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ラーメン久保田 @荻窪
訪問 2014年6月6日(初訪問)


中華そば(味付玉子)

2009年10月まで15年住んだ荻窪だが、その当時にはなかったラーメン店。2年半前にオープンしたようだ。徒歩10秒くらいで荻窪の人気店 十八番があり、1分も歩けばこれまた荻窪の代表格 春木屋があるという、なかなかの激戦地にある。

先入観を抱いてはいけないのだが、何となく店名といい店構えといい、純粋な醤油の荻窪ラーメンの継承店なのかと思っていたら、着丼して一目見てさにあらず、と。画像を見てもらえば分かるがスープに濁りがある。醤油豚骨である。さらにモヤシ。。。

そしてスープを一口飲み「む?どこかで飲んだことがあるぞ。そうだ、ホープ軒本舗だ!」と直感した。丁寧に作られたホープ軒本舗の味だな、と。どうりでモヤシが合うスープなわけである。

先に来店していたお客さんが帰り、僕とスタッフさんの2人になったのでいろいろ話してみた。やはり、この店の店主はホープ軒本舗で修行をし、スープはそのレシピそのままらしい。ただし、素材を全て国産にしているとのこと。なるほど、確かに丁寧な味がするわけだ。ホープ軒本舗のスープはもっとはるかにジャンクな味がする。そしてホープ軒本舗より麺が細麺だ。製麺もホープ軒本舗でこしらえたものが送られているという。つまり独立して暖簾分けというわけではないけれど、関係は良好というわけ。

荻窪自体はラーメン店がひしめく激戦区だが、この丁寧な醤油豚骨味は他の店にはない味なので貴重。十八番や春木屋ともかぶることなく、丁寧に作られていて650円というのはお値打ち。

あっさりさと濃さがよくミックスされたスープに細麺が合い、ともすると水分で全体のバランスを破壊するモヤシも上手く配分されている。落ち着いて、丁寧にホープ軒本舗の味を楽しみたいならこの店へ。

昭和の場末のような路地に店はあり、店内はカウンターのみで狭いが、ハンガーなどもちゃんとあって清潔感OK。中華そばとチャーシューメン、それらのトッピングとライスのみで勝負している。ビールなども無いので、ラーメンとビールに餃子、みたいなお客さんは十八番へ〜。その辺りの連携プレイも実際行っているようで、棲み分けがきちんとなされている。

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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャンこのブログでは、私のライフワークである旅、滝めぐり、ラーメン食べ歩き、食レポート、温泉/旅館/ホテルなどについて、徒然に綴っています。→ [ 詳細 ]

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