友人と道を歩いていたら、突然外国人に道を聞かれた。
英語が話せるかと英語で聞いてきたので、『少しだけ』と答えたらたくさん聞かれた。
友人と日本語で話していたところだったので一瞬とまどった。
英語モードではなかった。切り替えるのに数秒かかった。
友人は英語があまり得意ではない。
彼の前でいいところを見せたかっという心理もあったかもしれない。
道を教えて、少しジョークをかわして別れた。
どうやら友人には、少しキョドッた私の態度を見抜かれずに済んだようだった。
咄嗟の時に、おどおどせずに対応できるか。
別に相手が外国人だからという場合だけではない。
社会的に地位のある人や有名な人と、突然会話をする場面があった時。
その相手にふさわしい、失礼でない態度で振る舞い、かつ相手を楽しませられる人材でありたい。
咄嗟にウイットにとんだ気の利いたことを言うには、
経験や知識や社会性が必要だ。
それは、人間力というべきものかもしれない。
知識や考えはひけらかすものではない。
その人の立ち振る舞いやちょっとした会話からにじみ出るものなのだ。
あらためて、もっと勉強し、経験を増やさなければならないと思った。
賢ぶらない。
相手の地位に媚びない。
常に謙虚に礼儀正しく。
そして芯はぶれない。
そういう人になりたい。
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