日々の生活の中で、なかなか物事が身に付かなかったり結果が出ないことがよくある。
ふと、学生時代に読んでいた刑法の基本書を手に取って読んだ。
自分でも驚いたことにあの頃よりもスラスラ読めるし理解もできる。
ベンサムの功利主義が刑法に与えている影響もよくわかる。
ところが、わかっていたようであの頃は分かっていなかった。
これを思うに、きっと理解には時間がかかるのではないのかということだ。
小学2年生で九九を覚えられない子供はいても5年生ならば九九を言えないこはいないだろう。
その時々の理解はともかく、学習の結果がすぐに見えないタイプの人もいるのだ。
今の自分に当てはめると、目の前にある諸問題は時間が経てば解決できる問題だということだ。
ただ、今問題を解こうとある程度努力をしないと、いくら時間が経ってもその事柄についての結果はでない。
だから、目の前にある問題を少なくとも解決するべく努力をしなければならない。
たとえ結果がまったく見えないとしても。
出来るだけシンプルな努力。
テストがあるなら、機械的に暗記をしているうちに理解が生まれるだろう。
重要なのは理解してから覚えようとするのではなく、覚えながら自然に理解するまでなるべくシンプルに繰り返しそれを続けることだ。
難しく考えるよりも、極力シンプルに、できることからやっていく。
そういう事を継続することが必要だと思う。
できるだけ詰め込んで、あとは時間薬。
まるでワインを造るように。
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