さらばアバクロ

つい先日チャック・ローブが亡くなったと思ったら次はアバクロか…

ECMを代表するジャズ・ギタリスト、ジョン・アバークロンビーが死去

ぼくの場合はチャックローブよりもアバクロの方が「あぁ。。。」という思いが強い。
それはそのまま聴いている長さの差である。

アバクロは正直言って万人にオススメなど到底出来ない。
おそらく誰しもが「???これのどこがいいの??」となるだろう。

ところが、何というべきか、いったんこの麻薬に触れると「これでいいのだ」となるアーティストである。
ところがところが、さらに一言言っておくと、そんなぼくでも彼のみのライブを1時間や2時間耐えられるかというと「否」である。

これがジョンスコだったら同じ「浮遊系ギタリスト」でも全然「カッコええ」となるのであるが、アバクロはいかんせん不思議ちゃんというか、フリーぎりぎり一歩手前というか。
とにかくつかみ所がない。

そんなぼくが彼に取っついたのはThe Gate Way Trioである。
つまりジャック・ディジョネットのドラムありきで、そこから入っていった。
このトリオの「Homecoming」は高校時代から何度聞いたか分からない。
この曲だけはメチャメチャかっこいい。
今聴いても飽きない。
アバクロのソロに入ってからは、音を置いて行きながらどう発展させるか、つまり即興演奏の極致が垣間見れる(この盛り上がりはディジョネットとデイブ・ホランドの貢献が大きいけれど)。

そんな、長らく聴いてきたアーティストが逝った。
最前線でトップアーティスト!っていう柄ではなかったかもしれないが、紛れもない「アーティスト」だったと思う。
ディジョネットはFacebook上で彼の死を悼んでいる。
ぼく自身は何度かディジョネットのドラミングをライブで見てきているが、初めて見たのはThe Gateway Trioの旧ブルーノート東京であり、その時のディジョネットは、それはそれは楽しそうに演奏していたのを覚えている。
(マイルスやらキースジャレットと共演してきている猛者なのだから、それはアバクロとなら自由奔放にやりたい放題で楽しかろう、、というのはぼくの勝手な推測だが)

合掌。


Homecoming


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Writer:オーシャン

コラムニスト:オーシャン幼少の頃より音楽を始めとしたあらゆるエンターテインメントに触れる機会を持つ。学生時代はフュージョン系サークルにもプレイヤーとして所属。→ [ 詳細 ]

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