう。

けれど、マイナスに反省していれば物事が好転するものでもない。

人にとやかく言われても、自分の人生の責任は結局自分で取るしかないのだ。

人はそれぞれ環境が違う。

自分の置かれた環境のなかで、ベストを尽くすしかないのだ。

 

首都圏では毎日のように人身事故で電車が止まる。

誰かがまた、自殺したと思うと胸が痛むけれど誰にもどうする事もできないのだ。

今の時代がいいか悪いか。

 

考えようによってはいい時代なのだ。

医療技術。科学技術。文化。

どれもこれも人類の歴史の中で、一番素晴らしいはずだ。

 

ただひとつ。

ルールが変わった。

 

安定を前提に生きる事ができない時代になったのだ。

生活設計はもちろん必要なのは分かっている。

私が言いたいのは、信念をもって生きていかなければならないということだ。

あなたが今、いくつだとしてもあと１００年は生きられないはずだ。

誰もが残された人生を、できるだけHappyになれるように生きて行くしかないのだ。

 

本当に大切なことは誰も教えてくれない。

何ひとつうまくいかない時。

そういうときこそ、無計画でも暴走でも突き進んで行く精神が必要なんだと思う。

 

何もしない言い訳はたくさんあるのだ。

時間がない。

お金がない。

もう歳だから。

子供が。

親が。

 

一概にはいえないけれど、全部環境が揃っている人など今の日本にいるのだろうか。

 

経済。政治。科学。

いろいろ理論もあるだろう。

けれども、何がどうであれこの社会は人がつくっているのだ。

その原動力は科学ではないはずだ。

船があるから、海の向こうへいくんじゃない。

海の向こうへ行きたいから船があるんだ。

 

西洋の理屈はさておき。

今の日本にはまず、情熱が必要だと思う。