僕が以前、宿に携わった仕事をしていた頃に感じていたことは、
「満足度やニーズというものは、人によって大いに違う」という、得てして当たり前の事です。
高級宿やホテルに行かれる方というのは「ただ寝られればよい」という発想では行きませんから、ニーズが多種多様になります。


温泉の泉質、離れがあるか、露天風呂付き(温泉風呂付き)客室があるか、
部屋食か、施設そのものの充実度、食材、周囲の観光地…etcetc。
ペットが泊まれる高級宿だってありますし。


自分のニーズにぴったりならば、あるいは期待値以上ならば、満足度は上がるだろうし、
他人の評価がどれだけ良くとも自分のニーズに合わない宿を選択してしまったり、
期待値が高すぎるとそれに沿わなければ満足度は下がってしまうものです。


そういった意味からすれば「満足度」が数値化されるというのは非常に難しいものです。
あれは一つの目安としては良いと思うし、全ての宿が満足度高を目指すべきだとは思いますが。。。
普段数字に弱い人ほど、宿選びの時に限って分かりやすい満足度数値に頼ってしまったり、
なかなか難しいものですね。


独断と偏見ですが、僕が思う「よい宿」の条件はというと……

・清潔感

・ロケーションが良い。あるいは悪くとも宿そのものにそれを補うだけの“何か”がある

・部屋の広さ。狭くとも広く見せる工夫がある。または、部屋そのものに価値ある“何か”がある

・朝食への創意工夫。夕食が美味いのは当たり前。滞在のほぼ最後を飾る朝食にどれだけ力を入れているか

・明らかに度を過ぎた注文でない限り、客のニーズに最大限応えようとする

・他に負けないと言える“こだわり”がある

・気持ちよくお金を払って帰れる

・滞在中から、もう一回来たいと思える


とまぁこんな所でしょうか。
これらのハードルをやすやすとクリアする宿というのはそうそうあるものではないと思いますが、
自分なりのそんな宿、を見つけていきたいものですね。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャンこのブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]

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